ドイツ西部
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ドイツ西部は西側でオランダとルクセンブルグに接しています。
また、ライン川が南ではフランスとの国境を流れ、北西に入るとマインツから
ボン、ケルンを経由し、オランダに流れています。

西部の主要な都市は人口ではドイツ4番目の都市ケルン、同5位のフランクフルト、
7位のドルトムント、8位のデュッセルドルフ、9位のエッセンとトップテンが5都市
あります。
フランクフルトはヘッセン州で、他4都市はノルトライン・ヴェストファーレン州です。

ドイツは16の州があり、西部では4州あります。その内ヴェストファーレン州は大都市
4市が含まれ、州別人口でも1位の1.8千万人(面積は4位)と最大の州です。
マインツが州都のラインラント・プファルツ州は人口400万人強で州では7番目の
多さです(面積では9位)。ライン川の世界遺産部分はこの州に属しています。
フランクフルトの属するヘッセン州は州都はヴィースバーデンで、人口600万人強
で5位(面積では7位)です。西南隅はザールランド州で人口は少ない方から
2番目の100万人(面積では13位)で、州都はザールブリュッケンです。

地図でも判る様に、アウトバーンが網の目のように繋がっています。通行料は全て
無料です。速度も基本は無制限で、必要に応じて速度の制限が行われます。
夏場は工事が多いそうで、車線制限も多くて、渋滞に成り易い時期だそうです。
冬場は雪の為、工事はほとんど行われないのだそうです。

ドイツ到着日にフランクフルトからそのままケルンに入り一泊しました。
翌日はケルン観光後、ドルトムントで昼食を摂り、ドイツ北部のフレーメンへと
向かいました。

今回、ボンとデュッセルドルフには立ち寄る時間が無く、素通りでした。
フランクフルトからケルンへ
フランクフルト空港からそのままケルンまでバスで190kmの移動です。
空港を出るとそのままアウトバーンに
入ります。
ドイツの高速道路は制限速度は基本的になし、
通行料は無料、国内を縦横に行渡っています。

但し、乗客のいるバスは制限速度は100km
なのだそうです。

冬場が積雪などで厳しいので、修復工事は
殆ど夏場に行われ、渋滞も多いとの事です。
アウトバーンの出口表示です。

ケルンへの出口です。

残念ながら、表記は全てドイツ語で、
内容は推測するほかありません。
日本の高速は最近幾らか外国語も併記
されるようになってきています。
ドイツも真似て欲しいものです
ライン川に架かる
ケルン・ローデン・キルヒェン橋を
渡ります。
市街地まであと2kmの表示です。
正面からで見難いですが、斜張橋です。
51号線道路とトラムが並走するライン川
岸辺です。
ライン川の観光船が航行しています。

手前のレールはトラムです。
ケルンの街中に入りました。
空港から190km、2時間15分の
バス旅でした。
ケルン
ケルンは1世紀に創建された都市で、人口1千万人のドイツ4番目の都市です。第二次世界大戦ではドイツで
最も空襲を受けた地帯で、市街の殆どは焼失したそうです。現在は古い建物も復元されており、新旧入り混じった
街の景観が醸し出されています。

ケルンでの宿泊はメルキュールホテル
でした。

ケルンの街に着いたのは19時35分。
ホテルでの食事もないし、
北の国ではまだまだ明るいので、
寝るまでの時間で町を巡ってみました。
戦後復興した街だけに、街並みは
カラフルで整っています。

アパート群でしょうが、ベランダや
バルコニー付が多く、花などが
植えられています。
ライン川を目標に歩きました。
川に沿うアデナウワー通り(51号線)に
でました。

これはマラコフ(Malakoffturm)塔です。

船舶の出入りを監視していた塔では
ないかと思いますが、詳細は不明です。
ライン川の掘割を渡る橋があり、
この先に「チョコレート博物館」と
「スポーツとオリンピック博物館」が
あります。
掘割の対岸から眺める
チョコレート博物館です。

夜のため、入場は出来ませんでした。
ドイツ・スポーツとオリンピック博物館
です。
残念ながらここも内部には入っていません。
ライン川沿いにカフェが出ており、
こちらは遅くまでやっているようです。

画面にポインターを置くと反対側からの
様子をご覧いただけます。
Malakoffturmをチョコレート博物館
から眺めています。

この塔の前もビヤガーデンになっています。

ライン川の手前のコンクリート橋は
ドイッツァー橋です。

その奥に見える鉄橋は
ホーエンツォレルン橋で鉄道併用橋です。

画面にポインターを置くと、
ライン川の画面うしろ側の「ゼヴェリン橋」
を通過するトラムをご覧いただけます。
ロープを引く青年像ですが、
詳細は不明です。

銅板にはニコラス・フリードリッヒ
(1865-1914)とあります。
「芥子博物館」と銘打ったお店です。

名前からすると、創業1810年の
お店と言う事でしょうかね。

クローズされていて店内には
入れませんでした。
ホテルの傍に有るU-バーンの
停車場です。

丁度上り、下りの電車が来ました。

U-バーンは地下鉄だと思いますが、
実際は殆ど地上を走っているそうです。
電光掲示板に行き先と到着予定時間が
表示されています。
ドイツで最初の食事はホテルの
朝食です。
ビュッフェスタイルで、そこそこの
品数ですが、少なめにしました。

食事の後に時間があるので、
日曜日のケルンの街を歩いてみました。

詳細は下記ボタンからご覧い頂けます。

ケルンの朝の街

ケルンでの目玉は世界遺産に
登録されている「ケルン大聖堂」です。

と言うより、ケルンでの観光は
これのみでした。

大聖堂の詳細は下記ボタンから
ご覧いただけます。

ケルン大聖堂
ドルトムント
ドルトムントはケルンの北東にある都市で、サッカーでは有名な街です。元は鉄鋼業の発展した街で、
現在はハイテク企業が多いそうです。人口は約60万人で、州では3番目、全国でも8番目の都市です。
今回はブレーメンへ向かう途中の昼食場所として立ち寄りました。
ドルトムントでは食事のための立ち寄りで、
市内を散策する時間はありません。
食事以外は車窓からの眺めです。

市内の一部の景観です。

壁に彩色されたのが目に付きます。
こちらのレストランで昼食を摂りました。
「Pfefferkorn」と言う店でした。
右の「ブリンコフ」はビールの銘柄です。

何となくエキゾチックな雰囲気の入口です。
店に入ると木馬(陶馬?)が
出迎えてくれます。

ちょっと雰囲気の良いお店です。

画面にポインターを置くと店内の
別の画像もご覧いただけます。





下の画像は昼食の内容です。

左:野菜サラダの前菜
中:メインはポークカツのフライポテト添え
右:デザートのイチゴとブルーベリーの
  クリーム添え
飲み物はお昼なので、ドラフトビアの
小にしました。
レストランの隣にビアスタンドが
ありました。さすがドイツ。

開店は16時からでした。
昼食後ブレーメンへ向かいます。

ドルトムントの街並です。
ドルトムント駅です。
ドルトムントの街並も結構カラフルです。
この様な、壁に絵を描いている家が
ドルトムントでは多く見られます。
ドルトムントから1時間ほど走った
郊外の様子です。
麦の刈入れが終わった農場の様子です。


ここからブレーメンまでまだ2時間程
掛かります。

此の辺りからドイツ北部になります。
ライン川遊覧
ドイツ南部を周ってから、再びフランクフルトへ戻り、そのままライン川遊覧しました。
ライン川沿岸のリューデスハイムから乗船し、ザンクト・ゴアールまで行きました。
この区間は世界遺産に登録されています。
今回のクルーズはリューデンスハイムで
乗船し、ライン川をボンの方向へ下り、
ザンクトゴアールで下船しました。
約2時間のクルーズです。船はその後、
更にボン方向へと航行を続けます。

一応指定席になっていますが、行動は
自由で、古城撮影のため、日差しの強い
デッキで過ごしました。
欧米人はこのデッキで写真を撮るでもなく、
夕日を浴びてワインやビールを楽しんでおり、
ゆったりとした川遊びです。
バカンスやクルージングの楽しみ方が
やはり日本人とは違うんだなぁと感じます。

こちとらは城のある側へと行ったり来たりで
バタバタしますが、彼らにはどのように
映ったことやら。
ライン川流域はワインの産地との事で、
此の辺りも葡萄畑が並びます。

リューデンスハイムへ到着する少し前の
村の様子です。
ライン川の傍に幾つもお城らしき建物が
見られます。

リューデンスハイムの「つぐみ横丁」の
入口です。

葡萄とツグミの看板が掛かっています。
ワインストリートと行った所でしょうか。

画面にポインターを置くと
道路にも同じデザインの標識が埋め込まれて
いるのをご覧いただけます。
つぐみ横丁の様子です。

両側に一杯飲み屋が並びます。
昼間は観光客で溢れています。
こんな居酒屋さんもあります。

中庭には噴水などもあって、
お酒が楽しめるようになっています。
街中をこのような観光列車が
走っています。

スタイルは異なりますが、あちこちの街で
よく見る風景です。

欧米人はこのようなスタイルでの
散策を好むのでしょうかね。
街中の様子です。
正面はホテルでしょう。
歩き疲れて、ちょっと休憩にアイスクリームを
買いました。1.3ユーロで、椅子に座って
写真を撮ってたら、お嬢さんから、
アイスだけでは着席しちゃダメと
言われてしまいました。

どうりで、皆さん街中の階段に座って
アイスを食べるか、食べ歩きしています。
この様な瀟洒な家屋も並んでいます。
観光船の桟橋へ渡る途中に踏切があり、
丁度列車が来てくれました。

ケルンからフランクフルトへ向かう列車です。
この線路はほぼライン川に沿って
敷かれていて、観光船からも列車が
眺められます。

画面にポインターを置くと
踏切を通り抜けた列車もご覧頂けます。

ライン川クルーズ船の「ゲーテ号」です。

画面にポインターを置くと
船首部分もご覧いただけます。
船首はオープンデッキになっています。
観光船が桟橋を離れました。

中央に茶色い横棒状の物がありますが、
これは、通過中の貨物列車の貨車です。
観光船の船内の様子です。

中央部にはキッチンとバーがあり、
乗客は適当に飲食物をオーダー
することが出来ます。

船の両側にはオープンデッキがあります。

皆さん日差しの強い中で、飲み物を飲み、
クルーズを楽しんでいます。
流れる景観をさかなにお酒と会話が進む
ようです。

ライン川の景観は下のボタンから
お入り頂けます。

ライン川景観
フランクフルト
往路ではフランクフルトに降り、そのままケルンへ向かい、最終的には再びフランクフルトへと戻りました。
フランクフルトは正式名は「フランクフルト・アム・マイン」です。ヘッセン州最大の都市で、ドイツ全土でも
5番目の都市となっています。人口は73万人、面積は250㎢あります。

フランクフルトの市街図です。
概ね、今回廻った場所を中心に
しています。

宿泊のホテルはフランクフルト
旧市街より西寄りの方向にある
「ラディソン BLU」です。

オペラ座、マインタワー、旧オペラ座、
大聖堂、レーマ―広場などは旧市街に
含まれています。
サンクト・ゴアールからフランクフルトへ
向かうアウトバーンから眺める風景です。

麦の刈取りも一部残っている様です。

概ね、麦、トウモロコシ、牧草が多く、
一部地方では葡萄畑が続きます。

ジャガイモ畑があまり見られません。
マイン川を渡ってフランクフルトの中心街へ
向かいます。

ホテルへのチェックイン前に、レストランで
夕食となります。
晴れているのに、虹が出ました。
最終日前日の虹で、旅が無事終われる
予感です。


市街地に入って、目に入るのは
右手はメッセコンサートホール、
左の高層ビルはメッセタワーです。

メッセタワーはフランクフルトでは
2番目の高層ビル(257m・63階)です。
こちらはメッセ・フランクフルトの
会議室です。
lメッセタワーの傍に有ります。

お天気雨の車窓からの撮影で
一部見難い所があります。
夕食のレストランは
フランクフルト駅の横です。

アーチ型のドームは駅の建物です。
夕食のレストランです。
「Panino」と言う名前です。

レストランと夕食の中身は
下記のボタンからお入り頂けます。

Panino
フランクフルトのホテルは
「ラディソン BLU」です。

ホテルの様子や、ホテルの周辺部、
朝食の内容などは下記ボタンから
お入り頂けます。


ラディソンホテル
翌日はフランクフルト市内観光です。
基本的には自由行動で約3時間ほど
市内を歩いてみました。

午前中はホテルの周辺を歩き
ゆっくり目の出発です。

市内の高層ビル群の景観です。
右手の高いビルは市内最高層の
コメルツ銀行ビルです。
市内では一方通行の道も多く、
目的地へ向かうにはうまく回る方法が
必要です。

ご覧のように、道路の片側は
駐車スペースになっており、
右側はタイムパーキングです。
そのそばに自転車道が設けられています。
ドイツでは、どこへ行っても
自転車道が茶色に塗られています。
ここでは車道と共用のため、ラインだけが
引かれています。

左の駐車スペースはプライベートな
ものでしょう。
レーマー広場に近い所にある
パウロ教会です。
プロテスタント教会で、1833年に
建てられた建物は第二次世界大戦で
焼失しました。現在の建物は
新しいものです。

この教会では1848年に憲法制定
国民会議が開催されたことで有名です。

画面にポインターを置くと
別角度からの画像もご覧頂けます。
旧市街の「レーマー広場」です。

下の写真の切り妻屋根の建物の
中央は市庁舎で、これをレーマーと
称することからここを
レーマー広場と呼ぶようです。

中央の噴水は工事中で正義の女神像は
ありませんでした。

この写真の右手が下の写真です。
正面はニコラス教会です。

画面にポインターを置くとレーマーを
ご覧いただけます。

下図はゴシック様式の三棟が並んでいます。
元は15世紀時代の建物が
並んでいたそうですが、現在の建物は
それらを戦後復元したものです。
2階建て市内観光バスのボディーにも
レーマーや大聖堂が描かれています。
自由時間に、U-バーンに
乗車しました。

大聖堂から中央駅まで二駅
のみの乗車です。


中央駅の外観です。

地下鉄と中央駅の様子は下記ボタンから
お入り頂けます。

乗り物と駅
駅から北東に向かうと「オペラ座」が
あります。
これは新しいオペラ座です。

オペラ座から眺める市の中心部の
ビル群です。

左端の丸いビルは「マインタワー」で、
6.5ユーロで屋上展望台まで上がれます。

右手は市内最高層ビルのコメルツ銀行
ビル(300m)です。
その手前はタウナスタワーです。
「マインタワー」の入口です。
ここで、6.5ユーロを支払い、
2階からエレベーターで最上階の
展望台へ向かいます。

マインタワーの状況は下記ボタンから
お入り頂けます。

マインタワー
「旧オペラ座」です。

オペラ座の周辺の様子は
下記ボタンからお入り頂けます。

旧オペラ座
ゲーテプラザにある
「ゲーテ像」です。

画面にポインターを置くと
ゲーテの後ろ姿もご覧頂けます。
ゲーテ像の先にある広場で
カイザー広場と呼ばれています。

「ここはゲーテ広場ですか」と
ベンチに座っていた人に尋ねると
(勿論、言葉ではなく、地図を示して)
「違うよ、ここはカイザー広場だ」と
言われて、方向感覚が狂い、
ゲーテハウスへ行くつもりが、
とうとう、辿り着けませんでした。

集合時間も近づき、止む無く、大聖堂へ
向かいました。
カイザー広場から眺めるカタリーナ教会で、
フランクフルトにある最大のプロテスタント
教会です。
1681年、もとあった14世紀建築の
教会を建て替えバロック様式で建設
されました。
高さは54メートルあり、ゲーテが
洗礼した教会として知られています。
大聖堂は聖バルトロメウスを守護聖人
として13世紀にゴシック様式で建てられ
ました。
歴代の神聖ローマ皇帝の戴冠式が
行われたことから「カイザードーム」とも
呼ばれています。
第二次世界大戦では、大きく破壊され、
1950年代に再建されています。
95メートルの高さの巨大な鐘楼は
1415年に建造が始まり1877年に
完成したそうです。

現在も改装が続けられています。

大聖堂の内部は下記ボタンから
お入り頂けます。

大聖堂
マイン川を渡って、空港へ向かいます。
空港へのアプローチロードです。
空港第2ターミナルビルです。

帰国時のターミナルの様子と
フランクフルトの上空からの写真は
下記ボタンからお入り頂けます。

フランクフルト空港
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