宮崎県の風景
 九州の風景   日本の風景    トップページ
宮崎県は九州南東部に位置しています。
県庁所在地は宮崎市。 県木「フェニックス」に代表される南国情緒豊かな
気候から、1960年代には日南地区を中心とした新婚旅行のメッカでした。
現在も春季のプロ野球などのキャンプ地としても知られています。
1971年には我々も新婚旅行の際に青島を訪れています。

1873年に旧日向の国の地域内で宮崎県が設置され、その後1876年に
鹿児島県に併合され、宮崎支所となりました。
1883年に宮崎県の再置県が認められ、以降、宮崎県は独立した県として
県政が敷かれてきました。
1924年(大正13)には宮崎と都城に市制が施行されました。

現在、人口は百十万人強で、九州7県で6番目ですが、面積は鹿児島に次いで
2番目の大きさです。

観光地も多く、高千穂峡や日南海岸、都井岬など見どころも多いです。

2015年6月に鹿児島県霧島市から宮崎市に入り、日南海岸を通り、
日南市飫肥城跡や都井岬、串間市内を見て桜島へと抜けました。

宮崎市
宮崎県の県庁所在地で、県の南部に位置しています。人口は九州の主要都市では7番目で約40万人です。
市内中心部に大淀川が流れ、近くには宮崎神宮が有ります。南には青島が有り、観光客を集めています。
宮崎自動車道を宮崎ICで出て
宮崎神宮へ向かう途中の
国道220号線の風景です。

手前には大淀川が流れ、
この交差点を左に向かうと
宮崎市役所が有ります。
更に、少し先に進むと、
宮崎県庁へ向かう交差点を渡ります。

220号線は6車線で中央分離帯には
高々とヤシの木が並んでいます。

南国の大通りと言う雰囲気です。

この220号はこの先、宮崎駅へ向かう
交差点(写真の奥に見える信号)が
起点となっています。

道路はここから海岸沿いに南下して
日南市南郷経由、JR日南線に沿って
串間市に出て、大隅半島を横断し、
鹿児島県に入って、桜島の傍を通り、
霧島市に通じています。
宮崎県の大動脈の一つです。

宮崎神宮の二の鳥居です。

ここから本殿までの参道が続きます。

古来より神武天皇宮、または神武天皇社
と称されてきましたが1873年(明治6)
県社となって宮崎神社と改称しました。
1885年(明治18)に官幣大社に昇格し、
1913年(大正2)に宮崎神宮と改められ
ました。

祀られているのは神武天皇とその両親
です。
二の鳥居を入ってすぐの所にある、
古代船『おきよ丸』です。

この船は、西都原古墳群から出土した
重要文化財「埴輪船」をもとに作られた
ものです。
この形の船で神武が東方遠征に
出掛けたそうで、この地を
「日本海軍発祥の地」としています。
神宮神橋から見る庭園です。
三の鳥居です。
ここから先が宮崎神宮境内に
なっています。
手水舎です。
神門です。
この石段の手前に社務所やお札所
などが並んでいます。
拝殿です。
一般の参拝客はここから拝みます。
拝殿の先に、正式参拝者用の
拝殿が有ります。
その奥が本殿になります。

我々は奥まで入れずここから拝みました。
手前拝殿とその奥に本殿です。
本殿の神鏡が光って見えます。

手前の拝殿から神鏡に写る我々を
撮ってみました。
不敬だったかも。
画面にポインターを置くと神鏡を
ご覧いただけます。
神門の本殿側からの眺めです。
奥に三の鳥居、二の鳥居が見えます。
門を出たすぐ左手にお札所が有り、
ここで、屋根葺用の銅板を奉納
してきました

画面のポインターを置くと銅板が
ご覧いただけます。
青 島
島は奇岩「鬼の洗濯板」が島を囲む、周囲1.5kmほどの小さな島です。
宮崎市の市街地から車で15分くらいの場所に有ります。島へは徒歩でしか入れないので、
近くの有料駐車場に停めざるを得ません。島内には青島神社がります。

宮崎市内を起点とする国道220号は
日南海岸沿いにあり、晴天の場合は
素晴らしい眺望を楽しめるだろうと
思われます。

道端には「めざそうよ世界に誇る
道づくり」の看板が有ります。(下)

確かに、素晴らしい道が続きます。
殆ど信号もありません。

青島です。
青島神社への入り口でもあります。
両側には「鬼の洗濯岩」が続きます。

青島名物「鬼の洗濯岩」の一部です。
泥岩が波で浸蝕されたのでしょう。
水成岩のみが残っています。

青島の詳細は下記のボタンからお入り
頂けます。


青島と青島神社
青島の手前には
県立青島亜熱帯植物園が有ります。
入園無料です。
時間の関係で中をじっくり見られません
でした。
220号沿いにある
「道の駅フェニックス」からの
眺めです。フェニックスが
沢山植えられています。
道の駅近辺の岩場も
洗濯岩になっています。

お天気の悪いのが残念。
日南海岸の典型的な眺めでしょう。
フェニックスとヤシの木の並木は
他ではなかなか見られない風景です。
日南市
日南市は、宮崎県の南部に位置する市。鵜戸神社や飫肥(おび)城跡などの名所や風光明媚な
日南海岸国定公園などを抱え、歴史と自然にあふれる都市です。特に、日南海岸は素晴らしい
眺望と言われていますが、今回は梅雨時期で、見通しの悪い景色の連続でした。惜しい〜。
日南市は大隅半島の南寄りに有り、温暖な地域だそうです。
その海岸線は全てが「日南海岸国定公園」になっています。
今回、その端から端まで走りました。
立ち寄り先は鵜戸神宮、飫肥城跡、油津港でした。
日向大島を含め、海岸、島などへの立ち寄りが出来ませんでした。

宿泊は日南市にある「かんぽの宿日南」にしました。
このかんぽの宿は、日本全国に有りますが、どこも価格的に先ず間違いのない宿で、
結構利用しています。今回も、施設、サービス、食事を含めほぼ満足な宿でした。

油津港は結構面白い場所が有りましたが、事前調査の不備から車で回りきれず、
少し思いを残す結果となりました。
青島から日南海岸を経て
「鵜戸神宮」へと向かいました。

鵜戸神宮は巨大な海蝕洞に
極彩色の社殿が有り、古く神仏混淆の
名残りを残しています。縁結び, 夫婦和合,
安産,漁業,航海の神様とされています。

大雨で海岸側の道路が閉鎖され
本殿近くの駐車場が使えず、
大型バス駐車場に入りました。

この駐車場からはトンネルを抜け、
長い石段を登り降りし、結構長い距離を
歩くことになります。

この石段は「鵜戸山八丁坂」と
よばれ、登438段、下り377段の
合計815段あり、江戸時代にはすでに
作られていたとの事です。
鵜戸神宮の神門とその前にある
大灯籠です。

神門から楼門、千鳥橋、玉橋を
通って出たところにある神殿です。
左手の洞窟の中に本殿が
有ります。
緑の屋根は手水舎です。

鵜戸神宮の詳細は下のボタンから
お入り頂けます。

鵜戸神宮
この日の泊りは「かんぽの宿日南」
です。
日南市街地のはずれ、酒谷川を
見下ろす丘の上に有ります。

お風呂は露天風呂を含め数種類あり
温泉を楽しめます。

写真は資料からの拝借です。

この日の夕食には
「美味しいものを少しずつ」と
云うコースをお願いしました。
家内は鶏肉がだめで、要らないと
言ったら、宮崎牛に変えてくれました。
この牛肉が美味しかった。

食事の内容は
上段左:左の黒い器は滝川豆腐、青い杯は
日向夏ワイン、その右白瓜雷干・酒盗。
中:地頭鶏陶板焼き、冷えたビール。
左:刺身と左手前に滝川豆腐。

中段左:鶏肉の代わりの牛肉、中:カサゴ
の姿蒸し、右:飛魚一夜干しのウニ焼き。

下段左:鱧と野菜の天ぷら。
右:鰻の押しずしとソーメン。
少しずつの筈がどれもたっぷりありました。
ホテルの部屋から眺める
市街地方面です。
下を流れる川は酒谷川です。

画面にポインターを置くと
飫肥方面の眺めをがご覧
頂けます。

飫肥(おび)城跡です。

飫肥城跡は飫肥杉の茂る城跡です。
復元された大手門・松尾の丸や
藩校振徳堂や武家屋敷、広い石段・
苔むした壮大な石垣が残り
往時を偲ばせてくれます。

詳細は下記ボタンからお入り
頂けます。

飫肥(おび)城跡
飫肥城跡から日南駅を通り、
海岸沿いの油津へ出ました。

油津の堀川に架かる石橋です。

この油津港は百済の王が油津に
漂着したとの伝説があり、遣唐使の
時代から日本と中国大陸をつなぐ
貿易の中継地であり、倭寇の拠点と
しても利用されていたそうです。

映画・寅さんの舞台にもなったようです。
広渡川河口から油津港を結ぶ
「堀川運河」は、飫肥藩が飫肥杉の
運搬を効率的に行うために作られた
運河です。
1686年に飫肥藩主伊東祐実(すけざね)
の命により28ケ月の歳月をかけて
完成しています。
道の駅なんごうから眺める
観音崎です。
前の通りは448号線で南郷から
串間駅間を海岸沿いに走る国道です。
220号は南郷から内陸に入り
串間駅で448号と合流します。

この道の駅近くにはジャカランダの
森があるそうです。
お店ではジャカランダの苗木を
売っていました。

海の向こうに薄ら見えるのは
日向大島です。
串間市
串間市は宮崎県の最南端に位置する市です。1954年に市制が施行されています。
人口は2万人ほどです。域内には都井岬、幸島(おさるの島)などが有ります。
串間市は左図の如く、海岸側と内陸部に分かれています。北部は都城市と接して
います。西側は鹿児島県の志布志市に接しています。

海岸側には猿の生息地として国の天然記念物に指定されている幸島(こうじま)や野生馬の
生息する都井岬などが有ります。

内陸部には火山噴火で形成された赤池渓谷や滝などが有ります。

今回は日南市から国道448号沿いに小崎鼻経由都井岬に入り、串間市街に出て
志布志湾沿いに大隅半島を横切り、鹿児島県垂水市にでて、桜島へと向かいました。

お天気に恵まれず、素晴らしいであろう景観を見られなかったのは残念でした。
小崎鼻からの眺望です。

小崎鼻へは国道448号から海沿いに
少し入ります。迂回路はなく、往復と
なります。

小崎鼻の北側の景観です。
左手は恋ヶ浦海岸になります。
恋ヶ浦海岸です。
幾らか砂地の部分もありますが、
サーフスポットになっているようです。

鳥羽天皇がこの地を訪れ京の都を
恋しがったとの伝説から命名されて
いるようです。
小松鼻です。
崖下は良く見えず、このような
フェニックスのある緑地に
なっています。

右に見えるのは都井岬です。
小松鼻から見る都井岬です。
都井岬灯台です。
ガスで見通しは悪いけれど
灯台の上まで上がりました。
残念ながら何も見えませんでした。
九州では内部に入れるのは
この灯台のみだそうです。

岬の道路を走っていると
野生の馬に出会いました。
ビジターセンターの話では
下まで降りてくるのはオスで
まだ集団を作れないオスが
一緒に降りてくるのだそうです。
この日は3頭が一緒にいました。
そのうちに自分のハーレムを
作るのでしょう。

都井岬の詳細は下記ボタンから
お入り頂けます。


都井岬
串間市役所です。

観光課で色々教えてもらいました。
串間では新鮮なブリで作った
「ぶりプリ丼」が有名だと聞きましたが、
どの店も2時までで残念ながら
今回は食べることができませんでした。
串間駅です。
JR九州の日南線の駅になります。

右隣には「駅の駅」が有ります。

なぜか路面電車が駅前に飾って
有りました。
画面にポインターを置くと電車が
ご覧いただけます。
市役所の近くに
「吉松家住宅」があります。
国の重要文化財に指定されています。

吉松氏は明治・大正・昭和にかけて
串間の政治、経済に大きく貢献した
人だそうで、住宅は大正時代に
建築されています。

吉松家住宅の外観です。

住宅の内部は下記のボタンから
お入り頂けます。

吉松家住宅
                     鹿児島県の風景       九州の風景     日本の風景  トップページ