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大仏寺は西夏時代に創建された甘粛省最大の西夏建築です。現存する建築物は大仏殿、蔵経閣、土塔の三つで、 大仏殿の内部には中国で最も大きな釈迦牟尼の寝仏像が安置されています。寝仏の後ろには迦葉、阿難等釈迦の 十大弟子の像があり、仏殿内の南北両側には十八羅漢像が立っています。 大仏寺の創建は1098年(西夏永安1)で、始めは「迦葉如来寺」と呼ばれたそうで、元代には十字寺、明代には宝覚寺と 呼ばれ、清代に勅命によって宏仁寺となったそうです。普通には大仏寺と呼ばれています。 マルコ・ポーロは、この大仏寺について、東方見聞録に記しているそうです。 |
大仏寺の前にある公園です。 |
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「和諧楽土」の掲額の掛かった 石門です。奥に大仏寺の門が見えます。 |
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大仏寺の山門です。 | |
門を入ると両側に鐘楼、鼓楼と その間に牌坊が立っています。 |
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牌坊を入ると正面に「大仏殿」が 見えます。 涅槃像を収納する為に建てられた ものだそうです。 建物の間口は11間、奥行きは9間、 高さは20.2mです。 |
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大仏殿の掲額です。 | |
大仏殿の入口の扉にはこの様な 絵が描かれています。 鳳凰のようです。 隣の入口は扉が開いていますが、 恐らく、竜の絵が描かれてるのでしょう。 下図は門の両側の壁に懸けられている 石刻画です。 |
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堂内はほとんど明かりがなく、真っ暗に なっています。 正面に涅槃像が置かれていますが、 肉眼ではかすかに見える状態です。 |
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資料から拝借した涅槃像の全体図です。 長さは34.5m、肩幅は7.5mの室内に ある涅槃像ではアジアで最大の木胎泥塑の 釈迦牟尼涅槃像です。 背後の壁画は十大弟子像です。 |
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室内には数々の像が飾られています。 左は壁画部分です。壁画の右手には 十八羅漢などの像が並んでいます。 右の像は仏像ですが、名前は判りません。 黒いボードが像の名前かと思いましたが、 礼拝だけで福を得られるので、みだりに 賽銭等を投げ入れるな、との説明書でした。 |
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左右の像も仏像ですが名前は分かりません。 写真では明るくなっていますが、実際は 肉眼で見ると、何とか像の様子がわかる 程度の明るさです。 |
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「蔵経殿」です。大仏殿の後ろにあります。 蔵経殿の後ろに見えているのは土塔です。 所謂パゴダです。 |
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