出雲大社
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出雲大社の境内図です。
A:二の鳥居、B:浄め池、C:下り参道、D:祓い橋、E:三の鳥居、
F:松の参道は本ページで掲載している通りです。

このページで掲載しているのは、
G:むすびの御神像、H:御慈愛の御神像、I:美智子妃の歌碑、
J:手水屋、K:四の鳥居(銅鳥居)、L:北島国造家、M:拝殿、
N:八足門、O:東十九社、P:西十九社、Q:御本殿、R:素鵞社、
S:彰古館、T:神楽殿、U:鏡の池、V:祓社、W:出雲大社駐車場
などです。

出雲大社は古代より杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていましたが、
1871年(明治4)に出雲大社と改称しています。
祭神は大国主大神で、神無月(10月)には日本中の八百万の神が
この出雲に集まると言う事でも有名です。

創建は古事記によれば大国主命が国譲りに際し、出雲に
「天之御舎」(あめのみあらか)を作らせたのが始まりと言われています。
いずれにせよ神話の世界です。

松の参道の終わり近くに
社務所が有ります。
その前にウサギを前にした大国主命の
像が立っています。

その横に2003年(平成15)に参拝された
美智子妃殿下の歌碑が建っています。
左は「御慈愛の御神像」と名付けられた
いなばの白ウサギをモチーフにした
大国主大神の立像です(地図H)。

右は「国譲り 祀られましし 大神の
     奇しき御業を 偲びて止まず」と
詠まれた美智子妃殿下の和歌が彫られて
います(地図I)。

四の鳥居の前を東に折れると
その先に北島国造家屋敷が
移転されている場所に出ます(地図L)。

北島家は大国主命に仕えた、
天穂日命(あめのほひのみこと)の
子孫で、出雲大社をお護りしている
そうです。
北島家は崇神天皇の御世に国の
制度として定められた国造職を兼ね、
出雲大社の斎主でした。

14世紀までは出雲国造家は一統で
続いてきましたが、55世の跡継ぎで
兄弟間で争いが生じ、北島家と千家の
二つに分かれました。
そのため、出雲大社の神事は両家が
交代で行う状態が続いたそうです。

明治5年の太政官通達によりそれまでの
北島、千家両家の交代が認められず、
以後、千家尊福氏が大宮司に任じられ、
現在に至っています。
詳細は下記ボタンからお入り頂けます。

北島国造館
四の鳥居(地図K)です。
この鳥居のみが銅製です。
「銅の鳥居」とも称されています。
この鳥居は1580年(天正8)に毛利輝元
が寄進しました。
そのご、1666年(寛文6)に毛利綱広が
現在の物に作り替えています。
銅製の鳥居としては日本最古のものです。

この鳥居からが本殿地区となります。

写真は本殿側より松の参道を眺めて
います。
拝殿(地図M)です。

有名な巨大しめ飾りが掛かっています。
この拝殿は銅鳥居から見ると少し西に
寄っています。
これは鳥居を入った時に本殿の屋根が
見える様にとの配慮からだそうです。

1949年(昭和34)に総ヒノキ造りで
再建されたものです。
本殿正面に有る「八足門」です(地図N)。
1667年(寛文7)に建てられています。

今回は奥の境内には入れませんでした。
お祓いを受ければ昇段できますが、
残念ながら奥の部分の写真も撮れません
でした。
東十九社(地図O)です。
旧暦の10月(神在月)全国から
八百万の神が集まり、7日間の
神議(かむはかり)の間、神々が
ここに宿泊されます。

十九の門があり、神議の間は
全ての門が開かれるそうです。
西十九社(地図P)です。
本殿境内を挟んで東西に建てられて
います。
東の外回りから見た本殿(地図Q)と
右中は「御向社」、右端は「天前社」です。
御本殿は国宝です。

手前の垣は「瑞垣(みずかき)」です。

本殿を囲む垣がもう一巡有ります。

本殿の後ろ側からの眺めです。

瑞垣の傍にはウサギの彫り物が
並べられています。
本殿の北側に「素鵞社(そがのやしろ)」
(地図R)があります。

大国主命の父神、素戔嗚尊(すさのお)が
祀られています。
「八岐大蛇(やまたのおろち)」退治で
有名です。
「彰古館」(地図S)です。

1914年(大正3)に建てられた木造二階建で、
入母屋造銅板葺です。
正面中央に一間切妻造の玄関を設け、
二階は縁高欄を廻して安定した外観を
つくっています
当初、宝物殿として建立された、なかなか
美形の木造建造物で、国の重文です。

館内1階は大国神像が数多く並んでおり、
1979(昭和54)に北海道小樽市の佐藤氏
により395体が奉納され、それを主体として
展示されています。
2階は出雲大社関連の展示がされています。

館内の様子は下記ボタンからお入り頂けます。

彰古館
本殿周りの景観です。

瑞垣の向こうに見える左端の建物は門神社、
その右は楼門です。奥の山は亀山です。
「神楽殿」(地図T)です。

建物は1981年(昭和56)に造営され、
祭典、祈願、結婚式などが行われます。
ここの大注連縄は日本最大級です。

神楽殿の傍に有る「鏡の池」(地図U)です。

出雲の「鏡の池」は八重垣神社の池が
恋占いで有名ですが、この池は神楽殿の
庭になっています。
さすが出雲大社、境内の中央に
日の丸が高々と、翩翻と、立てられていました。
出雲大社の西口にある祓社(地図V)です。

祓社は四柱の「祓戸の神」が祀られており、
参拝者の知らぬ内に犯している心身の
汚れを祓い浄めてくれる社です。

表参道の二の鳥居の傍にも祓社があります。
西の入口になります。
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