サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂 Catedral de Santa Maria de Toledo
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サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂は1226年、フェルナンド3世の頃から建設が始まり、1493年に完成しています。
様式はフランスゴシックの影響を強く受けた造りで、4つの側廊と、22の礼拝堂からなっています。
規模は120mx59mでセビリア大聖堂の120x83mよりは少し小振りと言えます。
塔の高さは92mあります。これもセビリアの96mよりは少し低くなっています。
何かにつけて競い合うトレドとセビリアの大聖堂ですが、いずれ劣らぬ規模と内容をもつ大聖堂(カテドラル)です。

大聖堂正面です。右の塔は三段階で作られ、
一番上のドームは1631年にホリヘ・マヌエルにより
製作されました。二段目は16世紀、下の部分は
14世紀に作られています。
左写真の右手西よりの部分にある通用門です。
一般参観者はここから出入りします。
通用門の少し北寄りにある「ライオンの門」です。細かな彫刻がなされています。ポインターを置くと
拡大された部分がご覧いただけます。
大礼拝堂の祭壇画です。祭壇の後方壁いっぱいにキリストの生涯を描いた彫刻がなされています。
下の左写真は鉄柵越しの祭壇画の一部です。
祭壇画の詳細です。近くまで寄ることはできません。     バラ窓のある門です。ステンドグラスが綺麗です。
聖歌隊の段と白いマリア像です。三面が彫刻の壁に取り巻かれています。両側にパイプオルガンが有ります。
左パイプオルガンと右は司祭席の彫刻群です。
テーブルと座席の一つ一つにほられた彫刻です。おそらく物語の場面が彫られているのでしょう。
天井からの明かりを採る為、右の祭壇衝立の上部が透かし(トランスパレンテ)になっています。
天井にはフラスコ画が描かれていました。
左は中段の光景です。右は最上段部で最後の晩餐風景が彫られているとのことです。
16世紀にエンリケ・アルファにより制作された聖体顕示台です。     教会内美術館の天井です。
高さ3m、重さ200kgでコロンブスが新大陸から持ち帰った
金が使われているそうです。セビリアと同様、祭日に担ぎ
出されて街中を練り歩くそうです。
使われているネジだけで1万5千以上もあるそうです。
エル・グレコの「聖衣剥奪」です。                   同じくエル・グレコのキリスト処刑です。

ヴァン・ダイクの「サグラダ・ファミリア」です。右上はベラスケスの肖像画、下の中央はエル・グレコの聖ヨセフと
ニーノ(で良いのかな)です。その両側はメングスの聖処女(左)とヨゼフ・アグレセンテ(右)。
歴代司教の正式礼服が陳列してありました。        天井画が素晴らしいです。
聖堂内部の回廊です。
ステンドグラスにも色々な種類が有って見飽きませんが、時間が無いので一瞥するのみです。
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