隠岐・佐々木家住宅
 元のページへ戻る
隠岐の佐々木家住宅は、1836年(天保7)に建てられた杉皮葺き屋根の木造住宅で、3ヶ所に設けられた玄関など、
隠岐独特の特徴があります。大工が2年がかりで延べ600人掛かりで建てたものだそうで、以来殆ど改造されていないとの事。
当主は東大法学部出で、太平洋戦争で亡くなったそうです。ご家族は現在千葉県の柏市におられるようです。
ここでは食事の提供も行っており、昼食は島の家庭料理を頂きました。。
佐々木家住宅の西側からの様子です。

南東向きで、杉皮葺きの
石置き屋根切り妻平屋建てで建坪は
69坪です。
住宅の屋根部分です。

杉皮葺きの石置き屋根です。
石は600個積んであるそうです。
大戸口を入ってすぐが台所に
なっています。
今日の昼食をここで準備しています。

左は神太い柱は大黒柱です。
大黒柱の内側から台所を見ています。

昔ながらのおくどさんが並んでいます。
大戸口から入った土間から
室内を眺めています。

テーブルの有るのが茶の間です。
その左の部屋は台所に通じる部屋です。
台所に通じる部屋です。

右手中央に恵比寿・大黒の絵と
その下に「としとこ」さんが祭られて
います。

「としとこ」とは歳神の事で、正月に
田に降りて来て、秋の収穫が終わると
帰っていく神様です。
隠岐では常設の祭壇を設けているのが
特徴だそうです。

画面にポインターを置くと
「としとこ」さんがご覧いただけます。
億がお座敷です。

左手の部屋が槍部屋で土間から見ると
奥座敷は見えない様に鍵折れに
なっています。

お座敷には古いものも飾られています。
画面にポインターを置くと
お座敷の内部をご覧いただけます。
お座敷の反対側の部屋の窓の
桟がこのような形をしています。
丁度二本づつさんの抜けた所に
肘を置くことが出来ます。
「肘掛思窓」と言うそうです。
ここに肘を置いて外の景色を見ながら
沈思黙考するのでしょう。
物置部屋も古い品々を並べています。

当日の昼食です。

正面の皿はお寿司で白いのは押しずしで
松竹梅の形になっています。中身は
魚のでんぶです海苔巻は味付けご飯を
海苔で巻いています。

右のお皿は煮物で、タケノコ、蕗、椎茸、
蒟蒻、ニンジン、昆布と沢庵の塩を抜いて
煮込んだものなどです。

にいなの吸い物と細麺のうどん、ヒジキ酢
が付いています。
一人分を積み上げたらこんなふうに
なりました。
 元のページへ戻る