滝尻王子 
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滝尻王子(たきじりおうじ)は、富田川と石船川が合流する地点にあります。熊野九十九王子社のうち最も重要視された
社格の高い五体王子社にも数えられ、後鳥羽上皇の一行もこの社前で御歌会を催されたと伝えられます。
王子とは、熊野古道沿いに在する神社のうち、主に12世紀から13世紀にかけて、皇族・貴人の熊野詣に際して先達をつとめた
熊野修験の手で急速に組織された一群の神社をいい、参詣者の守護が祈願されました。
また、当時の熊野詣は野宿するのが通例で、この王子が野宿者の休息所にもなっていたそうです。
滝尻王子の入口にある
「世界遺産」指定の碑です。

「熊野参詣道中辺路」となっています。
滝尻王子宮です。

左手の建物はお賽銭箱です。
熊野三山では賽銭箱は本殿の
中央ではなく、どちらかにずれた
場所に設けられています。

王子宮の左の道が熊野古道の
スタートです。

御鳥羽上皇歌会の遺跡保存顕彰碑で
1996年有志の志で建てられました。

表書きに後鳥羽上皇の歌が
彫られています。

「おもひやる かものうはげの
いかならむ しもさへわたる 山河の水」
王子社の後ろにある
熊野古道のスタート地点です。
これが熊野古道です。
ここから熊野本宮大社まで
続きます。

ここが道標の1.で
祓戸王子(後出)が75.
1区間が500mなので、全長37.5km
あります。
昔の人はこれを3日程かけて歩いた
そうです。
境内にはお茶屋さんと休憩所が
あります。

休憩所には滝尻王子から
猪鼻王子までの30.9kmの
道順が絵にしてあります。
熊野古道案内図です。

距離と夫々の地点の標高が
表示されています。
見ただけでギブアップです。
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