抱返り渓谷 
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抱返り渓谷は東北の耶馬渓と称され、両岸の原生林と岸壁にかかる滝や独特の青い渓流がとても美しく、
新緑と紅葉の名所だそうです。名前の由来は、地形が非常に急峻で狭隘なために、人がすれ違うときに、
互いを抱き合って振り返ったことに因むといわれています。
今回は時間の関係で神の岩橋から戻りましたので、渓谷らしい景観は見られずじまいでした。滝も見られません。
游歩道の入口に「抱返神社」があります。雨乞い、龍神・水分神・養蚕の守護神として多くの人の信仰を得ているそうです。

渓谷の入口です。

すぐのところに抱返神社があります。

渓谷へはこの鳥居を通ってゆきます。
「抱返神社」です。

画面にポインターを置くと
社殿の拡大画面をご覧頂けます。
社殿内には奉祝天皇陛下御即位の
飾りがなされています。
社殿の横には絵馬堂があります。
立派な絵馬が奉納されています。
神社から数分で玉川に出ます。

川に架かる吊り橋が見えてきます。
「神の岩橋」です。秋田県では
最も古い吊り橋です。
玉川の流れは玉川温泉の酸性水の
影響で水の色が青く見えます。

最近は中和されているとのことで、
昔ほどは色が青くないそうです。
つり橋を渡り切ったところに
「神の岩橋」の説明板があります。

「この吊り橋は、秋田県では最も
古い吊り橋で大正15年(1926)に
完成しました。抱返り渓谷入口の
象徴として、昔からその美しい姿を
碧水(へきすい)の水面(みなも)に
写しています。この神秘な橋の名は、
旧神代村と旧白岩村から一字づつ
とって名付けられたといいます。
真に神秘の渓谷にふさわしい名称
ともいえましょう」(秋田県仙北市)
玉川の橋の上流の眺めです。
河原から眺める吊り橋です。
橋から約1kmほどのところに
「回顧(みかえり)の滝」があります。

往復で40分ほどとのことですが、
自由時間50分では如何ともしがたく、
バスのガイドさんは行かないでくれとの
事でした。
神の岩橋から抱返神社に戻ります。

右手の碑は佐藤貞子顕彰碑です。
彼女は田沢湖町神代の生まれで、
民謡「秋田おばこ」の生みの親なのだ
そうです。

大正11年、東京上野で開催された
平和博覧会に出演し「おばこ節」を歌い
全国芸能競演会で一位となりました。
この「おばこ節」に秋田をつけて
「秋田おばこ節」としたそうです。
「玉川先賢彰徳碑」です。

玉川の源流には強い酸性泉があり、
そのため、玉川は魚も住まない毒水と
呼ばれていたそうです。
先賢たちがこの川を何とかしようと
私財をなげうっていろいろ工夫をした
そうです。

そうした先人を顕彰するため、1938年
(昭和13)に建てられた碑です。
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