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かつて伊勢神宮を参拝する人たちが身を清める場所として、また、神宮参詣者たちの宿泊場所としても栄えた と言われる名勝二見浦は伊勢市二見町にあります。有名なのは夫婦岩ですが、そのそばに「二見興玉神社」が あります。興玉神社は夫婦岩の沖合700m位にある猿田彦大神ゆかりの興玉神石を拝す神社で、縁結びや夫婦円満、 交通安全・厄払い等にご利益が有ると言われています。 本殿の傍には天照大神が隠れた天の岩屋もあります。天の岩屋は同じ伊勢市内の別の場所にもあります。 この神社がある地区は伊勢市二見町江と称し、「江」は全国で最も短い(漢字、仮名、ローマ字で1字)地名となっています。 |
二見ヶ浦南寄りにある「二見興玉神社」への 参道です。 鳥居の先にあるのは龍宮社です。 参道は海沿いに進んでゆきます。 |
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龍宮社です。 | |
龍宮社の手水屋、鳥居と本殿です。 祭神は大綿津見神で海の守護神として 崇められています。従い、全国の漁業、 船舶関連業界の信仰厚いものがあります。 起源は1792年(寛政4)にこの辺りの村を 大津波が襲い、大被害を蒙り、2度と この様な災害が無いようにと、五十鈴川江の 河口に龍神を勧請しました。この龍神は 五十鈴川河口の改修工事で、1938年 (昭和13)に興玉神社境内に遷され、 龍宮社と称することになったそうです。 現社殿は1971年(昭和46)に修復され 現在に至っています。 |
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参道にある「禊橋」です。 2015年に架け替えられています。 |
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禊橋を渡ると「夫婦岩」に出会います。 | |
興玉神石遥拝所の 鳥居越しに見る夫婦岩です。 |
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興玉神社の手水場です。 色々な蛙が置かれており、 「満願蛙」と称し、蛙は猿田彦大神の お使いと信ぜられています。 |
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二見興玉神社の本殿です。 昔は伊勢神宮の参拝の折には ここ立石の浜で禊ぎをするのが習わしで 有ったので、現在でも参拝の順序としては この興玉神社でお祓いを受けて禊ぎを 行ってから外宮・内宮に参拝するのが 正しい参り方と言われています。 従い、興玉神社への参拝は浜参宮と 呼ばれています。 画面にポインターを置くと 神社の祭壇をご覧いただけます。 |
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「天の岩屋」です。 二見興玉神社の境内にある岩窟で、 稲を司ると言われる宇迦御魂大神 (うがのみたまのおおかみ)を祀った 三宮神社の遺跡と伝わっています。 全国に「天の岩戸」「天の岩屋」と称される 場所がありますが、ここもそのひとつで、 天照大神が隠れられた処(日の入処)の ひとつとされています。 岩屋の石の扉が飛んだ先が長野県の 戸隠だそうです。 事の真実はともかく、考えると楽しくなる 神話です。 画面にポインターを置くと 岩屋の内部をご覧いただけます。 |
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天の岩屋から眺める夫婦岩です。 |
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海面に浮かんでいるカモたちも 寒いのか、頭を身体に突っ込んで 眠っていました。 |
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入口の海岸縁にある「縁結びの歌碑」です。 舘まさお作、西条八十補作と記されています。 「お伊勢まいりに 見そめた あなた むすぶ縁の 夫婦岩」 |
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