べルヴェデーレ宮殿
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べルヴェデーレ宮殿は左右対称の優美なバロック建築です。
雪で白一色の庭園も悪くはないですが、やはり庭園は花一杯の時期が良いと思えました。
広々とした庭園はいくつもの区画に分けられ、それぞれが趣向を凝らしたガーデンアートになっているようです。
この宮殿は二つに分かれており、メインの上宮はオーストリア・ギャラリーとしてクリムトなどのオーストリア絵画を
展示しています。庭の向こうに見える下宮は中世とバロックの美術館になっています。
今回はクリムトの「接吻」を中心に鑑賞しました。内部の写真は禁止されていますので、外観のみの
画像となっています。

べルヴェデーレ宮殿は
市の中心部より少し南寄りにあります。
大きな庭園と上、下に分かれる
宮殿があります。
上宮への入り口です。
上宮へのゲートです。
ゲートの左側が通用門に
なっていました。
上宮の前庭です。
池は完全に凍っていました。
冬場は庭の保護のためか道路から
庭の中には入れませんでした。
ここでもクリスマスマーケットが
開かれていました。
庭園からのウイーン市街の眺めです。
少し靄っていて見難いですが、
正面の高い塔は大聖堂です。
137mの塔は高いです。

ポインターを画面に置くと
庭がご覧いただけます。
庭園の入り口には上半身天使の
ライオン像がありました。
庭の配置もなかなか凝ったものです。

ポインターを画面に置くと
彫像を拡大してご覧いただけます。
宮殿の庭側です。美術館への
入り口となっています。
建物に入ったところです。
白亜の内装です。
上の写真の階段下を通り抜けた
先にあるロビー部分です。
左手に少し見えるのは売店です。

柱の彫刻も素晴らしいです。
上の写真の右寄り部分です。

この場所も門衛が戻ってきたら、
写真撮影を制止していました。
ちょっとラッキーだったかな。
小学生の高学年でしょうか。
美術鑑賞に来ていました。
クリムトの絵なんかも判るかなぁ。
作品は撮影禁止なので、
絵葉書からの借用です。

クリムトの「接吻」です。
クリムトは1862年にウイーンで
生まれています。
1897年にウイーンで保守派の画家に
対抗する分離派が結成され、クリムトは
初代の会長になっています。

クリムトは北斎の影響も受けていると
言われています。
この絵も金箔がふんだんに利用され、
豪華ながら暗い絵となっています。
土色の部分は墓、あるいは地獄、下の
花のような部分はパラダイスを表し、
女性の顔は能面で、衣装の赤色が
女性を表し、短冊状の黒い模様は
男性を表している、とのガイドの説明が
ありました。

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