上江洲家
  元のページへ戻る
久米島の具志川城主の末えいである上江洲家は、代々地頭を勤めた旧家です。綿糸やお茶等の栽培を促進し、特に紬の製法を住民に
普及させるとともに、貧民の救済、国王への献納など数々の善行をしたことでも知られています。
久米島にある旧宅は重要文化財に指定されており、この上江洲家の住宅は、「石垣殿内」と呼ばれている屋敷構えで、屋敷の周囲は、
立派な石垣で囲まれているそうです。
おきなわワールドの琉球王国城下町の一角に上江洲家のお屋敷が摸築されています。 
上江洲家(うえずけ)の石垣です。
久米島の屋敷と同じ形で積まれています。
琉球石灰岩が使われています。
積み方は「亀甲乱れ積み」と言う方法で、
亀の甲羅のように積まれています。

左手に見える「石敢當」は魔物の侵入を防ぐため、
T字路などに置かれています。
魔物が直進しかできないので、この石碑にあたって、
砕け散ると言われています。
上江洲家の全景です。

上江洲家の間取り図です。
かっての村長の家を彷彿とさせる規模です。

久米島の実物に模して建てられています。
おきなわワールドの屋敷は三線のl展示と販売
等を行っています。
三線(さんしん)の稽古もできるようです。

座敷は右から一番座、二番座、三番座
と称されるようです。
土壁は一切ありません。
二番座の正面には仏壇があります。

沖縄では家の中心に仏壇を置くのが
習慣なのだそうです。
最近は少し変わっているようですが、
それでも基本は家の中心に置くのが
通常だそうです。
「フール」と呼ばれる便所と豚の飼育小屋を
兼ねた物で、茅葺や瓦葺の屋根があるそうです。
外から眺める上江洲家の様子です。
厚い石垣が家を取り囲んでいます。
  元のページへ戻る