北島国造館
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北島国造館とは出雲大社の東に有る、出雲教の本社です。
始祖は、皇室の御祖(みおや)、天照大御神の第二の御子神の天穂日命(あめのほひのみこと)です。
元は出雲大社の国造職を務めていましたが、1343年に55世清孝の跡目争いが起こり、千家家と北島家の
二つに分かれました。江戸時代まではこの二家が出雲大社の神職を務め、月替わりで神事を行ったそうです。
明治5年の太政官通達により、それまでの杵築大社は出雲大社と名前が改められるとともに、国造職は
千家尊福(たかとみ)と北島脩孝(ながのり)に命ぜられ、出雲大社少宮司に任じられました。
明治6年に北島脩孝は岡山へ転出を命じられ、出雲大社の宮司は千家尊福が任じられました。
以降、出雲大社の宮司は千家氏が司ることとなり、北島家は出雲大社の社外に出されました。
北島脩孝は内務省の承認を得て出雲教を創設し、現在に至っています。
出雲教の総本院がこの北島国造館になります。
北島国造館にある四脚門です。
出雲大社神域内では最も古い建物です。
出雲教の総本院です。
四脚門の北側にある御三社への
門です。

奥に見えるのは御三社です。
天穂日命社・荒神社・稲荷社の三社が
祀られています。

画面にポインターを置くと
御三社がご覧いただけます。

北島国造家の庭園です。

手前には亀に乗る「少名毘古那神」が
置かれています。「霽朝」と名付けられて
います。

奥には心池とその右に天満宮、
亀の尾の滝が見えています。

左手は御三社です。
境内北側にある北島国造家の庭園で
中央岩の上の天神社と亀の尾の滝です。

天神社は少名毘古那神(すくなひこのかみ)
を祀っています。

少名毘古那の神は大国主大神と一緒に
祀られる場合が多く、大国主大神と縁の深い
神ですが、出雲大社の末社、摂社ではなく、
北島国造家の氏神として祀られています。
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