摩天崖
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国賀(くにが)海岸は、約7kmにわたって粗面玄武岩の海食崖や海食洞が続き、日本海の激しい海食作用を受けて、
大規模で変化に富んだ海食景観を呈しています。国賀の中心は何といっても摩天崖(まてんがい)で、海面から257mの
高さを持ち垂直にそそり立つ急峻な断崖ですが、断崖の上部一帯はおだやかな地形が広がり、一面緑の草地で、
多くの牛馬が放牧されています。
海食作用によって形成された日本有数の崖です。
今回は摩天崖の上部近くまでバスで行き、摩天崖の頂上から国賀浜まで徒歩で下りました。途中の道は季節ごとの
草花で飾られるのだそうですが、今回は数点を見るの止まりました。と言うよりゆっくり見ている余裕がなかったと言えましょう。

摩天崖頂上から西方向の眺望です。
頂上には展望台も設けられています。
頂上では放牧されている馬が
好きなように草を食んでいます。

この場所は太平洋戦争中に
旧日本軍の監視所として使用されて
いた場所です。
見晴らしがよく、日本海を航行する
敵軍の監視には絶好の場所だった
ようです。
建物は半地下式で、窓だけが陸上部に
出ており、屋根は草でカモフラージュ
されていたとの事です。
摩天崖頂上からの國賀海岸の
眺望です。

切り立った崖に取り囲まれています。
摩天崖頂上から國賀浜へと徒歩で
下る道です。
見た目以上に急な坂道です。
摩天崖の全貌です。
高さは前出の如く、257mあり、日本でも
屈指の絶壁なのだそうです。
下り道の途中に生えていた茸です。
「一夜(ひとよ)茸」と言います。

ここでは馬糞の栄養を糧に成長する茸で
食用になるそうですが、生えている
場所を知る人には食べるのに抵抗が
あるそうです。


崖を下る途中で見かけた
花々です。

「ノイバラ」です。
「ハマゴウ」です。

葉っぱを燃やすと香りがして、
その香りを仏様に供えた「浜香」
から「蔓荊 」に転じたと
言われています。
「オニユリ」です。
摩天崖の西の崖で、溶岩台地で
白い地層が帯の様に入っています。
国賀浜を望んでいます。

中央の砂地に近い場所に
観光船が停泊していますが、
これが、この後我々が乗船する
船です。

右端に通天橋があり、中央の岩群は
「天上界」と呼ばれています。
中央に観音岩があり、諸仏像岩が
取り巻いています。
通天橋です。

岩質から遠からず、橋の部分が
崩落するだろうと言われており、その
後継の橋を形成する岩もすでに
スタンバイしているそうです。
「天上界」と称する岩群です。

中央に細く立っているのが
観音岩です。

この後、観光船で周遊する際、
綺麗に見ることが出来ます。
浜の中にある「國賀神社」です。

画面にポインターを置くと
奥の社殿を拡大してご覧頂けます。
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