熊野本宮大社 
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熊野本宮大社は熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮です。
熊野川の中枢に、古代より熊野巫大神(くまにぬますおおかみ)の鎮座されるお宮が、熊野本宮大社です。
熊野本宮大社は過去「熊野坐神社」
くまのにいますじんじゃ」と号し、熊野の神と言えば本宮のことを表していたものと推測されます。
社殿は崇神天皇65年(紀元前33)に創建されたと『皇年代略記』や『神社縁起』に記されています。奈良朝の頃より
仏教を取り入れ、平安朝以後は仏化により「熊野権現」と称し、神々に仏名を配するようになりました。
元の社殿は現在の大斎原にありましたが、1889年(明治22)の大水害により社殿の中下社が倒壊し、現在地に移転してからは、
上四社のみがお祀りされています。十二社のうち八社は大斎原に石祠としてお祀りされています。
熊野本宮大社の大鳥居です。
熊野本宮大社の境内案内図です。

熊野古道の三軒茶屋跡から中辺路を
経由して来ると左手の鳥居から入ります。
本殿までは鳥居から158段の石段を登ります。

今回中辺路から入りましたので、
この階段は下りのみでした。
手水舎です。
ご社殿への入口門です。

この門の左手並びに拝殿が
あります。
ご社殿入口門から入ると正面に画面の左側、

「証誠殿」(本宮・第三殿)があります。
祭神は家津美御子大神(素戔嗚尊)です。
ご社殿の参拝順序の1番目です。

右は東御前(若宮・第四殿)です。
祭神は天照大神です。

いずれも国の重要文化財です。

画面にポインターを置くと
証誠殿の正面の画像をご覧頂けます。
ご社殿です。

左は「西御前」(結宮・第一殿)です。
祭神は夫須美大神です。

その右は「中御前」(結宮・第二殿)です。
祭神は 速玉大神です。

いずれも国の重要文化財です。
第一殿、第二殿併せて1棟になります。

社殿内の参拝順序は証誠殿、中御前、
西御前、東御前、満山社の順となります。
「満山社」です。結ひの神で、
祭神は八百萬の神です。
社殿からは外れた右端に置かれています。
後白河上皇の歌碑です。
上皇は源平盛衰記によると本宮大社を
34回訪れたそうです。

咲きにほふ 花の景色を見るからに
 
神のこころそ そらにしらるる
熊野本宮大社のシンボルマーク、
八咫烏(ヤタガラス)が頭部にとまる
黒いポストがあります。

黒は全ての色を合わせた尊い色であり、
神の遣いである八咫烏の色、本宮の大地を
象徴する神聖な色とされています。

八咫烏は神武天皇が熊野に到着された時、
神の使者として奈良まで道案内をしたという
エピソードがあり、このことから熊野三山に
共通する「導きの神鳥」として信仰されるように
なったそうです。

境内のあちこちで八咫烏のマークが見られます。
日本サッカー協会のマークにもなっています。

熊野本宮大社のマークです。
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