旧大社駅
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大社駅は1912年(明治45)に国鉄大社線の開通により開業され、駅舎は1924年(大正13)に新たに改築されました。
出雲大社の門前町にふさわしい、純日本風の木造平屋建てで、和風趣向の際立つ建物です。
大社線は1990年(平成2)に廃線となり、駅舎のみが遺され、2004年(平成16)に国の重要文化財に指定されました。
旧大社駅の全景です。御殿風の建て方です。
駅舎全体に入母屋の大屋根を架けるなど、
調和のとれた和風建造物となっています。

中央の待合室は屋根を高くして高窓を設け、
左右対称の美しい建物になっています。
外観は和風ですが、構造はトラスト方式など、
西洋風になっているそうです。

京都の国鉄二条駅が同じような御殿造りで、
子供のころには良く遊びに行ったものでした。
無くなったのが残念ですね。

正面部分の拡大です。
二階建てに見えますが平屋造りです。

外観の作りがよく判ります。
内部の中央待合室の正面には
観光案内所が設けられています。

案内所内部の人影は人形です。
待合室左手には出札窓口が有ります。

その奥には懐かしい手荷物扱い所も
あります。
中央待合室の左側と右側の様子です。

右の写真の奥の部屋は1・2等客の待合室です。
ホームの状況です。
木造になっています。
ホーム側から見た改札口と
精算窓口です。

懐かしい木の改札口が遺されています。
ホームの線路も一部残されています。

奥には出雲大社一の鳥居が見えています。
構内にはD51型蒸気機関車が展示
されています。
駅舎の南端には後で作られた
団体用の出口が有ります。
これはコンクリート製になっています。

駅舎の遊び心でしょうか、屋根の上に「亀」の
瓦が幾つものっています。

また、ホームの渡階段の鉄板のふたには
ウサギの絵が描かれています。
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