上海博物館 
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上海博物館は上海市政府の南側、上海の中心に位置する人民広場という広大な公園内に位置しています。
貴重な数々の文物展示にも関わらず、入場料が無料です。上海では変わった形の建物が多く見られますが、上海博物館の
外観もまた印象的。円形に半円2つが付いた建物は、古代中国の宇宙観を表しているそうです。
展示品は、世界的に評価の高い青銅器、陶磁器、書、絵画、彫刻、印章、銭弊、家具、少数民族の工芸品等幅広い
コレクションを誇り、展示品の量はかなりのもので、しっかり見れば結構な時間が必要です。ざっと見ても数時間は必要でしょう。
上海博物館の正門前です。

博物館のロビーです。
4階から眺めています、
先ずは4階まで昇り、「古代貨幣館」に
入りました。

館内はフラッシュの利用をしない限り
撮影の制限はありません。

ただ、薄暗いのと、ほとんどがガラス窓
越しの撮影で、鮮明度には欠けます。

古代貨幣館では春秋時代の刀幣から
中華民国の紙幣まで、数多くの貨幣が
展示されています。

下段左は銅銭の打ち抜き金型です。
下段中央は日本の銀貨、銅貨も展示
されています。
同じフロアーに明清時代の家具が
展示されています。

明清時代の部屋のモデルに家具が
並べられています。

写真下段の上・左は家具用の木材で
かりんや黒檀、紅木などの見本も
並んでいます。
明代の潘允徽と言う人の墓の副葬品
として出てきた木彫りの人形と家具です。

人形は当主が出掛ける折の行列の
様子が作られています。
左奥の家具は明代の家具の研究資料に
なっているそうです。

1960年に出土しています。
4階の古代玉器館とは別の入口に
「何鴻卿玉器館」があります。

入ってすぐの所にある
玉の筒か柱です。
結構大きなものです。

下の写真は玉の製品が各種展示
されています。
3階にある「邵逸夫絵画館」です。

邵逸夫は香港のメディア王と呼ばれた
人物で慈善家であったそうです。

恐らく、彼の所蔵していた書画が
ここに展示されているのではと思いますが、
確かではありません。

書については古代書法館があります。

3階の「秦力人、朱仁明印章館」です。

館内には各種各様の印鑑が展示
されています。

篆刻に興味のある方には垂涎の
展示室でしょう。

印鑑の印影や金属、玉などの印材で
作られた印鑑が数多く展示されています。
印鑑の展示室はこんな感じの展示です。
2階の「暫得楼陶瓷館」です。
陶器や磁器の展示室です。
暫得楼陶瓷館は胡惠春氏の
個人コレクションをもとにしたもので、
清代の官窯作品が多く展示されています。

別の「古代陶瓷館」の表示の
入口もあります。
2階にある古代陶瓷館は石器時代から
近代までの各種陶磁器類が展示
されています。主に唐代の作品や
景徳鎮の製品が多いです。
上段左・中央、左側ともに唐代の
作品です。

右上の陶器は甘粛・青海の馬家窯の
彩陶です。
こちらは乾隆帝が好んだ景徳鎮の
窯で作られた陶磁器で、この頃には
大量生産のシステムも形成されて
いたようです
 
1階にある「古代彫塑館」です。

古代からの彫刻塑像を展示しています。

矢張り仏像関連の彫刻が多いです。
 
 「千佛石像」です。
小さな窪みに仏像が彫り込まれています。
1階の青銅館ですが、ここは時間の関係で
入りませんでしたが、紀元前18〜紀元3
世紀に造られた、世界的にも評価の高い
青銅器が展示されているそうで、ちょっと
残念な思いです。
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