熊野那智大社
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熊野那智大社は、那智山青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地として栄華を極め、古来より多くの人々の信仰を集めています。
今なお多くの参詣者が訪れ、熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山の一つです。
467段におよぶ石段の上に建つ6棟からなる社殿は、標高約330mに位置し、夫須美神(ふすみのかみ)を御主神として夫々に
神様をお祀りしています。伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われる夫須美神は、万物の生成・育成を司るとされ、
農林・水産・漁業の守護神、縁結びの神様,また、諸願成就の神としても崇められています。
社殿は、仁徳天皇の御世(317年)に現在の位置に創建され、平重盛が造営奉行となってから装いを改め、やがて、織田信長の
焼討に遭ったのを豊臣秀吉が再興しました。
バスの駐車場から数分のところに、
参道入口があります。

ここから長い石段が始まります。
階段の途中に「実方院跡」が
あります。

熊野行幸は百十余度も行われ、
その際の上皇、法皇のご宿所と
なった場所です。
まだまだ石段が続きます。
途中に、「観世音菩薩」(左手)のお堂が
あります。

ここは戻る際に立ち寄りました。
詳細は青岸渡寺のページで
掲載しています。
大きな赤い鳥居をくぐると熊野那智大社の
社殿が見えてきます。
残念ながら鳥居は修理中で、ネットに
覆われています。

ここから最後の石段を登ります。

画面にポインターを置くと
元の鳥居の様子をご覧頂けます。
(資料からの拝借です)

階段を上り切った所です。
大きな鳥居が立っています。

熊野那智大社の主祭神は熊野夫須美大神
(くまのふすみのおおかみ)です。
夫須美は「結び」を意味することから、多くの人が
ご縁や願いを「結ぶ場所」として参拝しています。

拝殿です。

拝殿は1942年に建てられ老朽化し、
雨漏りにより柱の一部が腐るなど、
修理が必要になっていました。
大社は2017年11月から拝殿の改修を
中心とする「御創建1700年記念
境内施設整備事業」を始めたそうです。

2019年4月19日に改修工事完成
祝典行事が行われたそうです。
 
拝殿の内部です。
奥の拝殿です。

拝殿の左側には、御縣彦社
(みあがたひこしゃ)があります。

社殿の前の黒っぽい柱は
熊野の神様のおつかいである三本足の
カラス・八咫烏(やたがらす)の像です。

下図は八咫烏の像の拡大です。


境内には胎内くぐりもあります。

青岸渡寺へ抜ける道の途中にあります。
護摩木をもって入るようにと記されて
いましたので、中までは入るのを
遠慮しました。

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