彰古館
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出雲大社の彰古館(しょうこかん)は、1914年(大正3)に、出雲大社の宝物間として造られました。
社寺建築の要素を取り入れた趣のある建物となっており、内部には出雲大社に伝わる各種資料を
陳列、展示してあります。建物は国指定の重要文化財となっています。
一階部分の展示場には数多くの大国(大黒)さまの彫像が並んでいます。これらの多くは、1979年に
北海道小樽市の佐藤仁一さんが奉納されたもので、395体あり、これを主体に展示されています。
二階部分には、神社の雅楽器や大社の模型、素戔嗚尊の像や千家尊福の像なども展示されています。
展示室の入口には野見宿禰の像が
立っています。
ご承知通り、日本の相撲の神様ですね。
更には古墳に埋葬する埴輪の創始者でも
あります。

野見宿禰は出雲出身ですが、兵庫県龍野で
亡くなっています。
館内に展示されている大国さまの数々です。
殆どは北海道の佐藤さんの奉納した
物だそうです。
こんなに大きなのもあります。
展示品の中には
「高村東雲」の作の物もあります。
高村東雲は江戸時代から明治の初めに
活躍した仏師です。
左は千家尊福の立像です。
尊福は明治維新後の出雲大社の
宮司を務めるとともに出雲大社教を
創設しています。

右は素戔嗚尊の立像です。
スサノオは伊弉諾(いざなぎ)、伊弉冉
(いざなみ)の子です。
天照大神の弟で乱暴者で高天原から
追放され出雲に降りました。

八岐大蛇の征伐が有名です。
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