島根県出雲
  島根県  中国地方  日本の風景  トップページ
津和野 松江 安来 岩見
出雲市は島根県の東寄りに有る県内第二の商工業都市です。
出雲大社のあることでも有名です。人口は14万人ほどで山陰地方でも3番目の
人口です(1番は松江市、2番は鳥取市)。

出雲市は種々の神話を持ち、日本中の神様が集まる場所として、豊富な文化遺産を
保有しています。神無月もここだけは神有月と呼ばれています。

2016年3月下旬に出雲空港に降り立ち、そのままレンタカーを借りて出雲市を回りました。
ほぼ半日の行程で、十分とは言えませんが、30数年ぶりの出雲観光を楽しみました。

1980年代前半に初めて来たときは、大阪から寝台特急「出雲」で出雲市に出ました。
家族全員で出雲大社と松江城を訪れた後、鳥取県に向いました。

今回は羽田からJAL便で出雲空港へ飛び、帰りも出雲空港より戻りました。
空港から出雲大社に直行し、出雲大社の傍に有る
「蕎麦荒木屋」で出雲そばの昼食後、古代出雲歴史博物館、
出雲大社、稲佐の浜、出雲阿国の墓、道の駅吉兆館、
旧大社駅と廻りました。

日御碕まで足を延ばす予定でしたが、上記のルートで
結構時間がかかり、日御碕はあきらめました。

訪れた日が火曜日で出雲市ではお休みのお店が
多かったようです。

当日のフライトは好天順調で、
富士山の北側を航行しました。

3月の富士山が綺麗に見えました。
鳥取県上空では大山が見えました。
北壁が綺麗に見えています。

1961年夏に北壁の尾根を縦走
しました。右手前麓に大山寺があり、
ここから登山します。
島根県と鳥取県の県境です。

手前は鳥取県米子市で、左下に
米子空港が見えています。
米子空港は水木しげるの作品から
「米子鬼太郎空港」と名付けられています。
全日空グループの便が発着しています。

水面は中海で境港で海に繋がって
います。

奥は島根県安来市です。
左手には日立金属工場が見えています。
出雲空港です。
この空港は出雲大社に因んで
「出雲縁結び空港」と名付けられて
います。
日本航空グループの便が発着しています。

空港でレンタカーを借りて、翌々日に
松江駅前で返却しました。
レンタカーの営業所員が勧めてくれた
出雲大社近辺のお蕎麦屋で
歴史が一番長い店と言う事で
この店で出雲そばを食べました。

創業が天明年間、江戸時代後期から
200年以上続く出雲そば屋として日本で
最も古い老舗だそうです。

画面にポインターを置くと
当日食べた割子蕎麦をご覧い頂けます。

割子とは器のことです。
3枚それぞれのトッピングで食べました。
普通のそば湯はそばつゆの猪口に
入れて飲みますが、ここではそば湯が
湯飲み茶わんに入れて供されます。
出雲大社の「二の鳥居」です。
「勢溜の大鳥居」とも呼ばれます。

ここからが出雲大社の境内に
なります。

平成の大遷宮は2008年(平成20)に
始まり、訪れた2016年(平成28)3月で
完了しました。
「二の鳥居」から眺める
神門通りと「一の鳥居」です。
一の鳥居は宇迦橋の傍に有り、
「宇迦橋の大鳥居」とも呼ばれます。

神門通りには色々なお店が
並んでいますが、この辺りでは
火曜日に休む店が多いようです。
訪れた日が火曜日でがっかりです。
二の鳥居から三の鳥居に向かう
「下り参道」です。
通りの奥に三の鳥居が見えています。
下り参道の傍にある「浄(きよめ)の池」
です。
5月には菖蒲が咲くようです。
「祓橋」です。
二の鳥居と三の鳥居の中間点に
あります。
下を流れるのは素鵞川です。

「三の鳥居」です
正面の細い道は松の参道です。
神様だけが通れる道で、参拝客は
両側を通ります。

松の参道に有るので三の鳥居を
「松の参道の鳥居」ともよびます。

松の参道から先は大社の主な
建物となりますので、詳細は下記の
ボタンからお入りください。

出雲大社

二の鳥居とさんの鳥居の間から
東に抜けると「古代出雲歴史博物館」
へと抜けられます。

こちらを先に見てから境内に入れば
よりよく理解できるだろうと、先に
博物館を見学しました。

博物館の館内の様子は下記ボタンから
お入り頂けます。

古代出雲歴史博物館
出雲大社参拝後は大社の西寄りに有る
「稲佐の浜」へでました。

日本の浜百選に入っていますが、
浜そのものはゴミなども多くて
決してきれいな浜とは言えませんが、
国譲りの神話で有名な浜です。

左手に見える岩は弁天島とよばれ、
八百万の神々が出雲に来られるのが
この岩からと言う事になっています。

弁天島には社が有ります。

画面にポインターを置くと
弁天島の拡大写真をご覧頂けます。
大社と稲佐の浜をつなぐ阿国通りに
ある、出雲阿国の墓の入口です。

丘の上に出雲阿国の墓が
遺されています。

演劇関連の人達のお参りが
絶えないようです。

堀川に架かる宇迦橋と一の鳥居
(宇迦橋の大鳥居)です。
宇迦橋から堀川の眺めです。
なぜか川が半分に仕切られています。

奥に見える青い鉄橋は一畑電鉄の
線路です。
宇迦橋の大鳥居から眺める
神門通りです。

二の鳥居が見えています。
堀川の傍に有るご縁広場に建つ
「吉兆館」です。
ここは道の駅になっていますが、売店は
何もなく、出雲に関わる展示品が
並んでいます。
観光案内にも応じてくれます。

右手に見える橋は「ご縁橋」です。

さすが出雲でどこへ行っても「ご縁」の
文字に溢れています。
ご縁広場の向かいにあるレリーフで
神話の國引きのデザインです。

「未来を拓く」と名付けられており、
未来ある大社町を築く為、あたかも
国引きの如く人が集い、次代を担う
若者や町民により新しい町づくりが
行われることを期待して作られた
物です。
レリーフの向かいには
出雲阿国の銅像が建てられています。

阿国は出雲大社の鍛冶職人の娘と
言われており、子供のころから踊りが
上手で、京都ではかぶき踊りで宮廷や
公家の間で名声を博し、阿国の
かぶき踊りは天下一と評されました。

徳川幕府は女歌舞伎は世の風紀を
乱すとして禁止令を出したため、阿国は
大社に戻り、尼となり智月尼と称し
晩年を連歌と読経三昧で過ごしたそうです。
「吉兆館」の正面です。
館内は大社町の伝統・文化の
紹介場所となっています。

下段の写真は館内に展示されている
展示品で左は古代出雲大社の復元模型と
奥に見える幟は「吉兆幡」、
中は吉兆神事に際して踊られる衣装、
右は吉兆幡と呼ばれる町内ごとで
作られる幟を中心に新年の吉兆行事の
様子を表わしています。

旧JR大社線の駅です。
国の重要文化財に指定されています。

現在は廃線となり、駅舎のみが
遺されています。

出雲大社を模した造りとなっています。
京都の旧二条駅(現在はない)にも
良く似た作りで、宮殿造りとでも
言うのでしょうかね。

内部、周辺の様子は下記ボタンから
お入り頂けます。

旧JR大社駅
                            このページトップへ戻る