托鉢と朝市
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敬虔な仏教国であるラオスでは、黄色い袈裟に身を包んだお坊さんが一列になって歩き、沿道に並ぶ人々から一握りの
ご飯を受け取る托鉢(たくはつ)というセレモニーが毎日行われています。
ルアン・プラバンの街にある寺院の僧が毎朝托鉢に出かけます。数人の行列から十数人の行列まで、寺院の規模により
僧侶の数も異なります。我々は朝5時半に一番多くの僧が通ると言われる場所で、おこわとお菓子を施させてもらいました。
ただ、様子が判らず、最初の行列にほとんどのおこわを施したため、後の行列には一つまみづつになってしまいました。
なお、行列の撮影にはフラッシュ使用は禁止されていて、2月の早朝の暗さでは行列の写真はなかなかうまく撮れませんでした。

托鉢見学の後、近くの朝市を訪れました。最貧国と言われるラオスとは思えない品物の種類と量がありました。
喜捨をする側は、お坊さんに足先を
向けないように、靴を脱いで膝立ちに
なるのですが、今は観光客用に、小さな
イスが用意されており、最近は地元の
人まで(高齢の人などは)イスを使い
始めているそうです。

手前の籠にあるのが喜捨用の
おこわとお菓子です。
篭の上にある布は肩掛け用です。
僧侶を待つ土壁の奥には寺院が
あります。
八角星形のライトが点いています。

狛犬の表情が面白いです。

画面にポインターを置くと
塀の上からの眺めもご覧頂けます。
朝5時半になると行列が始まります。

写真では明るいですが、実際は真っ暗な
状態です。

フラッシュなしではどうしてもぶれます。

両肩まで袈裟をまとった上位の僧侶を
先頭に行列が続きます。
後ろを行く僧は皆片肩を露出しています。
修行僧の証です。
次の僧列を待つ現地のおばちゃんです。
やはり椅子に座っていました。

仏塔の前の二人連れにお供え用の
品を売るおばさんです。
タイから来たお坊さん連れの団体さんです。

ラオスではタイやベトナムから大勢の
お坊さんが観光に来て、朝の托鉢に
喜捨するそうです。
お坊さんがお坊さんに喜捨する場面は
多分、ラオスでしか見られないのでは
ないでしょうか。

ガイドさんは観光坊主と呼んでました。
お寺の入口にいたおばさんには
犬が喜捨を求めていました。

お手をしています。

二人の両側にあるバケツは
托鉢で喜捨を受けたお坊さんが、
鉢が一杯になると、中身を此のバケツに
空けて行くのだそうです。
バケツのおこわ(左の赤いバケツ)や
菓子類(右の青いバケツ)は
近隣の住民が必要に応じて頂くのだ
そうです。

こうして 毎日一定の食糧が手に入るので、
ラオスには物乞いがいないのだそうです。

そう言えば、東南アジアの国の中で
物乞いに一度も出会わなかったのは
ラオス位でしょうか。
托鉢見物の場所に近い
民家の様子です。

植え込みも素晴らしく、家もしっかりした
建物です。
やはり国旗と党旗が掲げられています。
朝市の入口です。
ワット・マイに近い場所の朝市です。

この様な屋台や売り場が700mほど
続いています。

色々な商品が並べられています。
食品が多いですが、日用雑貨も
一部置かれています。
左は岩のりやかりんとうなどを袋入りで
売っています。どちらかと言えば観光客
目当てでしょうか。

右はもち米を売っています。色々種類が
あるようですが、見た目には区別できません。
左は生きたニワトリを売っています。

右はバナナの花や菜っ葉類を売っています。
生姜やトウガラシ、ミニトマトなどもあります。
左は豆や菊の花、瓜などと卵、干し魚まで
並んでいました。奥にはバナナ、マンゴー
なども並んでいます。

右は魚の店です。川魚のようです。
魚をさばいていました。
左は竜眼やパブリカの他にお寺で放す
小雀の籠も並べています。
この籠は功徳を積むため、寺院で篭から
小雀を放つお供え物だそうです。

右は若い筍を売っています。奥には卵の
店もあります。
左はキノコを売っています。
その奥にサンダルも並んでいます。

右は茄子、トマト、玉ねぎ、バナナの花
などを商っています。朝早くから子供も
お手伝いに出ています。
左はおこわと餅状のものにココナツの
粉を振ったようなものをバナナの葉に
包んで売っていますファーストフードの
原型でしょうか。

右は焼き魚、ソーセージ、焼き鳥などを
売っています。
左はたこ焼き風の物を焼きながら売って
います。

右はこのような食堂も設けられています。
朝ごはんを食べる人達がいました。
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