|
墨田区の風景へ戻る |
両国には佐倉市民カレッジの仲間と3度訪れています。2008年7月に両国駅の北側、国技館や旧安田庭園、横網公園 などを散策し、2013年に両国駅の南側、回向院や吉良邸、勝海舟生誕地などを巡り、2017年11月に再度北側を歩いています。 2008年の両国の様子は墨田区の風景でご覧いただけます。 −2−では両国駅の南側と、2017年11月の両国駅北側の風景を掲載しています。 |
JR両国駅南側の概念図です。 京葉道路の南側に歴史・文学の名残を とどめる地区が続きます。 街中はビル街に変っており、往時の名残は 立札や石碑で表示されています。 |
|
既に、墨田区の風景で主な個所の写真は掲載していますが、2017年11月の散策した折の写真を 追加しています。一部、重複する部分もありますが、約10年前の風景と比べてみてください。 |
前回(2008年)に訪れた時は、安田庭園と横網(よこあみ)公園を 中心に回りました。 横網公園には1923年9月1日の関東大震災と1945年3月10日の 太平洋戦争における東京大空襲の犠牲者を祀る慰霊堂が 建てられています。 そうした経緯から、横網公園は関東大震災と太平洋戦争の メモリアルパークと言えます。 園内には二つの事件に関わる、種々の記念碑や慰霊碑が立っています。 両国と言えば、国技館。国技館内にある相撲博物館にも入場しました。 但し、館内は撮影が禁止されています。 旧安田庭園の隣にはNTT・Docomoビルがあり、1階には携帯電話の 歴史が展示されており、新しい技術の体験なども出来ます。 JR両国駅には旧駅舎を利用して、「江戸NOREN」という レストラン街が作られています。飲食店12店が入っています。 建物中央には両国らしく、原寸大の土俵が作られています。 |
JR両国駅西口の様子です。 両国駅らしく、壁には大相撲の 浮世絵が飾られています。 |
|
駅の入口にはこのように相撲の像も 飾られています。 |
|
国技館です。右手は江戸東京博物館、 国技館の奥に見えるビルはNTTドコモ ビルです。 画面にポインターを置くと 国技館正門前の相撲櫓をご覧頂けます。 |
|
国技館の中には「相撲博物館」が あり、江戸時代からの古文書や 古絵図などが展示されています。 館内の撮影は禁止されています。 画面にポインターを置くと この時のイベントの案内板を ご覧いただけます。 |
|
国技館の北寄りには 「旧安田庭園」があります。 庭園から東京スカイツリーが 望めます。 この庭園は元大名屋敷を安田財閥が 買い取り、関東大震災で破壊されましたが、 当時の東京市が復元して、1927年 (昭和2)から一般公開されています。 現在は墨田区の所有となっています。 |
|
庭園内にある「駒止稲荷」です。 この傍には駒止石があります。 1631年(寛永8)に墨田川の大洪水が あり、家光がその被害を調べる際に、 阿部豊後守忠秋が危険を顧みず、 馬を進め、対岸に渡って被害状況を 調べて回りました。 その際に、馬を止めて休んだ場所が 此の辺りで、このへんに住んでいた人々が 忠秋の徳を敬い、この駒止稲荷を 祀ったのだそうです。 |
|
安田庭園内にある「刀剣博物館」です。 元々は両国公会堂があった場所で、 2008年の写真では赤レンガの 公会堂が写っています。 公会堂は2015年に解体されています。 現在は白い色の建物で、博物館の開館は 2018年(平成30)1月の予定です。 古い公会堂の建物は墨田区の風景で ご覧いただけます。 博物館の右奥の建物は「同愛記念病院」 です。 |
|
旧安田庭園の園内の風景です。 潮入式の回遊庭園として造られた 大名庭園です。 |
|
旧安田庭園の隣に横網町公園があります。 ちょっと見ると、両国らしく「横綱公園」に 見えますが、横網(よこあみ)町公園です。 園内には東京都慰霊堂や 東京都復興記念館があります。 |
|
東京都慰霊堂の塔です。 1930年(昭和5)に関東大震災 遭難者約5万8千人の遺骨を納める 霊堂として建てられました。 当初は震災記念堂と呼ばれていましたが、 東京大空襲の被害者10.5万人も この霊堂に奉安されたことから、 1951年(昭和26)に「東京都慰霊堂」と 名称が改められました。 現在16.8万体の遺骨が安置されて います。 画面にポインターを置くと 塔の前で近くの保育園の園児たちが 遊んでいる様子をご覧頂けます。 彼らが震災や空襲の犠牲となるような ことの無いようにしたいものです。 |
|
慰霊堂の正面です。 画面にポインターを置くと 慰霊堂の内部をご覧いただけます。 |
|
慰霊堂の祭壇です。 千羽鶴が数多く並んでいます。 天幕には東京都の都章・銀杏が 描かれています。 |
|
慰霊堂の境内にある 「東京空襲犠牲者を追悼し 平和を祈念する碑」です。 2001年に造られました。 碑の内部には東京空襲で犠牲になった 人達の名前を記録した「東京空襲犠牲者 名簿」が納められています。 中央の窪みは名簿収納室への入口に なっています。 |
|
公園内にある「日本庭園」です。 大きくはありませんが、纏まった庭園に なっています。 日本庭園の側には「東京都復興記念館」 があり、震災で受けた産業設備の 被災状況が記念館の周囲に展示 されていますが、その状況は別項の 墨田区の風景でご覧いただけます。 |
|
日本庭園の石垣には数多くの ツワブキが植えられ、花を付けているのも 散見されます。 画面にポインターを置くと 池の岩に佇む白鷺をご覧いただけます。 |
|
空襲での被害が激しかった 石原町3丁目の慰霊碑です。 この慰霊碑の慰霊堂を挟んだ 反対側には鐘楼や震災遭難児童 弔魂像などがあります。 墨田区の風景でご覧いただけます。 |
|
国技館と横網町公園の間に有る NTTドコモ墨田ビルです。 四角のビルも丸型のビルも その内部の殆どに通信設備が 据え付けられているそうです。 携帯電話の普及による通信設備の 膨大さを感じさせるビルです。 |
|
ビルの1階には「NTTドコモ歴史展示 スクエア」が設けられており、無料で 見学することが出来ます。 要請すれば説明も受けられます。 画面にポインターを置くと 携帯電話の歴史が判る展示室の様子が ご覧いただけます。 |
|
NTTドコモ墨田ビルから両国駅へ 向かう遊歩道が作られています。 ビルの谷間ながら、心休まる散歩道に なっています。 |
|
両国駅旧駅舎です。 現在は「両国江戸NOREN」と称する レストラン街になっています。 |
|
両国江戸NORENの内部です。 中央には原寸大の土俵の模型があり、 その周辺にレストランが並んでいます。 2階にもレストランがあります。 画面にポインターを置くと 原寸大の土俵をご覧いただけます。 |
|
昼食には門前茶屋成る口で 「深川あさり蒸篭めし」を 食べました。熱々のせいろ飯です。 |
|
両国駅の3番線は過ってのお召列車の 出発ホームなどに使用されていた ようですが、現在は臨時ホームとなり、 入口にはギャラリーが出来ています。 ギャラリーでは両国駅の歴史を 写真展示しています。 画面にポインターを置くと 写真の一部をご覧いただけます。 古い時代の機関車や列車の写真が 満載で、鉄道ファンには嬉しい ギャラリーでしょう。 |
|
江戸東京博物館は2018年3月31日まで 全館休館中です。 再開は2018年4月1日の予定です。 |
|
墨田区の風景 関東の風景 日本の風景 | トップページ |