青島と青島神社
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青島は宮崎市の東部海岸にある周囲860m、面積約4.4ha、
高さ約6mの島です。砂の堆積により本土側と陸繋島になりつつあり、
いずれは徒歩で渡れるようになるのではないでしょうか。

島の中には青島神社があり、昔は神聖な場所として、祭日以外に
一般人が入ることは出来ませんでしたが、1737年(元文2)以降は、
一時期に限り一般人の参詣が許されるようになり、明治以降は年間を
通して立ち入りできるようになりました。

青島の周辺は泥岩と砂岩からなる水成岩地層で、泥岩が波に浸蝕
されたことにより、洗濯板状の岩になっています。
鬼の洗濯岩と呼ばれています。
珍しい地形であり「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」として
国の天然記念物に指定されています。

青島へ渡る「弥生橋」です。

現在の橋は1978年(昭和53)に
架け替えられたものです。

弥生橋の名前は、1920年(大正9)に
木橋に架け替えられた当時のお歌所の
入江為守所長の提案によって三月弥生
にちなんで付けられたそうです。
弥生橋の欄干越しに見る
「鬼の洗濯岩」の一部です。

島の周囲がすべてこのような
岩で囲まれています。
奇観と言えるでしょう。
橋を渡ったところにある
青島神社の石碑です。
青島神社の鳥居です。
島の周りは見渡す限り
鬼の洗濯岩です。
青島神社の入り口です。
狛犬の形も変わっています。

青島神社の創建はハッキリしませんが、
平安初期(約1200年前)の嵯峨(さが)
天皇のときには青島大明神と記されて
あったと伝えられています。
季節的要因でしょうか、
「茅の輪」が有りました。
左手は手水舎です。
奥に神門と本殿が有ります。
拝殿と本殿です。
本殿の右手には「お成道」が
あり、絵馬がずらりと並んでいます。

この入口の門の横には
巨人軍の選手の絵馬が
並んでいました。
春のキャンプの折に来たのでしょう。
お成道の突き当りには
元宮が有ります。
この付近からは弥生式土器や
獣骨が出土しており、古代では
この場所で祭祀が行われていた
のではないかと考えられています。

その右手にあるのは
真砂の貝文と言い、貝殻に
願いを書き込み、ここへ供えて
行きます。

画面にポインターを置くと
貝殻の様子をご覧いただけます。
岸に近い部分の岩はこのような
網状の形態になり、一部は
凸状に出張っています。
面白い形状です。
陸側に黄色いポストが有りました。

2014年の夏に「幸せの黄色いポスト」
が青島の入り口に設置されました。
青島神社に祀られている山幸彦
(やまさちひこ)と豊玉姫(とよたまひめ)が、
恋文をやりとりしていたとされる記述が
古事記にあることにちなみ、設置された
そうです。郵政民営の効果でしょうか。
ポストの後ろには
若山牧水の歌碑が立っています。

「檳榔樹の 古樹を想へ その葉陰
        海見て 石に似る 男をも」



亜熱帯植物園の一部です。
内部には温室など広い敷地に
種々の亜熱帯植物が集められて
いるようですが、これより奥には
進みませんでした。

ゆっくりする筈の旅が結局
時間に追われる旅になって
しまいました。
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