奈良・飛鳥
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西の京と言えば薬師寺と唐招提寺。西の京は元々平城京の西寄りを
指していましたが、現在は奈良市の西南に有る一地域の呼び名となって
います。この辺りには薬師寺、唐招提寺のほかに垂仁天皇陵があります。
今回はゴルフ会の前泊で半日を西の京で過ごしました。

薬師寺
薬師寺は天武天皇の開基により680年飛鳥に建立され、
その後、平城京への遷都により8世紀に現在の地に移されています。
世界遺産に登録されています。
薬師寺の北の入口
「興楽門」です。
南側にある
南門(重文)
と手前
乾川に掛る
瑠璃橋です。
中門と東回廊です。
1984年の再建です。
奥は東塔(国宝)
と西塔です。

→裏画面は
中門と仁王像
です。
金堂です。
1976年の再建
です。
本尊は
薬師三尊で
国宝に指定
されています。
堂内撮影禁止で
画像はありま
せん。
大講堂です。
2003年の再建です。
本尊は弥勒三尊です。
やはり撮影禁止となって
います。

左は東塔(国宝)
です。奈良時代から
残されている塔で
高さ34.1m。
一見6層に見え
ますが、1,3,5の
屋根は裳階(もこし)
になっています。
建設の時期は
諸説ありますが
730年(天平2年)
が有力です。

右は西塔で、
1981年の再建
です。

右端東回廊から
東塔、中門、金堂
の全景です。
西塔は水煙のみ
覗いています。
大講堂と下の
東院堂を含めて
「白鳳伽藍」と
称しています。
東院堂(国宝)
です。東回廊の
そばに有ります。
養老年間に建て
られた元のお堂が
973年に焼失。
1285年に再建
されたものです。
堂内の聖観音菩薩
像は国宝です。

→裏画面は
聖観音菩薩像(国
宝)です。堂内は
撮影禁止ですので
お堂の外から
撮影しましたので、
見ずらくなって
います。
白鳳伽藍の北側に
玄奘三蔵院伽藍が
あります。
内部には玄奘塔と
大唐西域壁画館が
あります。
玄奘塔は修理中
でした。
塔内に玄奘の像が
祀られていました。
壁画館です。
内部には平山郁夫
の大唐西域の壁画
13枚(2.2x49m)
があります。

西安の大雁塔に
始まり、嘉峪関、
高昌故城、須弥山、
バーミアン石窟、
デカン高原、
ナーランダの月まで
郁夫流青の強い
壁画が迫力満点で
迫ってきました。
孫太郎稲荷神社
薬師寺の南門を出て乾川を渡るとすぐにこの神社があります。
孫太郎稲荷神社と
言う名前の謂れを
調べてみましたが、
結局わかりません。
なんで孫太郎
何でしょうか。

休ケ丘八幡宮
薬師寺の駐車場と南門の間に有る八幡宮で薬師寺の鎮守とのこと。
薬師寺にお参り
する前に
八幡宮で身を清める
という作法が
あるようです。
寺院の方が神宮より
格が上と言うので
しょうか。
社殿は1596年
豊臣秀頼の寄進
したものだそうです。
唐招提寺
井上靖の「天平の甍」により鑑真和尚の話は結構有名になりました。
唐招提寺は759年その鑑真が開基した寺で、元は新田部親王の
屋敷を朝廷から譲り受けて開いたそうです。
境内案内図です。
矢印は写真の方向です。
南大門です。
八重桜の花越しに
金堂です。国宝です。
建立は8世紀後半。
この時代の金堂は
唐招提寺にのみ
残っています。17
講堂(国宝)と鐘楼です。
講堂は平城宮の遺構です。
鐘楼は再建されて
いますが、梵鐘は平安
初期のものです。
鼓楼(国宝)と礼堂(重文)
です。
鼓楼は鎌倉時代に再建
されています。
御影堂(重文)側面からの
眺めです。
前庭には右近の橘、
左近の桜が配置されて
いました。

→入口からの眺めです。
この日は御影堂には入場
出来ませんでした。
御廟と三暁庵を繋ぐ
土塀です。
新緑に中々の風情を
醸していました。
鑑真和尚御廟の入口に
趙紫陽碑がありました。
母国ではその名前は
抹消されている親日家の
名前が日本の古都に
残されていることに
感慨を覚えます。

瓊(略字は王へんに京)花
(けいか)は鑑真の故郷
中国揚州の花でアジサイに
似ていますが、花弁(実際
は額ですが)は5弁です。
瓊花です。
この日(4月25日)は
まだ花には早くて
殆どが蕾でした。
これは趙紫陽の手植の
物ではなく、御影堂横に
ある供華園の瓊花です。
中国仏教教会から
送られたものだそうです。

→花のみをご覧頂けます。
奥が宝蔵、手前は経蔵、
いずれも国宝です。
校倉造になっており、
手前の経蔵は新田部親王
邸に有った米蔵だった
そうで日本最古の校倉
です。
左戒壇、右蓮池です。
西のはずれで訪れる人も
多くありませんでした。
大和歴史の道
奈良市の史蹟を一回りするように歴史の道が作られています。
この道のほんの一区切りを周ってみました。
薬師寺北門から唐招提寺
へ向かう歴史の道です。

古い土塀が続く通りです。
道沿いの家に八重桜が
満開でした。
白い土塀が大和路に
似合っています。
唐招提寺から尼ヶ辻へ
向かう道です。
正面奥に見えるのは
宝来山古墳と
垂仁天皇陵です。


宝来山古墳の濠に
田道間守(たじまもり)の
墓があります。
(堀の中の丸い島)
田道間守は菓祖と
称されています。
垂仁天皇の命により
非時香菓(今の橘と
言われる)を探しに出、
見つけて帰った時には
天皇が崩御していたとの
話から菓祖とされ、
お菓子屋さんの信仰を
受けているそうです。
垂仁天皇陵入口です。
垂仁天皇は第11代の
天皇で、古墳は前方後円
形式になっています。

→垂仁天皇陵です。
番外・奈良ロイヤルゴルフクラブ
奈良県のゴルフ場では奈良国際に次いでプレー回数の多い
ゴルフ場です。殆ど何時も桜の季節にプレーしていますが、
近くにある吉野山には残念ながら未だに一度も訪れていません。
1番のティーグランドと
9番のグリーンです。

4月初めは奥の林が
桜で満開になります。
10番ホールと18番ホール
です。
今回、10番ではバンカーを
越えて左の池に入って
しまいました。
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