日光田母沢御用邸公園
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日光田母澤御用邸公園は1899年に大正天皇が皇太子時代に静養のため
建てられた御用邸です。
建物は一部は銀行家小林年保が建てた別邸と紀州徳川家江戸中屋敷の一部
が利用されています。江戸、明治、大正の夫々の時代の様式をもっています。
1921年(大正7年)までの間に何度か新増築が行われ現在の規模になっています。
今上天皇が皇太子時代の昭和19年7月から1年間この御用邸に疎開していたことも
あります。
部屋数は全部で106室あります。建坪は1,360坪あります。
2003年に国の重要文化財に指定されています。

御用邸への入り口
車寄せです。
赤坂東宮御所
からの移設です。
中庭とそれを
取り囲む建物です。
正面の三階建は
紀州屋敷を移設
した部分で三階は
展望室になって
います。
謁見所(奥)と
次の間です。
室内はほとんどが
絨毯敷きで、
寝所以外は靴履き
での生活だった
そうです。
謁見所の前にある
御玉突所です。
大正年間に作られ
たものです。

紀州徳川家より
移設された建物の
一階御学問所です。
江戸時代の建物も
違和感なく馴染んで
います。
二階の寝所(奥)と
次の間です。
寝所には電気の
照明具はなく、
燭台のみです。
ここは通常は
非公開です。
寝室の横にある
剣璽(けんじ)の間
です。
剣璽とは三種の
神器の内の剣と
勾玉を合わせて
こう称するそうです。
鏡は皇居から動か
さないそうですが、
剣と勾玉は移動の
際には持参し
これを安置する
場所が剣璽の間
です。
ここも期間限定
公開です。
御日拝所です。
寝所の手前に
有ります。
やはり通常は
非公開と
なっています。
御日拝所からの
庭園の眺めです。
天皇滞在中は
毎日ここから皇居
遥拝したそうです。
建物の屋根は
全て銅板葺きに
なっています。
御座所です。
ここは天皇が
滞在中日常の
執務を行った
部屋だそうです。
紀州家中屋敷から
移設されています。
奥の部屋が
御食堂
です。
御湯殿です。
佐倉の堀田邸が
大正天皇を迎える
為に準備した
湯殿同様
湯船はなく掛け湯
スタイルです。
庭園は回遊式で
一部に池も配置
されています。
右の建物は1階が
ご学問所、2階が
御日拝所、中央が
1階御座所、2階
寝所、剣璽の間、
3階が展望室。
左の建物は赤坂
仮皇居から移設
されたものです。