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北区の風景
北区は元武蔵の国の一部です。北部は埼玉県と接しています。山手線内の地域もあります。
1947年(昭和22)に成立した区です。
北区は縦長の地形を持つ区です。
人口は約34.5万人で23区では13番目です。面積は20.6㎢で11番目です。

市街地は王子、赤羽が中心地で、区役所は王子にあります。
交通の中心は赤羽になります。

区内の交通はJR京浜東北線、JR埼京線、JR高崎線、JR宇都宮線、
地下鉄南北線などが通じています。JR駅は10駅で、23区内では最多です。

区内の河川は荒川、隅田川、石神井川(音無川)などがあります。
王子には飛鳥山公園があり、園内には博物館が3つあります。
飛鳥山は徳川吉宗の時代に桜が植えられ、一般人も花見が出来る
場所となっていました。
ここは1873年(明治6)に日本で最初の公園に指定されています。
王子には音無川を軸にした音無親水公園もあります。

2017年1月に仲間との会合の前に王子に立ち寄りました。
時間はありましたが、博物館は月曜日で休館。残念ながら付近をぶらつく
だけで終わりました。

王子
王子は北区の市役所があり、施政の中心となっています。市街地中心にはJR京浜東北線、地下鉄南北線、都電の駅があります。
2017年1月に王子駅近くにある、飛鳥山公園、王子神社、音無親水公園を歩いてみました。
王子へ向かうJR京浜東北線に
乗車すべく、日暮里駅で京成線から
乗り換えました。

日暮里駅は2009年(平成21)に改装され、
右手の「エキュート」が開店しています。

王子駅前です。
都電王子駅前駅です。

都内で唯一路面電車が走っている
都電荒川線の路線のほぼ真中の
停留所になります。

この路線は殆どが専用路線で
道路との共用部分が少ないため、
残された経緯があります。
王子駅前から飛鳥山の間は
道路との併用区間となります。

荒川線では併用区間はここのみです。

明治通りを走行します。
王子駅の西寄りにある
「あすかパ-クレール・公園口駅」です。

駅前から飛鳥山公園の北口まで
無料でモノレールが運んでくれます。
2009年(平成21)に運行開始され、
北区が管理しています。
運航時間は午前10時~午後4時です。
山頂駅です。係のおじさんが
手持無沙汰そうに立っていました。

停車しているのが車両の「アスカルゴ」
です。
パークレール、アスカルゴ共に
公募名称です。


画面にポインターを置くと
「アスカルゴ」の全体とご覧頂けます。
北口から南方向へ向かう散策路
あすかの小路です。
この日は月曜日で人影は僅かです。

右手に見える屋根は「桜の賦の碑」です。


画面にポインターを置くと
碑の全体がご覧いただけます。
佐久間象山作の碑文が刻まれています。

桜の賦の碑の南寄りにある
「聖観音菩薩像」です。

彫刻家で日展参与の赤堀信平が
1976年(昭和51)に世界平和と
人類の幸せを記念して建立し、
北区に寄贈した銅像です。

赤堀信平は大正~平成に生きた
彫刻家で、日展参与でもありました。
朝倉文夫に師事し、1911年(大正10)
帝展に初入選しました。
飛鳥山(25.4m標高は認定されて
いません)の頂上にあるモニュメントです。
モニュメントには25.4mと記されて
いますが、公式標高はありません。
公園の南側にある児童公園です。

この辺りまで旧渋沢栄一邸の敷地で
あったようです。

月曜日ですが、母子連れが結構
遊びに来ていました。
土日は結構混みそうです。
児童公園内に展示されている
都電車両です。

同じ場所にある蒸気機関車D51の
展示品です。
1943年(昭和18)製の機関車で
1968年(昭和43)廃車されています。
総走行距離は194万キロです。

画面にポインターを置くと
正面の画像をご覧いただけます。
園内にある3つの博物館の内の
「紙の博物館」です。

この地区には王子製紙があり、
以前は王子駅南寄りに有った博物館を
この地に移したものです。

月曜日は休館日でした。
北区飛鳥山博物館です。

こちらも月曜日は休館です。
渋沢資料館です。

こちらも月曜は休館です。
曖依村荘(あいいそんそう)内にある
「晩香蘆(ばんこうろ)」です。

渋沢栄一が1879年(明治12)から
1931年(昭和6)まで当初は別荘として
後には住居として利用していた
曖依村荘は1945年(昭和20)の空襲で
建物の殆どを焼失しています。
その中で「晩香蘆」と下記の「青淵文庫」
のみが往時のままで残されています。
何れも大正期の小建築としてよく保存
されています。

内部も参観可能ですが、開館時間の
午後4時を過ぎたため、叶いませんでした。
「青淵文庫(せいえんぶんこ)」です。

上の「晩香蘆」と共に国の重要文化財に
指定されています。

庭園部分は無料で散策できます。
建物は入場料が必要です。
渋沢邸に有った茶席「無心庵」跡です。

この茶席は渋沢栄一が徳川慶喜の
名誉回復の為、伊藤博文などと
面会させた場所だそうです。

建物は1945年(昭和20)4月の空襲で
焼失しています。

画面にポインターを置くと
残された手水鉢もご覧いただけます。
「飛鳥山の碑」です。

この碑は徳川吉宗が飛鳥山を一般の
人々に開放したのを記念して、
王子権現社別当今輪寺の住職・宥衛が
1737年(元文2)に建てたものです。

碑文には吉宗の治政が行き届いていた
ことを記しているようです。
公園内にある時計塔です。
櫓式の和時計です。
能舞台をイメージした檜板敷の
ステージが園内に造られています。

このステージは有料で一般に貸し出し
されています。
観覧席は石敷きとなっています。
飛鳥山公園の北寄りにある
「王子神社」です。

創建は不明ですが、源義家が奥州征伐
の折に、この地に甲冑を奉納したと
伝えられ、1322年(元亨2)に当時の
領主・豊島氏が社殿を再興し、紀州の
熊野新宮の王子大神を勧請し王子神社
と称しました。

これにより村の名前も王子村となり、
現在にその名前が伝えられています。

傍を流れる石神井川がこの辺では
音無川と呼ばれるのも、紀州の地名に
よるものだそうです。
王子神社拝殿です。

徳川家康が社領として200石を
寄進しています。
紀州徳川出身の吉宗は度々訪れ
飛鳥山に桜を植えて寄進しています。

画面にポインターを置くと
神殿内部をご覧いただけます。
王子神社入口の西側にある
本郷通りに面した「北区役所」です。

本郷通が石神井川(音無川)を
横切る「音無橋」です。

画面にポインターを置くと
改修された音無橋の全景図を
ご覧いただけます。
音無親水公園の王子駅側です。

画面にポインターを置くと
反対側の親水公園と音無橋の
眺めをご覧いただけます。
王子駅(突き当り)に向かう
石神井川(音無川)です。
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