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慕田峪長城

北京近郊の長城では八達嶺の長城が有名ですが、
近郊には何箇所かの公開されている修復された長城があります。
八達嶺のほか、慕田峪長城、司馬台長城、金山嶺長城などが
比較的行き易い場所として存在しています。
八達嶺は余りにも観光化し過ぎており、一度は行っても二度目以降は
他の長城へ行く方が多いようです。
今回は慕田峪長城へ行きました。
ここは下からロープウエイで上がります。降りるときはロープウエイでも
滑り台式の滑降設備でもあるいは徒歩で降りることもできます。

長城への入口です。
以前はこの様な碑は
なかったのですが、
顕示欲の強かった
江沢民が自らの
筆により書いた文字
を石碑に残して
います。
左は日本語も含め
三ヶ国語で書かれた
説明石板です。
下から眺めると
ほとんど樹木に
覆われて
長城の全容は
見ることが
できません。
赤い建物は
ゲストセンターです。
ロープウエイから
長城への入口
です。
八達嶺の長城に
比べると壮大さは
有りませんが
美しさは
こちらの長城の
方が勝っています。
天壇公園
天壇公園は世界遺産にも登録されている文化遺産です。
1420年に明朝の永楽帝の手になるものと言われており、
皇帝が豊年を祈願したりする、天の祭りごとを行った場所です。
天壇の祈年殿です。
直径24.2mの円形の
建物で、高さは38.2m
中央に玉座があり
毎年皇帝が五穀豊穣
を祈念した場所です。
台座は3段で大理石
です。階段と階段の
間の柱は各9本、
階段の数も各9段。
9という数字は中国
では無限を表します。
内部の天井は龍の絵
が描かれており、
5本指の龍は皇帝
のみが使えた
そうです。
丹陸橋です。
祈年殿と皇穹宇を
繋ぐ、高さ4m、
幅30mの道が
360m続きます。
道の下部に横切る
トンネルがあるので
橋と呼ばれています。
かっては中央の
大理石の道は
天帝のみが通れた
道です(実際には
誰も通れない)。
その右の煉瓦路は
皇帝専用、左側の
煉瓦路は閣僚専用
の路だったそうです。
祈年殿の南にある
皇穹宇です。
天の宝庫と言われ
普段の日に天への
祈りを捧げる場所です
祭りごとを行う時の
祈りをささげるのは
圜丘です。
皇穹宇を取り巻く
土塀は真円に
なっており、遠くに
いる人の声がこの壁
を伝わって聞こえる
ことから
回音壁といわれて
います。
天への祈りを捧げる
圜丘壇です。
この円形の大理石の
壇の中心で
皇帝が天への祈りを
捧げたそうです。

ポインターを画面に
置くと大理石の
彫り物がご覧頂けます
圜丘から祈年殿方向
を眺めた景観です。
祈年殿・皇穹宇・圜丘
が一直線上に
並んでいます。
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