ミーソン遺跡
 元のページへ戻る
ミーソン聖地はホイアンの西、バスで約1時間ほどのクンナム省ミーソンにあります。
ミーソン聖地遺跡は、フランス統治下の1898年にフランス人が発見し、数次に渡ってこの聖地の
発掘調査、修復、補強などがなされました。
その一方、フランス統治時代には盗掘を受け、美術品の多くが失われました。
またベトナム戦争では アメリカ軍の空爆を受け、大半の遺跡が破壊されてしまいました。
発見当時は約70棟もの建築物が
あったそうですが、ベトナム戦争が終わった1975年には約20棟しか
残っていなかったと言う事です。
4〜13世紀に建設されたチャンパ王国の聖地跡のミーソン遺跡は、王とシヴァ神を祀るために多くのレンガ造りの
祠堂が建てられました。初期に建設されたものは現在は殆ど残っておりませんが、8〜13世紀に建てられた
遺跡群が広がっており、ホイアンの街並みと同じく1999年に世界文化遺産に登録されました。
チャンパ王朝では 王位を継承すると新しく寺院を建立するのが通例となっていたため、この地には
現在AからHまでの 9ヶ所前後の遺跡群が存在しますが、僅かにBとCのグループにしかその面影は残っていません。
8世紀から13世紀にかけて造られた塔や祠堂などの建造物は、グプタ様式や先アンコール期の影響が見られます。
建造物にはセメントや漆喰などの接着剤を使った形跡が無く、煉瓦の接着は蜂蜜とサトウキビの油を使ったそうで、
当時の技術力の高さを物語っています。
ホイアンからミーソン聖域に向かう途中の
ベトナム中部の農村風景です。
稲は三期作まで行けるようです。
こうしたお寺が沿道に幾つもあります。
お寺の名前はベトナム語ですが、
門の聯は漢字です
慰霊塔です。ベトナム戦争での
犠牲者の慰霊碑とお墓です。
激戦地であったことを想起させます。
トゥボン川の上流です。
岸辺で牛が遊んでいますが、
その周りはゴミだらけ。
増水した際に川からゴミが押し寄せる
ようです。
世界遺産のミーソン遺跡の入り口です。
この辺りはミーソン聖域と呼ばれます。
入場者数を確認するため、ここで車を
降ろされ、徒歩で橋を渡ります。
どの車も同じです。車は空で渡ります。

橋の入り口に世界遺産の標識が有ります。
ミーソン遺跡の概念図です。

遺跡は全部で9か所に分かれています。
このうち、入場が出来るのはA、B・C・D、
E・Fの三地区のみで後は未整備で
入れないようです。

比較的整っている遺跡はB・C・Dなので
観光客はこの地区のみ見学します。
もし、すべてを見るとするとジープかカートを
利用するようです。

今回は徒歩でBCD地区まで行きました。

図の中でC6は4世紀、C5は7世紀、
B1は11世紀のものだそうです。
一部の祠には入場でき、出土品の展示を
しているところもあります。

C地区へ向かう途中に休憩所があり、
ここで、定期的にベトナムの民族芸能の
催をやっています。
入口の橋からB・C・D地区へ向かう途中に
H地区の遺跡の一部が見られます。
ご覧のように、未整備で入れません。
ミーソンとは「美しい山」の意味で、
特に、正面の山はフェニックス(だったと思う)
と呼ばれているとの事。
遺跡に相応しい形の山です。











下の写真はB・C地区のほぼ全域です。
左が最も古く4世紀、中は7世紀、
右は11世紀の建造物です。
遺跡の入り口付近にあるシバリンガです。
是でも、この地域がヒンズー教の聖地で
あると判ります。

チャンバ王国はヒンズー教を国教と
していました。

このシバリンガの溝から水が垂れることで
農作業の開始の時期が判ったとの事です。
左の手前からC地区のC7、C6、C5の
祠跡です。いずれも4世紀の頃の建設です。
この地域で最も古い遺跡です。
左はC1です。C地区のメインの遺跡です。
少し塔屋が崩れてますが、ほぼ完全な
状態で残されています。
7世紀の建造です。
左がC3の祠堂です。7世紀に造られ
内部は展示室になっています。

手前に大きな柱が横たわっていますが、
ここにさらに大きなお堂が有ったと
思われます。

右手に見えるのは11世紀に造られた
B1の祠堂で、大理石が利用されています。
D3の祠堂です。

画面にポインターを置くと内部が
ご覧いただけます。
何も置かれていません。実際は内部は
真っ暗です。
多分半円形のレリーフだったのが、
爆撃で上部が欠けたのでしょう。

ヒーンズー教らしいレリーフです。
奥に見えるのはA地区の遺跡だと思います。
時間がなく立ち寄っていません。
D1の祠堂です。
内部は展示室になっています。

展示品
B地区のメインの建物です。
11世紀の建造でアンコールワットの
造りにも似ているとの事です。
上の写真の反対側から見たものです。
左のメインの建物の上部は白っぽく見え
ますが、大理石を使っているとの事で、
この地区ではこの祠堂のみです。

手前の穴ぼこはベトナム戦争時代に
落とされた爆弾の跡だそうです。
C地区近くの休憩所ではベトナム民俗芸能を
定時に見せてくれます。
15分間ほどの踊りと演奏です。

画面にポインターを置くと
笛の演奏場面をご覧いただけます。
 元のページへ戻る