萬翠荘
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萬翠荘は1922年(大正11)に旧松山藩主の子孫久松定謨
(ひさまつさだこと)が別邸として建てたフランス・ルネッサンス様式の
洋館です。松山市で最も古いコンクリート造りの建物です。

萬翠荘の名前は松山城の麓の緑の森の中に佇む邸宅との意味で
名付けられたそうです。

2011年(平成23)には国の重要文化財に指定されています。

定謨は陸軍駐在武官としてフランス生活が長かったことから、彼の
好みの建物として萬翠荘は建築されたもので、当時は皇族が松山訪問
の際には、良く訪れたとの事です.

建物内部は有料で見学できます。結構な部屋数が有りますが、
全てが見学可能と言う訳ではなく、バス・トイレなどは見られません。
また、一部の部屋では催し物が行われてたり、展示物が並んでいたりして、
建物を見て楽しむ人にはちょっと邪魔かも。



アプローチロードの坂から見る建物全体です。
雰囲気のある建物です。

中央正面には広いバルコニーが有り、
2階両側にベランダが作られています。
屋根はシンメトリーではなく、
西洋のお城的な作りになっています。
玄関受付を入ってすぐの所にある
右はゲストルームです。
左は大広間です。

中央の柱は岡山産の万成石で
作られています。2本立っています。

入口の上部にあるステンドグラスが
綺麗です。
ゲストルームです。

何かの展示会か即売会を
やっていましたので、部屋の感じが
すっきりしませんが、白を基調の
部屋になっています。

大広間です。

茶色を基調とした格調高い造りに
なっています。

昔はここで舞踏会なども開かれた
様です。

シャンデリアの下がパワースポットに
なっているそうです。
二階への階段です。

正面にステンドグラスが有ります。
ステンドグラスの部分です。
木内真太郎の作品です。

画面にポインターを置くと
二階正面から見た状態をご覧いただけます。
伯爵室となっていますので、
久松公の居室と思われます。
迎賓室です。
両側にある肖像画は
左は久松公、右は昭和天皇の物と
思われます。
昭和天皇が宿泊された折に
朝食を摂られた部屋だそうです。
貴婦人室にある萬翠荘の模型と
屋根に飾られている塔の複製品が
展示されています。

壁面には萬翠荘に関わるパネルが
展示されています。
画面にポインターを置くと
その一部をご覧いただけます。
屋根の部分にある塔です。

屋根は鱗瓦でフランスでよくみられる
屋根です。

お隣の「坂の上の雲ミュージアム」から
眺める「萬翠荘」の景観です。
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