|
船旅・クルージング 日本の風景 トップページ |
2019年5月24日から6月2日まで横浜港発着の旅客船「MSCスプレンディダ」で函館から秋田、金沢、韓国・プサン、 佐世保、徳島と周遊してきました。横浜港の大黒埠頭から出航し、大黒埠頭へ戻るジャパネット高田の募集型10日間 クルーズです。客船は2009年就航のパナマ船籍の船で、全長は333.3m、全幅37.92m、総トン数137,936トン、 乗客定員4,363人と結構大型船です。 運行会社MSC(Mは地中海の意)はイタリア系の会社だそうで、イタリア色が色々なところで出ます。 今回の乗客は約3,500人とのことで、レストランはディナーが時間・テーブル指定制、朝夕はフリーながら営業時間は短め、 ビュッフェは20時間フリーながら、食事時には常に満席状態で、テーブル確保が大変な状況。食事だけが難点でした。 函館、金沢、佐世保は何度か訪れた場所のためオプショナルツアーには参加せず、ジャパネットの手配している循環バスを 利用して自由行動しました。秋田、プサン、徳島は夫々今までに行きそびれている場所をツアー参加で観光しました。 ツアーは時間が限られゆっくりと回ることも出来ず、結果的には自由行動の方が満足度は高いと言う結果になりました。 以下、日程に順じて航程をご紹介します。 |
日程と航路です。 各地での行動では下船に30分以上かかり、 出港の30分前には帰船することが必要です。 1~2日目の横浜~函館と7~8日目の 佐世保~徳島は終日クルーズとなります。 この日は船内で色々な催しが予定されていて、 乗客を飽きさせないような工夫がされています。 カジノには今回入らず、ミニボーリングも余り 大したことがなく、1回だけ投げただけでした。 ボールが小さく、投げにくくガター連発です。 |
|
我々の乗船チェックイン時間は13:00~15:00と指定されています。 11時~13時、15時~17時の3グループに分けての乗船だったようです。 佐倉を昼前に出て、みなとみらい線元町・中華街駅で下車、山下公園へと向かいます。 |
みなとみらい線元町・中華街駅の 山下公園口出口です。 ここから左手奥に進むと山下公園です。 |
|
山下公園の「石のステージ」と 「水の階段」です。 |
|
公園の中にテント張りの受付が設けられています。 ここでパスポートと乗船券のチェックがあります。 持っていることの確認だけです。 |
|
大黒埠頭へのシャトルバス乗り場です。 ひっきりなしにバスが来ます。 |
|
横浜市営バスも駆り出されています。 | |
山下公園から大黒埠頭へ向かう首都高湾岸線 ベイブリッジから見る大黒ふ頭に着岸している 「スプレンディダ」の姿です。 |
|
大黒埠頭です。 外国籍船になるので、船内は外国です。 ここで出国手続きが必要になります。 |
|
出国の税関チェックです。 | |
通関が終わるとクルーズカードが渡されます。 これが船上での身分証明でもあり、キャッシュカード でもあり、キャビンのカギにもなります。 緊急時の集合場所が「D」ポイントです。 11024はデッキ11の24号室の意味です。 夕食はデッキ5のレストラン「ラ・レッジャ」が 指定されています。卓番号は566番、席は自由で 時間が17:00からとなります。 (後の組の人は19:30からです)。 乗客はみなこのカードをホルダーに入れて 首からぶら下げています。下船した時も同じ船の 乗客であることが一目瞭然となります。 |
|
いよいよ乗船です。 タラップを上ると外国です。 入口ではカードが必ずチェックされます。 これはどこの港の上下船時でも必ず 行われます。 |
|
乗船すると船内での「クルーズ説明会」が 行われます。 乗船時間にあわせ1日に3回行われ、 翌日の午前にも行われます。 会場はデッキ6・7吹き抜けの劇場です。 |
|
その後にはキャビンに入るとすぐに 緊急避難訓練が行われます。 自室にあるライフジャケットをもって カードに記されている集合場所へ行きます。 これに参加しなかった方は翌日呼び出されて 実施させられるそうです。 |
|
船上では日が暮れ始めています。 デッキ14にあるプールです。 この船ではデッキ14に2ヶ所あるプールのみで 他のデッキにはプールや休息できる甲板は ありません。 最上階のデッキ18にはハイグレードのメンバー 専用プールがありますが、一般客は入れません。 また、プールサイドのお店は飲み物主体で 軽食などがありません。 ごく一部の軽食以外は基本的にデッキ14の カフェテリアのブッフェのみです。 前回のクルーズ船には結構あちこちにブッフェ があり、いつでも軽い食事ができたのですが… プールの奥のステージとスクリーンは野外劇場で ここで映画の上映やラジオ体操、ダンスレッスン 等が行われます。 |
|
暮れ行く横浜港ベイブリッジを後にして 本船は函館に向け出港します。 |
|
乗船すると落ち着いたところで夕食が始まり、食後は一休みの後、 劇場でのエンターテイメントが開催されます。その後も、夜遅くまで催物があります。 |
|
横浜港から函館港までの間はノンストップで36時間の航海です。 朝食から丸一日船の中で過ごします。 |
|
3日目の朝に函館港に入港します。函館は何度か訪れており、オプショナルツアーには参加せず、 フリータイムとしました。家内の意見で今まで訪れたことのない「香雪園」を訪れることにしました。 人も少なく、近隣の人との会話も楽しめ、結果良しの選択でした。 |
|
秋田もあちこち行ってるので、取敢えず、行ったことのない「抱返り渓谷」へのツアーに 参加することにして、ツアーで立ち寄る田沢湖遊覧船乗船と昼に郷土料理を食べることにしました。 |
|
4日目は金沢港へ入港します。金沢も自由行動にしました。金沢駅まで循環バスで出て、 駅からは市内バスを利用して「ひがし茶屋街」「兼六園」「金沢城公園」を回り、 最後は近江市場に出て、軽く昼食後、循環バスで本船に戻りました。 |
|
前日16時に金沢港を出港した本船は13時に韓国・釜山港に到着しました。 釜山広域市は、大韓民国南東部に位置する広域市。韓国第2の都市です。 |
プサンは対馬海峡に面し、古くから日本と朝鮮半島とを結ぶ交通の要衝として栄えてきた港湾都市です。 首都ソウルに次ぐ韓国第二の都市として、政治・経済・文化の面で重要な役割を担っています。 プサンは初めての訪問でもあり、オプショナルツアーで回ることにし、午後半日のスケジュールなので、食事などは省き、 観光地一か所を訪れることにしました。何か所かのプランのうち、海東龍宮寺へ行く事にしました。帰りに市場見学もついて いますが、これは軽く流すことにしました。 |
|
佐世保市は長崎県北部の中心都市で、長崎県では長崎市に次いで2番目、 九州では9番目に多い人口を擁しており、県庁所在地ではない「非県都」としては比較的 大きな規模を持つ都市であり、国から中核市及び保健所政令市の指定を受けています。 |
|
今回の旅程では、いよいよ最後の寄港地・徳島です。 徳島・小松島港は徳島市より南にあります。小松島赤石港への入港です。 徳島ではオプショナルツアーで「かずら橋」へと出かけました。 |
徳島県へは久しぶりの訪問になります。徳島市内へ出ることも考えましたが、今まで「かずら橋」には行けてないので、 大歩危・小歩危は素通りして祖谷渓へと向かうことにしました。うず潮観光もありましたが、行き難そうな場所にしました。 |
|
朝7時の集合で、早めのスタートとなりました。 距離的に、バスの乗車時間の長いトリップになります。 殆どが車窓からの観光です |
|
吉野川支流の祖谷川にあり、全長は10kmにも及ぶ渓谷です。高さの高低差もさることながら、 降水量も多いために樹木が生い茂り、隔絶された深山幽谷の景観を呈しています。 また一帯は平家の隠れ里としても名高く、山麓にへばりつくように住宅が点在しています。 |
|
祖谷で昼食の後は、小松島港へ一直線です。最終乗船時間が 15時ですので、それまでに港へ戻らなければなりません。途中では 往路と同様、上板PAで小休止はありました。 |
|
十日間の船旅も最終日。いよいよ下船です。デッキの階数や部屋の偶数奇数で 下船時間が決まります。朝食を済ませて、下船順の集合場所で待機します。 荷物は前日の零時までに部屋の前に出しておくと税関の前まで運んでくれます。 |
本船は三浦半島の沖合を 航行しています。 海の銀座と言われる東京湾の 入口で、いろんな船と行き交います。 コンテナー船ってこんなに詰めるんです。 |
|
三浦半島の左端は観音崎灯台、 その右の塔は海上保安本部の 交通センターです。 右手の丘には防衛大学も見えます。 |
|
大黒ふ頭に近づきます。 いよいよ下船準備です。 |
|
左側舷側からは「横浜ベイブリッジ」が 見えます。 |
|
MSCスプレンディダとも いよいよお別れです。 |
|
大黒埠頭に着岸です。 | |
下船後は横浜中華街に出て、 昼食はこの店の小籠包を食べて、 土産に肉まんを買って、今回の旅を 終わりました。 |
|
クルージング 日本の風景 | トップページ |