桜 島
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東西約12km、南北約10km、周囲約55km、面積約77km²の
火山島です。

錦江湾に浮かぶ桜島は、鹿児島のシンボルといわれています。
高さ1,117m(北岳・御岳)で北岳・南岳の2つの主峰から成る
複合火山です。霧島錦江湾国立公園に指定されています。
桜島は約26,000年前に誕生し、17回の大噴火を繰り返してきました。
以前はその名の通り「島」でしたが、1914年(大正3)の大正噴火で、
流れた溶岩によって海峡が埋め立てられ、大隅半島の一部となりました。

島は道路で一周できます。北側は白浜温泉センターがあるくらいで、
是と言う御土頃はありませんが、東、南、西側では幾つかの観光スポットが
あります。

今回、垂水市から桜島に入り、古里温泉に一泊し、島を一周して、国分へ
抜ける予定でしたが、梅雨時の大雨で垂水市内の崖崩れが有り、
やむなく、フェリーで鹿児島市内に出ました。
桜島へ向かう途中、垂水市の一部
地域の屋根にこのような鯱が
ついている家が多く、市役所が有ったので
家内が理由を聞いて見たら、
瓦屋さんのサービスで、この瓦屋さんに
瓦葺を頼むと付けてくれるんだそうです。

それにしても、お城のような雰囲気の
家ばかりです。
垂水市内を通る国道220号線の
途中に有った公園から見る
噴煙を噴出したばかりの桜島です。

最初の噴煙は数分前でこの時は
既に雲と一体化していますが、
2度立て続けに噴出しました。
国道220号線から見る桜島です。
桜島島内に入り、224号線を
走っていると、このような標示板に
何度も出くわします。

活火山の麓での生活を実感させる
看板です。
国道224号線から見る桜島です。

既に噴煙は胡散霧消していました。
この日の泊りは古里温泉の
「桜島シーサイドホテル」で
付近に何軒かあるホテルは
殆ど廃業したそうです。

隣のホテルも最近廃業したとのこと。
この日の宿泊客は我々と若い男性1人の
二組だけでした。

でも、お風呂は熱めの源泉かけ流し、
露天風呂も2種あって、古いけど
雰囲気満点です。

画面にポインターを置くと
露天風呂もご覧いただけます。
崖を降りた所にもう1個所の
露天風呂が有ります。
将に、180度の海の眺めです。
天気が良ければ大隅半島、薩摩半島が
眺望できるのでしょう。

混浴で、脱衣所が2つありました。

画面にポインターを置くと
お風呂の様子もご覧いただけます。
この日の夕食は部屋食。
地元の焼酎で頂きました。

はまちの養殖場があるので、
はまちの刺身は絶品でした。

また、黒豚のとんかつは美味かった~
画面にポインターを置くととんかつも
ご覧いただけます。
ホテルの前には古里公園が有り
「林芙美子文学碑」が立っています。

林芙美子の銅像と桜島の取り合わせは
何となく小説の世界を髣髴とさせます。

晴れていれば、桜島の眺めが素晴らしい
だろうと想像できます。
芙美子の幼少のころの銅像も
立っていました。

林芙美子と桜島の関係は、母親が
桜島の古里町で 暮らしたことがあり、
芙美子も幼いころの一時期を鹿児島で
過ごした事があるそうです。
古里公園から見る錦江湾です。
手前の茶色い建物が宿泊したホテルで、
その両側の建物は廃業したホテルです。

湾内にある黒い点々ははまちの
養殖台です。

奥に見える半島は大隅半島で
垂水市方面です。
この日の新聞記事で、垂水市内の
国道220号が土石流で通行止めと
報じられていました。

迂回路は出来てるだろうが、フェリーで
鹿児島市内に向かう方が無難との
ホテルのアドバイスもあり、霧島市国分の
壺畑や上野原縄文の森はあきらめて、
薩摩半島へ渡ることにしました。
国道224号沿いにある
有村溶岩展望所に立ち寄りました。

大正噴火の際に流れ出した溶岩で
形成された溶岩台地を見てきました。
溶岩の一部です。
桜島の裾野の緑の部分は古代溶岩層、
その手前、少し茶色っぽい林の部分は
昭和溶岩(1946年)、一番手前の
立木の部分は大正溶岩(1914年)で
夫々、異なった植生が見られます。

昭和火口のある山の右手は火山ガスの
関係で殆ど植物が育っていません。
溶岩展望台の遊歩道には所々に
この様な避難所が作られています。
活火山活動の山だと感じさせられます。
桜島の東方向黒神地区にある
黒神埋没鳥居です。

大正噴火の際にここ黒神地区にあった
「腹五社神社」の鳥居は、噴火後たった
1日のうちに軽石や火山灰に埋め
尽くされました。 もともと高さ3mあった
という鳥居ですが、今は笠木部分の
約1mを地上に見せるのみです。

大正噴火の際の火山灰はカムチャッカ
半島まで届いたそうです。

画面にポインターを置くと
反対側から見た鳥居をご覧
頂けます。
神社の本殿です。
現在はコンクリート造りになって
いました。
鳥居の隣にある黒神中学校です。
鹿児島市立です。
元分校が1954年に独立しています。

現在生徒さんは1年生の男子生徒1名、
2年生の女子生徒2名の3名のみです。

学校の大きさから見て、かっては
大勢の生徒さんがいたのだろうと
思われます。
たまたま野外学習中の全校生徒さんと
お会いできました。
皆さんにこやかな生徒さんでした。

先生も来られて皆さんで記念写真を
撮らせて頂きました。
桜島の北東部に浮かぶ新島(しんじま)
です。
新島は,江戸時代の噴火(安永噴火)
の際,海底でも噴火が起こり,マグマが
海底を持ち上げてできた島です。
隆起の際にできた断層も多く見られる
そうです。

現在の住人は4名です。
桜島の北西部から見る
薩摩半島吉野町方面です。

湯之平展望所へ上がりましたが、
生憎の霧で全く視界無し。

桜島の北岳、南岳に最も近い場所で
期待していただけにガッカリ感も
強いです。

オーストラリア人が一人でレンタカーで
来ていました。「残念だねぇ」と
声を掛けたら、大きくうなずいてました。
湯之平展望台から南方向の
赤水展望広場へ降りました。

ここには「叫びの肖像」と称する
長淵剛を模した像が有ります。

2004年8月21日、桜島で開催された
長淵剛のオールナイトコンサートを
記念して桜島溶岩を使った像が
建てられました。

そのコンサート会場の跡地を整備して
作られたのが、ここ赤水展望広場です。
更に、西寄りになぎさ公園が有り、
ここの足湯はその長さが世界一と
言われています。

公園の端から端まで足湯が連なって
います。
生憎の雨で足湯には入れませんでしたが、
所々にある屋根は全て中国人と韓国人に
占領されていました。

画面にポインターを置くと
足湯から眺める海の風景も
ご覧いただけます。
桜島フェリー船です。
時間帯により10分~30分おきに
発着しています。
夜間は1時間おきに24時間運航です。

乗船時間は15分程度。ほとんどの
ドライバーは車の中で待機しています。

船室は椅子席で結構綺麗でした。
鹿児島港です。
悪天候で眺めは最悪でした。
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