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ヴィース(wies)とは、ドイツ語で草原の意味で、まさしく草原の牧場です。この教会は1983年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。 外見は、何の変哲もない教会ですが、中に入るとその華やかで壮麗なロココ芸術の内装に圧倒されます。 鞭打たれる主の涙の奇跡の由来のある教会です。 1730年、寄木造の鞭打たれるキリストの像が制作されますが、その後、放置されていた像を農婦が譲り受け、熱心な崇拝を 奉げていたところ、1738年に像の顔面に涙と思われる幾筋かのしずくが認められました。この奇跡の話は瞬く間に世間に広まり、 巡礼者が一斉に押し寄せる事に成りました。 多くの巡礼者の受け入れのため、小さい礼拝堂を建直すべく、1746年ヴィース教会の建設が始まりました。 ヴィース教会の内部ははロココ芸術の粋と言えるでしょう。 |
ヴィース巡礼教会の全景です。 牧場の中にある教会です。 当時の高名なドイツの建築家 ドミニクス・ツィンマーマンの手に よるものです。 |
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上図の反対側からの眺めです。 | |
右奥の壁に「日時計」が 付けられています。 |
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堂内、主祭壇の方向です。 ロココ様式の内装は極めて豪華です。 天井フレスコ画は宮廷画家だった ドミニックスの兄のヨハン・バプティストの 作品です。 |
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主祭壇上部の絵です。 |
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祭壇下部のキリスト像です。 これが鞭打たれる主の像でしょう。 |
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祭壇の反対側、 後ろ側のパイプオルガンです。 |
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聖堂内の天井画です。 | |
聖堂右側にある小祭壇(?)です。 中央に聖画があり、大理石の柱と 枠組みが重厚さを出しています。 銀色の燭台がアクセントになっています。 |
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聖堂左側の小祭壇(?)です。 右側のと同様に大理石製の豪華なものです。 |
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外廊側天井画です。 | |
左は堂内の説教壇です。 飾が素晴らしいです。 右は教会の入口です。 |
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これは教会の敷地です。 まさにヴィース(草原)教会です。 |
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教会の前にある小さな教会と祭壇です。 これが元々の小さい教会とも言われて います。 画面にポインターを置くと 内部の祭壇をご覧いただけます。 この祭壇に鞭打たれる主の像が 置かれていたのでしょう。 |
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