エウフラシウス聖堂 Eufrajizeva Bazilika
 元のページへ戻る

初期の聖堂は4世紀に造られています。この聖堂は教会のみならず、色々な建物が含まれ
複合建造物と言われています。礼拝堂から続くモザイクはかっては当地の大邸宅の名残で、
現在も中庭に残されています。
現在の聖堂はエウフラシウス司教の手で553年から約10年かけて建てられたもので、
壁のモザイクはビザンツ人の親方の手により、床のモザイクは地場の職人の手で作られています。
建物は6世紀に造られていますが、鐘楼は16世紀のものです。
1997年に世界遺産に登録されています。


メインストリートのデクマヌス通り
から少し入ったところに
エウフラシウス聖堂の入り口が
あります。
入り口にはこの聖堂の売りでもある
モザイクを模した案内板がありました。


入ってすぐのところにアトリウム(回廊)が
有ります。
この建物は6世紀のものです。
天井は木質になっています。
回廊には6世紀の頃に飾られていた
モニュメントが並んでいます。
柱の部分は大理石になっています。
形状はパームツリーになっているそうです。
見上げると鐘楼と八角形の建物が
望めます。
八角形の建物は洗礼堂です。
この反対側に聖堂があります。
三つの建物が一列に並んでおり、
これらが世界遺産に登録されています。
上の写真の反対側を望んでいます。
聖堂の外観が見えます。
この壁面の左から二番目、三番目に
ろうそくの絵があります。
左は3本、右は4本です。
左は神を表すそうです。
右は人間です。
ろうそくは水、火、空気、そしてもう一つ
地面?メモが読めません。
人にとって大切なものを表しています。

回廊には6世紀の頃の遺物が
展示してあります。
柱、壁面、床板などなど。
壁面に飾られていたであろう
モザイクです。
外には6世紀の頃の邸宅の跡が
残されており、その家にあった
モザイクの床が残されています。

画面にポインターを置くと
モザイクをご覧いただけます。
上の場所から聖堂へ至る途中に
エウフラシウス司教のお棺がありました。
床には古いモザイクが施されていて
保存されています。
聖堂の正面、聖壇です。
手前にあるのは天蓋です。
天蓋は1277年に造られています。
いずれも素晴らしいモザイクで
飾られています。
正面奥の部分は
エウフラシウス司教を讃えるモザイク画が
並べてあります。

天蓋の柱は6世紀に使われていた柱を
そのまま使っているそうです。
上部のモザイクはキリストと十二使徒です。
キリストは「私は神の光である」と書かれた
書を持っています。
他の使徒たちもそれぞれ何かを持っています。
下の段にはキリストを抱く聖母マリアが中央
にそばに大天使と聖人が並んでいます。

上部の丸の中には中央に神の羊、周囲には
殉教した12人の聖女が描かれています。

下の天蓋の正面は受胎告知が描かれて
います。
壁に描かれていた絵ですが、
何を表わしているか忘れました。
聖堂の全景です。
側廊と内陣を分ける柱は
ギリシャから運ばれた大理石で
造られています。
柱の上の壁は漆喰壁です。
柱は18基あります。
ゴシック様式などから比べると
シンプルですっきりした作りになっています。
司教室の床下には
昔のモザイク床が展示されていました。
昔は一段低かったようです。

画面にポインターを置くと
別の床もご覧いただけます。
聖堂への出口と言うか入り口と言うか
出入門です。
                                           ページトップ  元のページへ戻る