仲間川
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仲間川は西表島では2番目に大きい川で島の南寄りの仲間岳周辺を
源流として南東部の大原地区へ流れ出ています。
河口部からマングローブ林の辺りは干満により海水が流れ込む汽水域です。

日本に植生するマングローブ林は約600ヘクタールと言われています。
その25%、約160ヘクタールが仲間川流域に生育しています。
流域一帯のマングローブ林は「仲間川天然保護区域」として
国の天然記念物に指定されています。

仲間港から仲間川マングローブクルーズ船が出ています。
干潮時や渇水期には奥まで行けない時もあるようです。

我々は仲間港からマングローブ群落地を経てサキシマスオウのある
一番奥の上流船着き場まで行くことが出来ました。
大原港(仲間港)から仲間川マングローブ
クルーズ船が出ます。
我々の乗っている船は左端に停泊している
船と同型のものです。
大原港から仲間川河口へ向かいます。
正面に見える橋は仲間橋です。長さは
250mあります。
両端にイリオモテヤマネコの像が鎮座して
います。

画面にポインターを置くと
橋の拡大写真がご覧いただけます。


川の下流部の状態です。
所々にマングローブが見られます。
ヤマブシキの林です。
根が空気を求めて水面から上に
出ています。
全て気根です。
我々の船がこの日の一番船だったので、
水面が綺麗で、穏やかなクルーズです。
ヤエヤマヒルギの林です。
ヤエヤマヒルギはこのような花を
付けます。
花の先から筒状のものが延びて
それが落ちると地面に刺さり、
そこから新しい芽が出るのだそうです。

所々に黄色い葉が見られますが、
これは海水を吸い上げているので、塩分を
排出するために、一部の葉っぱに塩分を
溜め込み、一杯になると黄色くなって
落葉することで塩分を排出しているのだ
そうです。
マングローブ林の情景です。
奥に見える山は御座岳(420.7m)です。
枯た木がそのままになっていますが、
国立公園内で一切手を入れず、自然の
状態を維持するのだそうです。
小さいですが、白っぽい木は
サキシマスオウノキです。
後に出てきますが、樹齢400年の木も
あります。
展望台へ登る船着き場です。
ここから徒歩で展望台まで上がれます。
15分ほどで展望台に着くそうです。
山の中腹に白い屋根が見えますが、
これが展望台だそうです。
マングローブの林を一望できるとの
ことですが、我々には登る時間は
ありませんでした。
川の傍にヤシの木が一本ありました。
ヤエヤマヤシで後ろの山の中腹に
ヤエヤマヤシの自生林が見えます。

ここがヤエヤマヤシの発生地点で
ここから沖縄県全体に広がっていった
そうです。
別の箇所のヤエヤマヤシの林です。
タコノキ(アダン)が根を延ばしていました。
川べりではダイサギが餌を漁っていました。
上流船着き場を降りると
この様な泥の筒が幾つも見られます。
沖縄アナシャコの巣だそうです。
この穴の中40〜50cm位のところに
シャコがいるそうです。
残念ながら姿は見られませんでした。
サキジマスオウノキです。
二本の木が寄り添うように立っています。
夫婦スオウとも呼ばれています。
樹齢400年で樹高は20m、
板根の高さ最高4mあります。

画面にポインターを置くと
別角度からの木がご覧いただけます。
上流船着き場の干潟にいた
ミナミトビハゼです。
琉球列島には広く存在するハゼだそうです。

右上にある花はヤエヤマヒルギの花です。
仲間川マングローブクルーズの船です。
我々の乗った船は下の写真のように
もう少し開放的な船です。
何社かがクルーズを行っているようです。


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