ワット・プー遺跡
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ワット・プーは、聖なる山リンガパルバータ(リンガの山)の山麓に築かれたヒンドゥー教の寺院です。
2001年に世界文化遺産に登録されています。寺院全体が山麓部、中間部、山腹部の三つで構成されています。
駐車場は日本の協力で建てられた紀念展示館にあり、展示館を見学後、ミニバスで山麓まで行き、
そこから徒歩で、中間部、山腹部へと登って行きます。
山腹部にある本殿の左右には聖泉や動物の彫刻など、7〜12世紀の遺跡が散在しています。
展示館
ワット・プーへの入口です。
ここからは徒歩になりますが、
展示館からワット・プーの入口まで
バスが運行されています。
展示館です。日本の経済協力で
建設されたものだそうです。
内部は発掘された遺跡や、写真・図画の
展示が行われています。
基本的には内部の撮影は禁止ですが、
ごく一部のみ撮影許可されています。
展示物の一部です。
寺院で発掘された仏像です。

信者からの供え物が並んでいます。

手前にあるお供えがラオス独特の
マークベンです。
バナナの葉とマリーゴールドで
作られています。
展示物の一つですが
何の彫刻家判りませんでした。

仏様には間違いないのでしょうが。
展示場前から眺める聖なる山
「リンガパルバータ」です。

この山の麓にワット・プーがあります。

ここからはバスで麓まで行きます。
ワット・プーの配置図です。

展示館から中央の参道入り口まで
バスで移動します。

手前の大きなバライはバスで素通り
します。

中間部はそれ程急な坂ではありませんが、
山腹部は石段と急な坂道になります。
山麓部
参道手前の広場で遊ぶ牛たちです。

のんびりした風景です。
バライの傍でも牛が遊んでいます。

バライ(聖池)はクメール様式の人工池で、
大海を表現するとともに、稲作の灌漑施設
としても利用されていたそうです。
バライの水は乾季でも涸れることは
ないとの事です。
山腹部から眺めるバライです。
水のある場所が大バライ、その手前
広場になっている場所もバライです。
丸い池になっています。

一番手前には北宮殿が眺められます。
バライの岸辺には幹の白い木が
立っています。
何の木かガイドさんに聞きましたが、
彼女も知らないようでした。
マキのような木でした。
中間部
小さい方のバライです。こちらのバライには
水はありません。
隣のバライも中央の丸い池以外は
同様に水がありません。多分、
意図的に水を抜いているのでしょう。

正面に石段と本殿が眺められます。
後ろの山はリンガパルパータです。
参道にはリンガの塔が並んでいます。
ガイドさんは「これはリンガではない」と
言ってましたが、どう見てもリンガにしか
見えません。
リンガの塔の一つです。
リンガはシバ神のシンボルです。

奥にはバライの中の池に咲く
蓮の花が見えます。
中間部の中央には大回廊が
向き合って立っています。

こちらは北宮殿です。

アンコール朝時代の11世紀の
建築のようです。

画面にポインターを置くと
内部の廊下部分をご覧いただけます。
北宮殿の西側から眺める
ワット・プーの本殿と石段です。
北宮殿の向かいに建つ
南宮殿です。建て方は同じです。

北が男神殿、南は女神殿と
言われています。
回廊の先にはナーガと呼ばれる
竜族の王ムチャリンダ像が立っています。
釈迦が悟りを開いてブッダになる瞑想の間、
釈迦を守りつづけたと言われています。

5頭のものと、7頭のものがあります。
こちらは5頭です。
別の場所にあるナーガ像です。

こちらは7頭です。
ナンディン宮殿跡です。

ここからアンコールワットへ続く道の
入口なのだそうです。
山腹部
中間部を過ぎると石段に出ます。

この石段は壊れかけていて、
危険だと言う事で、登攀禁止に
なっています。

左手に仮設階段が設けられています。

階段を上ると十字型テラスに出ます。
階段を上った所に立っている
仏像です。
十字型テラスにたたずむ門衛神
「ドバラパーラ」です。

像の横に門の跡があります。


門から本殿に向かう道です。

両側にドークチャンバ―(プルメリア)の
並木が続きます。

奥に山腹部の7段テラスが見えています。

画面にポインターを置くと
ドークチャンバ―の先の石段を
ご覧いただけます。
見た目以上に急な坂になっています。
7段テラスを登ると本殿です。
本殿の入口には左右に門衛神の
彫像があります。

テラスには11段の石段があり、
全部で77段登ることになります。

画面にポインターを置くと
内部の仏壇をご覧いただけます。

本殿はクメール様式で造られて
います。。
本殿の右後ろにある
石像です。

中央にシバ神、左右にビシュヌ神と
プラマ神が彫り込まれています。

この石像の写真は展示館にも
置かれています。

岩の後ろは一段高い祠堂と
なっています。
本殿の左後ろには大きな岩と
その下に洞窟があります。

洞窟内には祠堂が設けられています。

画面にポインターを置くと
洞内の祠堂の様子をご覧いただけます。
洞窟には聖水の湧き出る聖泉が
あります。

地元の子供たちでしょうか、
聖水で遊んでいました。

画面にポインターを置くと
同じ洞窟内の別の聖泉も
ご覧いただけます。
こちらは水が出ていませんでした。
本殿の北側にある仏像です。

ヒンドゥー教と仏教の混成です。
本殿の北側にある建物跡です。
僧侶の道場のようです。

画面にポインターを置くと
宿坊跡もご覧いただけます。
本殿北側の山にある象岩です。
大きな岩に象が彫り込まれています。
宗教的儀式にも使われたのでしょう。
前に祈祷用の備品が並んでいます。
こちらは蛇岩です。
これは「鰐岩」です。

何でこれが鰐と言う感じですが、
ワニ岩です。ここで生贄の儀式が
行われたともいわれています。
本殿前のテラスから眺める
ドークチャムパーの花が満開です。

奥に見えるのは南宮殿(回廊)です。

画面にポインターを置くと
階段下にいる僧侶をご覧いただけます。
階段の途中で僧侶たちが休憩
していました。
多分、タイから観光に来た僧侶でしょう。

写真撮っていいか聞いたら、皆さん
ポーズをとってくれます。
奥にドークチャンパーの並木、
手前もちらほら咲きのチャンパーです。

並木の下が最も厳しい上りの石段に
なっています。
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