大韓民国
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大韓民国(韓国)は1948年8月15日に米国の承認の下に李承晩が
独立宣言をしました。その後1950年に朝鮮戦争が勃発、3年後に
休戦、1965年に日韓基本条約が締結され、日本との国交回復しています。
朝鮮半島はいまだに二つに分かれたままですが、米中露の思惑も
入り混じり、日韓関係も現在は難しい状況にあります。
経済的には日本の後追いの形ながら近代化を図り工業の発展により、
特に弱電、造船では世界のトップランクにまで登り詰めました。

なぜか、韓国へは足が向かず、2006年9月に友人がソウルに居る間にと、
仲間二人で出かけましたが、それが最初の訪韓となっています。
板門店にも行きましたし、ソウル市内のあちこち回りましたが
なぜか写真が見つかりません。なんで〜?

2019年5月29日にクルーズ船の寄港地として釜山に半日だけ
立ち寄りました。2回目の訪韓です。 韓国・釜山
ソウル seoul
ソウルは京城、漢城と表記されていました。
朝鮮王朝500年の王都でしたが、朝鮮戦争期間には何度か北側に落とされ、
首府を釜山に移した時期も有りました。
現在は漢字表記は使われず、ハングルとローマ字表記になっています。
人口は1千万人を超えた時期もありますが、周辺部の発達により現在は1千万弱となっています。
景福宮1935年李成桂により作られた
朝鮮王朝の王宮です。
この建物は光化門です。内側から眺めて
いますので、掲額は見えません。
1950年に焼失し、1968年に再建されました。
丁度何かの儀式を行っていました。
衛兵の交代儀式のようです。
勤政門です。勤政殿への正門となります。
1867年に勤政殿再建とともに建造されて
います。
勤政殿です。景福宮の正殿です。
1395年に創建され、その後焼失しましたが、
1867年に再建されました。
現在の建物は2001年に復元されたものです。
景福宮の北東部にある五重塔です。
国立民族博物館になっています。
景福宮の西側にある慶会楼です。
国王と臣下が参加する宴会や、
海外からの来賓との宴会に使われる
建物だそうです。
1412年の創建ですが、一時焼失し、
1867年に再建されています。
慶会楼を東側から眺めています。
景福宮の東南隅にある櫓です。
慶州 kyongju
慶州市は韓国の東寄りにある歴史文化都市です。
新羅王国の都・金城があったところです。1995年から2010年にかけて3度にわたり
慶州市内の古い建築群、遺跡群が世界遺産に登録されています。
1955年に慶州市が成立し、1995年に現在の規模の慶州市になっています。
ソウルからはKTX(京釜高速線)があり2時間強で着けます。以前は慶州駅に入っていましたが、
2010年に一部新線開通後は新慶州駅が出来たようです。
ソウルからKTXで慶州へ向かいます。
この頃は現在の路線とは違うルートで
行きました。
慶州駅です。
趣のある駅ですが、規模は
小さいものです。現在KTXは1日に2往復しか
ないようです。この駅より9km位の場所に
新慶州駅が2010年に造られたようです。
駅前広場の様子です。
国立慶州博物館の前庭にある
聖徳大王神鐘(奉徳寺鐘)です。
771年の鋳造で、この鐘にまつわる話が
伝えられています。
いわく、最初の鋳造では良い音が出ず、
幼い女の子を人柱にして鋳造し直したところ
美しい音が出る鐘になったのだそうです。
ただ、その音は「エミレ(韓国語でお母さん)、
エミレ」と聞こえるそうです。そのため、
別名「エミレ鐘」とも呼ばれるそうです。
石窟庵です。世界遺産に登録されています。
新羅の宰相金大城が774年に父母のために
作ったものと言われています。
内部には当時の仏像が収められています。
石窟庵からの下界の眺めです。
佛国寺一柱門です。
佛国寺は石窟庵同様に金大城により751年に
着手され、774年に完成されたとされています。
現在の建物は1970年代に修復されており、
1995年世界遺産に登録されています。
佛国寺の紫霞門と青雲橋、白雲橋です。
門の奥に大雄殿があります。
左は手前青雲橋、奥が白雲橋と
名付けられている石段です。保存のため、
昇降は禁止されています。

右は石窟庵への入口の石組みです。
左は境内にある多宝塔です。韓国の国宝です。

右は寺の外郭にあった煉瓦造りの塔です。
臨海殿址にある雁鴨池です。
674年に新羅の貴族の遊びの場として
建てられた宮殿址の一つです。
大陵院古墳公園です。
数多くの新羅の古墳が並んでいます。



下は天馬塚です。
古墳内部から天馬を描いた馬の泥除けが
出土したことからこの名前が付いたようです。


半月城(新羅の城)跡にある
石氷庫です。
ここにはこれ以外にはほとんど見るものが
有りませんでしたが、新羅の繁栄を偲ばせる
ものです。
七世紀に造られた東洋では最も古い
天文台・瞻星台です。
一見変哲もないレンガ造りの塔ですが、
色々と工夫がなされているそうです。

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