|
元のページへ戻る |
雷臺公園は武威市の北寄りにある公園で、その中心は雷臺漢墓です。1969年に地下から後漢晩期の墓が発掘されたました。 出土品は231点にも及び、なかでも飛燕を踏んで駆ける銅馬「馬踏飛燕」は見事な造形で、シルクロードの象徴となり、 古代中国の青銅器の中でも名品中の名品といわれています。実物は蘭州の甘粛省博物館に展示されており、 公園内にはサイズの拡大されたレプリカの展示品があり、漢墓内には同じサイズのレプリカが展示されています。 また、漢墓の煉瓦塀に囲まれた上に雷臺観という道教の寺院が立っています。 公園は結構広くて、ほかにも見るべきものがあったようですが、時間の関係で雷臺漢墓と雷臺観のみを訪れました。 |
雷臺公園の入口ゲートです。 駐車場は園内にあるため、ゲートは 車に乗ったまま通過します。 この門は公園内から見た門です。 |
|
入口を入ったところに奔走馬を乗せた、 高い塔が立っています。 足元にはツバメが踏まれていて、 「馬踏飛燕」と称されています。 この名前は当地を訪れた郭沫若が 名付けたといわれています。 画面にポインターを置くと拡大した 奔走馬をご覧いただけます。 |
|
奔走馬搭を奥へ進むと、灯篭のような モニュメントのある場所を通ります。 奥には発掘された青銅製の馬車などの レプリカが並べてあります。 |
|
「銅車馬儀杖俑」のレプリカです。 漢代の制作で、全部で99件が出土 しました。 この俑は、39匹の銅馬、1頭の銅牛、 1輌の斧車、4輌の軺車(展望車)、3輌の 輦車(れんしゃ・手押し車)、2輌の小車、 3輌の大車、1輌の牛車、17名の兵士像、 28名の召使の女性から形成されています。 実物の大きさは車輛は36cm、馬の背丈は 40cm、兵士、召使の像は19.5cm~ 24cmと極小さいものです。 |
|
左は正面から眺めた画像です。 右は側面から眺めています。 先頭の馬が「馬踏飛燕」像です。 シルクロードのシンボルになっています。 |
|
左は後ろから眺めた画像です。 右は後部を横から眺めています。 |
|
「雷臺観」の入口です。 正面の石段を登ると道観(道教の寺院)に 石段手前で右に折れると雷臺漢墓へと 向かいます。 |
|
階段下にある「雷臺漢墓」の 石碑です。 |
|
雷臺漢墓の土塀です。 煉瓦に泥を塗りつけたものらしいです。 中央に見える標識はこの場所から 漢墓が見つかったとの説明版です。 画面にポインターを置くと説明版が ご覧いただけます。 |
|
土塀の東側です。 こちらに漢墓への入口があります。 左手奥に見えるのが一号漢墓です。 |
|
「一号漢墓」の入口です。 漢墓内の墓道は長さが19.34mあります。 内部には「銅車馬儀杖俑」の実サイズの レプリカが置かれています。 画面にポインターを置くとレプリカを ご覧いただけますが、暗い場所で フラッシュなしの撮影で、画像がぼけて います。 |
|
「二号漢墓」の入口です。 内部には墓道の先に部屋があるだけで、 特に展示品などはありません。 部屋は前室、中室、後室の三室で、 夫々の部屋に左右の耳室が付いています。 天井は木組みになっています。 この構成は一号漢墓の内部も同じです。 画面にポインターを置くと 内部の墓道をご覧いただけます。 |
|
正面の階段を登ると雷神を祀る 「道観(道教の寺院)」があります。 ちょうど漢墓の真上になります。 |
|
山門です。「歩雲」の掲額があります。 |
|
「三平門」です。 掲額は「風起雲蒸」となっています。 明代の建築ですが、焼失し、1933年に 再建されています。 |
|
雷神の祀られている本堂です。 掲額は「雷霆万钧」です。雷神を称賛する 言葉のようです。 雷霆とは激しい雷鳴のことです。 お賽銭を入れたら、道士が鐘をゴーンと 打ち鳴らしてくれました。 画面にポインターを置くと 横から見た全体像をご覧いただけます。 |
|
雷神と部下の塑像が並んでいます。 右手は四侍士のうちの二人です。 |
|
反対側にある、四侍士のうちのもう二人の 塑像です。 |
|
門を入って左手にある建物です。 建物の説明書きがありましたが メモし忘れです。 左側は文昌閣、右は財神殿の額が 掛かっています。 |
|
上図の隣にある「元辰殿」です。 屋内には下図の仏像が並んでいます。 |
|
「三星斗姆殿」です。 明代の創建ですが、焼失し、1933年 (民国22)に再建されています。 洞内には下図の塑像が並んでいます。 |
|
左は仏像への入口です。 右はその内部です。 並んでいる塑像は福、禄、壽の三体です。 これを三星と称しています。 |
|
三星の傍に並ぶのは八仙です。 | |
道観の一番奥にあった建物です。 内部に石碑があり、手前には仏像が 並べられています。信者が持ち込んだ 仏像のようです。 |
|
境内には若い家族連れがいました。 和やかな雰囲気を楽しみました。 |
|
山門の裏側です。 門の奥に見えるのが「雷臺観」入口門です。 |
|
元のページへ戻る |