氷溝丹霞の風景
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氷溝丹霞は、粛南県康楽郷にあり、張掖市から52kmのところにある丹霞地貌の公園です。
この公園の地貌は、典型的な宮殿式を持つ丹霞地形で、雄大です。概ね、大きな地形には説明板があります。
隆起した地形が長年の風雨の浸食により、様々な形の奇岩となってそそり立つ景観は圧巻です。
氷溝に存在する隆起した地形は独特で、多種多様に存在しています。ただ、すべてを見ることは不可能ですが、
時間の許す限り眺めてきた風景です
「氷溝丹霞」の案内図です。

氷溝丹霞の入口からシャトルバスが出ています。
ここは小西天景区と大西天景区に分かれており、
小西天景区を見た後は1号服務区に戻り、大西天景区への
シャトルバスに乗って、2号服務区まで行きます。

夫々の天景区では結構歩きます。
でも、次々と現れる奇岩や豪快な岩壁を眺めていると、
ついつい歩いてしまいます。

東洋のモニュメントバレーと称される所以でしょう。
「氷溝丹霞」の入口です。

上図のように氷溝丹霞は小西天景区と
大西天景区の二つに分かれています。

この入口から入ってバス停から
シャトルバスで小西天景区へと向かいます。
入口の反対側の崖に滝(人工)が
ありました。何かの水源になっている
かもしれませんが、詳細は不明です。
入口を入ってすぐにバス停があります。

小西天景区へのシャトルバスです。
大型バスが配車されています。

画面にポインターを置くと
バスの全体をご覧いただけます。
シャトルバスから降りて少し歩くと
この岩に出会います。

「神駝迎賓(神の駱駝がお客様を
お出迎えする)」(風蝕岩)との
説明書きがあります。

軟硬質な岩石層が風化の速度の
違いにより、形成された典型的な
老年期の砂岩地貌だそうです。

画面にポインターを置くと
正面からの岩の様子もご覧頂けます。
見上げると、圧倒的な迫力で
迫ってくる岩です。
恰もビルを建設したような、
自然の造形力に脱帽です。
「桃園三結義」と名付けられた岩です。
三人の英雄豪傑が盃を酌み交わして
同盟を誓っているような形状なのだ
そうです。
見る方向で随分と形状が変わります。

画面にポインターを置くと
説明板に書かれた説明の絵を
ご覧いただけます。
左手は桃園三結義です。
その右手方向に恰もビル街の如き
岩の列が望めます。

下の川は帰りに歩く道です。
「玄武門」と名付けられています。
恰も鬼神が門を抱えており、左端の
長蛇がこれを守るが如き形に
なっています。

別名「神蛇鎖江」とも呼ぶそうです。

紫紅色砂岩と砂礫を挟んだ礫岩から
形成された岩壁で高さ50m、幅80m
あります。
左が「玄武門」で、東方向に
色々な形状の風化された砂岩の
壁が続いています。
こちらは父親の帰りを待つ、妻(奥)と
子(手前)の岩柱です。
「望帰石」と名付けられています。
展望台から眺める小西天景区の
景観です。
人の歩いた跡が道になっています。
「七女峰」と称する高さ50mの岩壁です。

恰も7人の少女が被り物を被って
並んでいるように見える岩峰です。

少女の頭部は砂岩から出来ており、
胴の部分は泥岩と砂岩の層になって
います。
上から見えていた川を歩いて
シャトルバスの停車場まで戻ります。

下からの眺めは上からとは異なった
雰囲気の岩山となります。

両側の植物は岩山に生えている
ブッシュと同じものです。

ところどころに花も咲いています。
画面にポインターを置くと花が
ご覧いただけます。
上図の岩壁の行列です。

左から二番目の岩壁は「陰陽柱」と
称されており、男性・女性の性器を
表わしている岩になっています。

画面にポインターを置くと
「陰陽柱」の拡大画面をご覧頂けます。
一旦、最初にシャトルバスを降りた
場所まで戻ります。

ここから再びシャトルバスで、
大西天景区へと向かいます。
大西天景区へ行くバスは少し小型の
この様なバスです。
座席ごとに扉が付いています。
大西天景区の見ものの一つである
「祁連トーチ岩」です。

よくまあ、細い根元が倒れないものだと
思います。
「鷹頭岩」です。

右の岩に嘴のような部分があります。
後ろの岩と重なって見難いですが、

一本の柱状の岩です

「盧浮魅影」(ルーブルの誘惑)と
名付けられた巨岩構造です。
ルーブル美術館をイメージした
ものでしょう。

左端のほうにある柱で横を向いた
人のように見えるのは、エジプトの
ファラオ(王様)と呼ばれています。



「ヒキガエルが夕霞の中に立つ」と
名付けられた岩柱です。
中央左側の岩が恰もヒキガエルが
座っているように見えます。

大西天景区の風景です。

山の尾根の道や階段を上り下り
しながら周囲の景観を楽しみます。
展望台から眺める景区です。
氷溝丹霞の岩の組成は
この様な泥岩、砂岩と砂礫から
形成されています。

雨水で表面が簡単に削らる部分と
固くて削られた難い部分があり、
その結果が氷溝丹霞の景観を
作り出しのだそうです。
氷溝丹霞の入口にある売店で
胡麻飴を作る実演をしていました。

店のお兄ちゃんに言われて、小生も
杵で飴を打ちました。
腰の入った打ち方だとお褒め頂きました。
残念ながら写真はありません。
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