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この民俗村は村民の一人「菊秀史」さんが与論の文化と島人の歩みを後世に伝えなければ、とご家族で民俗資料を収集して 1966年(昭和41)に「与論民具館」を設立され、1984年(昭和59)1月に名称を「与論民俗村」に改称されました。 そして草木染めや芭蕉布織り、黒糖作りなどの「体験教室」も始められました。 訪問すると、ご本人が案内役で村内を説明してくれます。 |
民俗村入口には大きなガジュマルが 植わっています。 気根が複雑に絡まっています。 民俗村は個人が自宅を開放して 色々な体験をする場所になっています。 与論島に伝わる技術を学べる場所と 云えます。 |
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入口から母屋の方へ向かう道です。 村と言うより、住宅の中を歩く雰囲気です。 |
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左手の建物が受付、その奥が売店、 更にその奥には幾つかの建物が あります。 |
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売店の奥にある建物で、 生活で使われていた道具類が 展示されています。 手前の「与論民俗村」の表示の杭に 付けられている貝殻は魔よけと されています(下拡大図)。 画面にポインターを置くと展示道具が ご覧いただけます。 黄色い芭蕉の葉で編んだ籠は 虫かごです。製作体験も出来るようです。 |
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丁度、一棟の屋根の吹き替えをして いました。3月中には仕上げないとと ご主人が言ってましたが、屋根の 下部から渦巻き状に上部へと茅を並べて 行きます。 葉っぱの方を下に並べるのだそうです。 |
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丁度、屋根の材料となる茅が運ばれ、 ご家族が持ち込んでいました。 一束がこのくらいの大きさです。 |
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沖縄式の建物で、赤い瓦と屋根の上の シーザーが特徴です。 この建物は移築されたものだそうです。 |
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小屋の中に大量の陶器の壺が 並んでいます。 酒や酢や醤油の醸造用とか、 食器に使われていたようです。 画面にポインターを置くと モロミ(焼酎・醤油用)を入れる 大甕をご覧頂けます。 |
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芭蕉布を織る機械で、現在も使われて います。主として織物教室として利用 しているそうです。 芭蕉布は糸芭蕉という植物の繊維から 糸を作りますが、工程が多く膨大な 制作時間を要することから、与論島で 芭蕉布織りを伝承するのは与論民俗村 だけだそうです。 |
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サトウキビを絞って黒糖を作る 昔の圧搾設備です。 中央の縦の板に穴が有りますが、ここに サトウキビを差し込んで上の棒を回して 絞ります。穴は反対側にもう一個、2か所で 絞ります。 八重山群島では牛がこの棒を引っ張って 廻していました。ここは人力で回す ようです。 現在も学校の生徒さんたちが体験学習で 絞るそうです。 |
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売店でサービスに出されたお茶と お茶請けです。 右は黒糖(白っぽいのは生姜入り)、 その横はマンゴーの漬物(青くて堅い実 を漬け込む)、その奥上は各種味噌 (肉みそ、落花生味噌など)、 その下は味噌をつけて食べる薄焼き。 |
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