大阪造幣局の桜の種類
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大阪造幣局の桜の種類は130種とも言われ、その種類の多さで有名です。
今回、通り抜けの折に、出来るだけ多くの品種を見ようと思いましたが、全てをカバーするのは至難の業でした。
園内の桜には全て名前が表記されていますので、確認できた分のみ以下に掲載しています。
南口から入ってすぐにある
「水晶(すいしょう)」と言う種類の桜です。

花は白色で小輪ながら気品が高いと
されています。
花弁数は20〜30枚あります。
今年の通り抜けの代表の花で
「鬱金(うこん)」です。

江戸時代に京都知恩院に植えられて
いたといわれ、樹姿は直立高木で、
花は淡黄緑色のショウガ科のうこんの
根の色に似ていることから、この名が
付けられたとのことです。


画面にポインターを置くと花の拡大画面を
ご覧いただけます。

奥のピンクの花は「東錦」です。
「東錦(あずまにしき)」です。

東京荒川堤に有った里桜で
花弁数は15〜20枚の大輪の桜です。
「紅手毬(べにてまり)」です。

花が手毬状になるピンクの桜です。
「春日井(かすがい)」です。

奈良春日山の麓にあった桜を京都市の
佐野藤右衛門氏が接木育成した桜です。
花は淡紅色で、花弁数は15〜20枚の
里桜です。

画面にポインターを置くと
花の拡大画面をご覧いただけます。
「祇王寺妓女桜(ぎおうじぎじょざくら)」です。

京都祗王寺にある桜で、「平家物語」の
祗王祗女にちなみ、この名が付けられた
優雅な桜です。
花は淡紅色で少し芳香があり、花弁数は
15枚程です。
「普賢象(ふげんぞう)」です。

室町時代から京都地方にある有名な桜で、
花の中から葉化した二つの雌しべが突き出し、
その先端が屈曲します。その状態が、
普賢菩薩の乗る象の鼻に似ているので、
この名が付けられた様です。
花は淡紅色で、開花が進むにつれ白色に
なります。花弁数は20〜40枚あります。
「楊貴妃(ようきひ)」です。

昔、奈良地方にあった桜で、つぼみは
紅色ですが、開花時には淡紅色となり、
花色も優れ豊満なので、中国の楊貴妃を
連想して名付けられました。
花弁数は、20枚程です。
「永源寺(えいげんじ)」です。

滋賀県の永源寺の境内にあった里桜で
この名がついたものです。
花は香りがやや強く淡紅色から白色に
変わり、大輪で下垂するようです。
「高台寺(こうだいじ)」です。

京都洛東高台寺の玄関口にある桜と同じ
種類で、花は淡紅白色、花弁数は
10〜15枚の優雅な大輪の桜です。
「衣笠(きぬがさ)」です。

京都平野神社境内にあった一重桜で、
花は淡紅色です。
神社の後方には、衣笠山と呼ばれる
山があり、この桜の発祥地との説もあります。
「法明寺(ほうみょうじ)」です。

京都府美山町の法明寺境内にあった
名花を、佐野藤右衛門氏が接木育成し、
命名したものです。
花は淡桃白色です。
「御室有明(おむろありあけ)」です。

京都御室の仁和寺にある代表的な里桜と
同じ種類で、足もとから淡桃白色の花が咲き、
低木状をなしています。
一重八重の優雅な品種です。
「二度桜(にどざくら)」です。

1本の木に、一重、八重、二段咲きの
花があり、二段咲きでは、外側の花が
開花し、内側の花が遅れて開花するので、
二度桜といわれています。
「蘭蘭(らんらん)」です。

北海道松前町で、「白蘭」と「雨宿」との
交配から選出育成された桜です。
北海道松前の子供たちが上野動物園の
パンダ「蘭蘭」の死を悼んだことと、
花が密集して咲き、その付き方がふくよかで
パンダの毛並みに似ていることから命名
されました。
花は白色に近く、花弁数は15〜20枚です。
「黒田百年(くろだひゃくねん)」です。

京都府京北町の黒田神社境内にあった
名桜で、佐野藤右衛門氏によって、接木し
育成され、明治100年を記念する意味も含め、
この名が付けられました。
「松前琴糸桜(まつまえこといとさくら)」です。

北海道松前町の浅利政俊氏が、
昭和34年北海道松前町で毬山家の庭に
あった無名の八重桜の種子から作り出した
桜です。
花弁数は40〜45枚あります。
「朱雀(しゅじゃく)」です。

昔、京都朱雀にあった有名な桜で、
直径約4cm、花弁数は10枚程あり、
花は淡紅色で、外弁はやや濃紅、
やや垂れ下がって咲きます。
「琴平(ことひら)」です。

香川県琴平神社境内にある山桜系の桜で、
花は微淡紅色で、のちに白色となります。
花弁数は6〜15枚です。
「雨情枝垂(うじょうしだれ)」です。

詩人の野口雨情氏の邸内
(現在の宇都宮市鶴田町)にあった
ところからこの名が付けられました。
花は淡紅色で、花弁数は20〜26枚です。

今回の通り抜けの際、最も人を集めていた
桜でした。

大きさは後出の紅八重枝垂れの方が
立派でしたが、こちらの方がカメラを
向けている人が多いでした。

画面にポインターを置くと
枝垂れ桜の拡大画面をご覧頂けます。
「御殿匂(ごてんにおい)」です。

花の色は紅紫色。蕾は濃紅紫色で
開花とともに花弁の内側から淡紅紫色となり、
弁端は紅紫色が残ります。
花弁数15〜20枚です。
「雨宿(あまやどり)」です。

東京荒川堤にあった桜で、葉かげに
垂れて咲く形があたかも葉かげに
雨をよけているようにみえるので
この名がついたようです。
蕾は淡紅色、花は白色、花弁数は
10〜15枚あります。

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花の拡大画面をご覧いただけます。
「大島桜(おおしまざくら)」です。

伊豆七島などに自生する桜で、
花は大きく一重の白色で芳香があり、
潮風塩害に強い種類だそうです。
「千里香(せんりこう)」です。

東京荒川堤にあった桜で、
芳香があるためこの名が付けられました。
花は大輪白色です。
「幸福(こうふく)」です。
北海道松前町法幢寺 (ほうどうじ)にあった
八重桜の種子から誕生した桜です。
花は淡紅色で、花弁数は15〜20枚あります。

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花の拡大画面をご覧いただけます。
「太白(たいはく)」です。

日本で品種がなくなり、昭和5年にイギリスの
桜の収集家イングラム氏から接穂が寄贈され、
佐野藤右衛門氏が接木育成したもので、
一重白色大輪の名花です。
「手弱女(たおやめ)」です。

京都平野神社境内にある桜で、
花は淡紅色で中輪です。
花弁数は15〜20枚で、内に抱えるような
形となり美しい桜です。
「御車返(みくるまがえし)」です。

京都御所にあった里桜の一種です。
後水尾天皇がこの花の前を通られたところ、
花が余りにも美しかったので、再びお車を
返してご覧になったという故事により、
この名が付けられたそうです。
花は淡紅白色です。
「八重紅枝垂(やえべにしだれ)」です。

仙台の伊達家にあった桜で、明治初年
仙台市長の遠藤氏が植えたため「遠藤桜」
とも呼ばれています。
花は真紅の八重で花弁数15枚程あり、
極めて美しい枝垂れ桜です。
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