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なまこ池、貝池、鍬崎池の3つの池と海を隔てる砂州が 4kmも続いています。更に、須口池がもう一つあります。 第2代薩摩藩主・島津光久が「眺めの浜」と、その景観を ほめたことから、長目の浜と名付けられたそうです。 長目の浜と3つの池を眺めるのに、田の尻展望所と 長目の浜展望所の2か所の展望所があります。 なまこ池は完全な海水池でなまこや海の魚が生存しています。 長目の浜の玉石の間から塩水が出入りしているそうです。 貝池は深い場所は海水で世界でも珍しいクロマチュウムと言う 光合成菌が生存しており、下層で発生する硫化水素の層が この菌(赤藻)により抑えられ上層の淡水が維持される汽水池だそうです。 特別な生物以外は生存が難しい池です。 鍬崎池は淡水湖で大鰻が生息しているそうです。 須口池は淡水で農業用水などに利用されるそうです。 |
田之尻展望所です。 ここからは長目の浜と なまこ池が眺められます。 |
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長目の浜となまこ池です。 長目の浜は以前は 入江だったそうです。 島の北面からなまこ池の 北端までの崖が崩れ落ち、 落ちた岩石が潮の流れや 波により運ばれ、堆積し この様な砂洲になったとの 事です。 なまこ池は長目の浜の 玉砂利の隙間から海水が 浸透しており、貝池とも つながっています。 江戸時代に放流されたと いわれている海鼠(なまこ)が獲れ、 そのほかにも海水魚・貝類・ 海藻類が住んでいます。 |
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田之尻展望所から眺める 東方向の浜です。 玉石の浜が続いています。 |
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貝池との境目から眺める なまこ池です。 右手が長目の浜になります。 画面にポインターを置くと 石碑もご覧いただけます。 |
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貝池です。 汽水池ですが、表面と底の水質が 全く異なり、下層部では硫化水素が 発生しており、特別な生物しか 生存できないようです。 最大水深約11mですが、長目の浜の 玉砂利の隙間から海水が浸透しており、 また、なまこ池ともつながっています。 海とは約3〜4時間遅れで干満の影響を 受け、浅場ではシジミが採れるようです。 水深約6mより深い場所では古い海水が とどまっており、水深約5mより浅い場所 では山から流入した淡水が混じります。 淡水と海水の間の層に、世界でも 七ヶ所でしか見つかっていない クロマチウムという原始的な細菌が 繁殖しています。 |
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貝池の全容です。 見た目には上下水域の 区別は判りません。 |
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長目の浜のです。 玉石の浜になっています。 真円に近い玉石を見つけると 良い事があるとの事で、 探してみましたが、やはり、 真円を見つけるのは難しいです。 |
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長目の浜展望所です。 手前が鍬崎池、その向こうに 貝池となまこ池が見えています。 鍬崎池では海水の侵入が無く、 15kgもある大鰻が生息している そうです。 |
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甑島が国定公園に指定されたことを 記念した石碑が立てられています。 2015年(平成27)に指定を 受けています。 背後には大きなアコウの木が 繁っています。 画面にポインターを置くと アコウをご覧いただけます。 |
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