第4石窟の仏像 
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第4石窟は第9石窟同様北周( 557〜581)に造られ、唐代、宋代、明代、清代にそれぞれ修復されています。
この石窟は別名「散花楼」とか「上七仏閣」とも称されています。回廊部分は31.4mあり、七つの龕があり、
その内部に現在残る立体塑像は85体あります。さらに、壁面などに残された仏像の影像は700余体あるそうです。
回廊部分の両端の阿修羅像の横には柱が立っていますが、もともとはこの柱に支えられた崖閣があったと推定されています。
石窟の上部は崩落した崖の跡が残されています。
第4窟の回廊部分です。

両側に阿修羅像が立ち、7つの
龕(ずし・がん)
が並んでいます。
夫々の龕には仏像の塑像が安置
されています。

また、表側にも
仏像のレリーフ的な
彫り物が施されています。
回廊の反対側です。
阿修羅像はスタイルが違います。
龕の表側はこのように掲額と
扉がついています。7つの龕は
ほぼ同じ形ですが、掲額のない龕も
あります。
上の龕の内部です。

7体の立体的塑像と壁画で満たされて
います。

北周の塑像で顔はふくよかに造られて
います。
べつの龕の仏像群です。
回廊の両側の阿修羅像の上部に
置かれている塑像です。
洞内は彩色が施されています。
内の天井部分の壁画です。
回廊部分の天井にも格子天井に
彩色が施されており、元はきっちりした
廊下の天井があったことを示しています。

また、削られている箇所が見えるのは、
天井部分が滑落した証でもあるでしょう。
天井に描かれた壁画です。
修復され、一部だけが残っています。
第4窟を下から眺めています。

柱の跡がよく見えます。また、天井部分が
崩れた様子がよくわかります。

第4窟の左側は第5窟になります。

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