ケルン大聖堂
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ケルン大聖堂は1880年に完成したフランス式ゴシック様式のカトリック教会で、約632年の歳月をかけて建てられました。
ゴシック様式の建築物の中では世界最大級といわれています。高さは157m、奥行き114m、幅86mで、ドームの高さは
そんなには高くありませんが、大きく突き出た2本の塔があり、この塔には有料ですが、徒歩で登ることが出来ます。
533段の螺旋階段を上ります。喜寿の記念にと、思い切って登り切ってきました。翌日以降のふくらはぎ痛には往生しました。

第二次世界大戦でケルンは甚大な被害を蒙りましたが、大聖堂は14発の直撃弾を受け、内部は壊滅状態になったものの、
外構はほぼ残ったそうです。1956年まで復旧工事が行われ、現在のもとの姿に復元されています。
1996年に世界遺産に登録されています。

初代の大聖堂が作られたのは4世紀。最も古い聖堂として知られ正方形の建物でした。その後、建て替えがなされ、
818年に完成しました。2代目の大聖堂には1164年にミラノから送られた東方三博士の聖遺骨が納められ、多くの巡礼者が
ケルンを訪れる事に成ったようです。

1248年4月30日の火災で焼失し、大司教の命によって同年に現在の3代目の建設が始まりました
1320年に内陣は完成しましたが、1559年からは、宗教革命による財政難により資金不足となり一時工事が中止されました。
内陣が完成していたので献堂式が行われ、教会としての役目は果していたようです。

その後、プロイセン政府からの援助もあり、1842年から工事が再開され1880年に無事完成しました。
トーリア大聖堂、マインツ大聖堂と共にドイツ三大聖堂の一つと称されています。

ケルン市内に高層ビルの建築計画がもち上がり、景観が損なわれるとの理由で2004年に世界遺産として「危機遺産リスト」に
登録されましたが、景観破壊のための危機遺産リスト入りという異例の事態を打開し、2006年に解除されました。
左は大聖堂の正面写真です。
重厚感あふれる教会で、左右の
塔屋が立派です。

右手の写真は教会の前に
塔屋の先端部と同じサイズの
モニュメントが置かれています。
日本語での説明もあります。
大聖堂の上半分の眺めです。

2本の大きな塔のほかに、小さい塔が
幾つも造られています。

色の黒いのは石材の関係で
黒くなるそうです。
大聖堂の下半分の様子です。
ファサードには中央門と両側に
小振りな門があります。
このスタイルは世界共通のようです。

画面にポインターを置くと
中央門の拡大画面をご覧頂けます。
大聖堂の向かって右手から
塔屋への入口があります。

登るのは有料で4ユーロです。
正面の奥には聖堂内のステンドクラスが
見えています。

この奥の入口から入ると螺旋階段が
屋上まで続き、その後、塔屋の上へ
登るための鉄製の螺旋階段が更に
続いています。

階段の総数は533段、約100mの
高さになります。
登るのに集中して、階段の写真を
撮り忘れました。

画面にポインターを置くと
登上者への案内板を
ご覧いただけます。
塔屋からのケルン市街の眺望です。

ケルン市の北方向を眺めています。
ライン川に架かる橋はツオー橋で、
その奥に立つビルはAXAビルです。
その横には動物園もあります。

東の方向を眺めています。

正面の橋は「ホーエンツォレルン橋」で
鉄道橋と歩道橋になっています。

橋の向こうはケルン・メッセ・ドイツ駅
になっています。

右手の建物はハイヤット・レジェンシー
ホテルです。

やや雨模様で、奥の方の見通しが
良くありません。
東南の方向を眺めています。

右手の塔は聖マルティン教会です。

橋は「ドイッツアー橋」でトラムとの
併用橋になっていて、中央に
レールが引かれています。
ライン川に架かる手前の橋は
ゼヴェリンス橋でやはりトラムとの
併用橋です。

橋の手前にチョコレート博物館が
見えています。

手前の塔はセントマリア教会です。

右手の緑の繁みの先に我々が
宿泊したメルキュールホテルが
あります。
南方向を眺めています。

こちらは新しい建物が多いです。
西南の方向を眺めています。

右寄りの塔はテレコムタワーです。
西方向の眺めです。

正面のビルは「メディア・パーク」の
高層ビルです。
この近辺には色々な施設が
あるようですが、今回は訪れる
機会はありませんでした。

こうして見るとケルンは結構大きな
都市であることがわかります。
塔屋の飾彫や小さい塔の手の込んだ
造りが近くで見ると良く判ります。
尖塔の頂上部分です。
聖堂の身廊です。
ゴシック様式の特徴である
開放感溢れた高さと、丸天井が
大聖堂の素晴らしさを演出しています。

奥が祭壇になります。
側廊も広々としています。
窓にはステンドグラスが
嵌めこまれています。
キリストの彫像です。
マリアに抱えられています。
横たわるイエスと彼を囲む
人々の彫像です。

いずれの像の前には燭台が
設けられており、数多くの献灯が
灯されています。
堂内のステンドグラスです。

画面にポインターを置くと
別のステンドグラスもご覧頂けます。
身廊の後ろ側です。

数多くの石像が柱に飾られています。
大聖堂の北側にあるカトリック教会と
右手はケルン中央駅です。

下の画像はケルン中央駅の
全体図です。パノラマ画像です。

正面入り口と、右手は駅ホームです。

中国人の学生グループが
観光に来ていました。

中国人の観光客の多さには
目を見張るばかりです。
かれらは騒ぐこともなく、静粛に
整列していました。
ケルン市内を走る観光用のバスです。

日本人は余りこういった車は
利用しないようですが、欧米人は
個人客が多く、こうした車での旅を
楽しんでいるようです。
ケルンからブレーメンへ向かう
途中でのケルンの眺めです。

この橋のように、ケルンの橋は
殆どがトラムとの共用になっています。

ドイツの中小都市を含め、
どこへ行ってもこのトラムが
走っています。
市民の足なのでしょう。
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