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	カイディン帝廟は1925年没のカイディン帝の 墓所です。約6年かけて建築したこの墓所は ヨーロッパ風の高い塔が建っています。 カイディン王朝はフランスの影響を受けて いたことで知られています。 ただし、中国文化も無論のこと残っていて、 帝廟の前には兵馬俑のような兵士の像が 安置されています。 更に、インドヒンズーの影響も受けて、 まさに複合文化の結晶となっています。
	正面階段には龍の彫り物が施されて います。
	階段を上がると石碑が有ります。 これらの建物は全て煉瓦の上に セメントで固められています。
	上の建物の両側に西安の兵馬俑風 彫像が並んでいます。 傍に有る塔は西洋風になっています。
	正殿（啓成殿）はバロック様式の コンクリートの建物です。 外面の装飾も手が込んでいます。
	啓成殿を横から眺めています。 黒ずんでいるのはカビの所為でしょう。
	内部は金綺羅金になっています。 陶器やガラス器を壊してモザイクに しています。 内室全面にモザイク模様が描かれて います。
	中央には金箔のカイディン帝の 像が有ります。この下に帝の遺体が 埋められているそうです。 阮朝の皇帝の遺体の場所が明確に なっているのはカイディン帝のみで、 他の皇帝の遺体の埋葬場所は 判っていないそうです。
	壁面の絵画です。 春夏秋冬の絵が描かれています。 右の壁の門のすぐ傍の梅の絵の 幹はビール瓶の破片で造られており、 当時の日本製の「さくらビール（現アサヒ）」の 瓶が使われているとの事です。
	これがその「さくらビール」の 瓶の破片です。
	帝廟は小高い山の上にあり、 天気が良ければ眺望も楽しめる 場所のようです。
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