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八重山諸島は、北緯24度2分から25度55分、東経122度56分から124度34分に位置する 石垣島、西表島の2つの大きな島と竹富島、黒島、小浜島、新城島、日本最西端の与那国島、 有人島日本最南端の波照間島その他合計32の島々から形成されています。 2014年11月に石垣島、小浜島、竹富島、西表島を訪れました。 |
八重山諸島のおもな島は左図の9島となります。 石垣港より定期船の有るのは西表、小浜、 竹冨、黒島、波照間、与那国の6島です。 この地域は西表石垣国立公園になっています。 今回は石垣港よりまず小浜島にわたりここで一泊、 当初予定は最初に島内観光をするはずが、便の 遅れで当日は宿泊のみとなりました。 小浜島より石垣港経由で竹富島にわたり、再び 石垣港へ戻った後、石垣港から西表島の大原港 へ向かいました。 西表島で由布島に立ち寄り、そのまま西側にある 星野リゾートニラカナイ西表島で宿泊。 翌朝、仲間川でクルーズ後、大原港より石垣港 へ戻り、川平(かぴら)湾へ出て、グラスボートに 乗船しサンゴ礁の様子を眺めた後、石垣空港 (南ぬ島:はいぬしま)より羽田へ戻りました。 からだに優しい旅と言うことで料金も割高なコースを 選択したにもかかわらず、忙しい旅になりました。 船に乗ること7回。長くても1時間以内なのですが。 八重山諸島のツアーは概ね同じようなコースなので、 羽田〜石垣直行くらいがお値打ちだったのでしょうかね。 天候は小浜島での水牛車乗車中に雨に遭った以外 はまずまずの天気でした。気温も27〜8℃で過ごし易い 環境でした。年間平均気温は23〜4℃で 運転手は「20℃以下になったら暖房もないし、厚い 服もないし寒くて寒くて」と言ってました。 |
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沖縄県では沖縄本島と西表島に次ぐ3番目の大きさを持つ島で、石垣市は日本最南端の市です。 人口は5万人弱で八重山諸島の人口の90%がここに集中しています。 緯度はハワイのホノルルとほぼ同じで年平均気温は23.8℃と亜熱帯の島になります。 沖縄那覇から420km、台湾から277kmと台湾に近い位置にあります。 |
八重山諸島の行政、経済、交通の中心がここに集中しています。 空港は新空港が2013年3月開港され、大型機の着陸が可能となり、 東京からも直行便が飛ぶようになりました。 それまでの空港は石垣市街に近い場所にありましたが、閉鎖され再開発 されるそうです。 八重山諸島の連絡船の拠点である石垣港は島の南端に位置し、 港の周辺には市街地が形成されています。各島への連絡船は 殆どが石垣港発着となっています。 海上保安庁の巡視艇などもここが基地になっていて何隻もの巡視艇を 見掛けました。 島の最高峰は於茂登岳(525.8m)で、沖縄県内でも最高峰です。 バンナ岳(230.4m)は山全体が公園になっています。 |
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石垣島から17.7km、西表島から2.5kmの場所にある周囲16.6kmの島です。人口は614名。 島内には中学校もあります。 小浜島はNHKの朝ドラ「ちゅらさん」のロケ地でその時に使われた住宅「こはくら荘」がそのまま残されています。 サトウキビ主体の農業と黒毛和牛の畜産が主な産業です。島内にリゾートホテルやゴルフ場もあります。 |
小浜港が島の入り口となっています。 細崎(くばさき)には漁港もあります。 大岳(うふだき)は標高99mで展望台も作られています。 この展望台からは360度の眺望可能で波照間と与那国以外の 八重山諸島の主な島の殆どを見ることが出来ます。 ただ、今回はj時間の関係で低い方の展望台からの眺望で、かつ、 曇り空で見通しが悪く、思ったほどの景観は得られませんでした。 東南(地図の緑色)はリゾートホテルのはいむるぶしと 星野リゾートがあり、ゴルフ場もここにあります。 はいむるぶし(ヤマハリゾート)に宿泊しましたが、広大な敷地のあるホテルでした。 八重山諸島すべてに言えることですが、見物をするというより、 海の遊び場所でアクティビティを楽しむところのようです。 |
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石垣島から6.3kmの所にあり、石垣港からは高速船で約10分ほどで着きます。 人口は355人、周囲9.2km隆起サンゴ礁の琉球石灰岩からなる小島です。 この島の集落の家並みは重要伝統的建造物群保存地区となっており、家の建て替え等にはいろいろと 厳しい条件が付くようです。集落内の道は全てサンゴの砂で造られ、夜間でも白く光るようになっています。 |
島の東側に竹富港があります。島外との交通の拠点です。 集落は北部に集中していて、3部落あるようです。 島全体がホットケーキのように平らで中心部が少し盛り上がった 状態になっているそうです。標高の最も高い所で24mです。 島内には信号機や警察署はありません。集落を取り巻く3.3kmの 環状線がありますが、取り締まりなどもなく、結構なスピードで走れるそうです。 八重山諸島ではどの島にも星砂があるようですが、竹富にも何か所か 採れるところがあります。今回はカイジ浜で星砂を採ってきました。 全島が国立公園になっていますので、竹富島のすべての物は持ち出しが 禁じられていますが、この星砂は大丈夫なようです。 今回はわずか1.5時間程度の滞在で、いくら小さい島とは言え ゆっくりと回るだけの時間はありませんでした。 |
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沖縄県では本島に次いで大きな島で、殆どが山岳地帯であり、河川も多く、島の90%以上が 熱帯、亜熱帯原生林に覆われていて、雨量も年間平均で2,700mm以上あるそうです。 道路は東から北方面のみで島の周回道路はなく、人跡未踏の森林も沢山あるとの事です。 ジャングルにはイリオモテヤマネコ、カンムリワシ、セマルハコガメなど特別天然記念物が生息しています。 |
島の人口は2,318名、居住可能な土地は島の10%で 他はジャングルになっています。 島内には大原港と上原港の2港あります。 島の面積が広い割には立地が悪いため空港は ありません。これも自然保護に役立っています。 大原は移住者の多い地区だそうです。 島内に交通信号は大原港の前に一か所でこれも 小学生の交通学習のためにあるそうで、実質的な 信号はないそうです。 東海岸に由布島があります。島までの海の深さは 30cm程度なので、徒歩で渡れますが、観光用に 水牛車が往復しています。 仲間川と浦内川にはマングローブの林が続いており、 リバークルーズが出来ます。今回仲間川のマングローブ クルーズをしてきました。 |
西表島の南の港「大原港(仲間港)」 です。 「仲間港旅客待合室なかまりん」と 表記されていますが、一般には 大原港と呼ばれているようです。 |
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大原港から由布島へ向かう途中に 渡った前良川です。 本降りの雨になりました。 |
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雨に打たれて道路に亀が出てきました。 運転手が目敏く見つけて説明 してくれました。 天然記念物に指定されている 「セマルハコガメ」です。 危険を感じると完全に手足頭を 甲羅の中に入れてしまうので、 箱亀の名前が付いています。 20cm程度の大きさです。 |
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由布島への入り口です。 ここから水牛車に乗って 由布島へ渡ります。 由布島は人口11名のみの島です。 昔は小学校もあり、大勢の人が住んで いたようですが、昭和44年の台風で 島が水没し、1組の夫婦以外はすべて 島外へ移ったとの事です。 残った夫婦が手造りで作り上げたのが 現在の由布島だそうです。 |
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こんな車で海を渡ります。 水深は30cm程度なので車や徒歩でも 渡れるそうですが、まあ、折角だから 水牛車に乗車します。 ただ、今回の旅では最も激しい雨の 中を渡ることになりました。 詳しい内容は下記からお入り頂けます。 |
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由布島から島の西寄りにある 星野リゾートニラカナイ西表島へ 向かう途中で見える小浜島です。 小浜島は西表島の北東部2.5kmほど 離れた所にあります。 小高い山は大岳(うぶだき)です。 海の中ほどの白い線はバリアリーフ (サンゴ礁)になっています。 |
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途中で電柱に泊まっている 「カンムリワシ」を運転手が 見つけてくれました。 国の特別天然記念物に指定されて います。 少しピントがボケているのが残念。 |
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マングローブの一種です。 マングローブと言う木はなく 水生の樹木を総称してマングローブと 呼んでいます。 詳しくは仲間川マングローブクルーズで 説明しています。 |
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星野リゾートでの夕食です。 八重山料理を主体としています。 上左:「カマイ(猪肉)チャンプルー」 上中:「ビージャー(羊肉)のしゃぶしゃぶ} 上右:「中身汁」(豚の内臓の汁) 下左:「カザミ」(マングローブに生息する ワタリガニ) この蟹入りの茶碗蒸し(下右の右下白い碗) 下右:いずれも土地の料理です。 |
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星野リゾートの玄関です。 7時40分出発と言うことで 7時の朝食時間でやっと夜明けです。 ここも広い敷地を持つリゾートホテル ですが、殆どなにも見ない滞在時間 でした。 |
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昨夜から朝方までの雨も何とか上がり、 青空も見えてきました。 西表島の北部にある上原港が 左に見えます。 |
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干潟の上を走る海上道路と船浦橋です。 両側は干潟になっており、満潮時には 海の上を走る道路になります。 |
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島の北東部を走っています。 右に見えるのはウ離島(うばなりじま) のようです。無人島です。 |
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一旦大原港まで戻ります。 大原港から仲間川マングローブ クルーズ船に乗船します。 |
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西表島で2番目に大きい仲間川です。 (1番は西側にある浦内川です) 川の両側には日本最大のマングローブが 広がっています。 流域には数多くの天然記念物があり 文化庁仲間川天然保護区域に指定されて います。 この川の上流にある御座岳(420.7m)は イリオモテヤマネコの生息地です。 仲間川の詳細は下記のボタンからお入り 頂けます。 |
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すっかり晴れ渡り、サギも飛んでいました。 ダイサギのようです。 |
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仲間橋の袂にはイリオモテヤマネコの 石像が置かれています。 この石像1体750万円との説明がありました。 全部で4体あります。 橋を渡った時は速度が速すぎて撮れず、 船からは何とか撮れましたが、 逆光でシルエットになりました。 |
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