猫 空
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猫空(マオコン)は台北市東南部の端に位置し、二格山系に属しています。
名前の由来はこの地域を流れる大坑渓の川床の地形から来ており、猫とは関係ありません。
渓床の岩の硬度が異なり、水の浸食で凸凹になり、壺穴と呼ばれる多くの穴が出来たそうでう。
この一帯を昔の人々が台湾語で「ニャオカン」と呼んでいたことからこの音に近い猫空の字が当てられたと
いうことです。
この地帯の住民がお茶の栽培で生計を立てていたことから、1980年に台北市が観光茶園と位置づけ、
喫茶、ハイキング、散策や景観を楽しめるスポットになりました。
MRT動物園駅から数分のところにロープウェイの乗り場があり、片道50元で乗車できます。
途中には2駅あり、それぞれ値段は異なります。
頂上からは山越しに台北市内のビル群も眺められ、ロープウェイのほかにも公共バスの便もあり、
一日楽しめるレジャースポットと言えるでしょう。
動物園駅近くに掲示されていた案内板です。
真ん中の細い線がロープウェイです。
途中でほぼ90度に方向転換します。

途中駅に指南宮駅があり帰りにここで
途中下車しました。

動物園駅から猫空駅まで約25分かかります。
別にバス便もあります。
頂上を循環するバスもあります。
動物園前からロープウェイ乗り場へ
向かう途中にあった案内用の模型です。
こんなゴンドラに一人で乗りました。
地元の人はクリスタルカーに乗るために
並んでいました。どんなゴンドラかは
不明ですが、何台かに一台あり、
事前に整理券を貰うようになっています。
雨模様で景色は今一でした。

上に着いたら雨も上がって、
傘なしで歩けました。
猫空駅の近くにあったお墓です。
規模の大きいもので、周辺は
お茶畑になっていました。
遊歩道から眺めた指南宮駅です。
同じ場所からの指南宮と台北101の眺めです。
これはこれでなかなかの眺めでしたが、
晴れた日にはもっと違う絶景が眺められるでしょう。
天恩宮へ向かう途中の道からの
猫空駅の眺望です。
天恩宮です。
創建は結構新しく1994年です。
新興宗教の「一貫道」の道場だそうです。

ポインターを画面に置くと正殿が
ご覧いただけます。
正面ににこやかな弥勒菩薩がおられます。
ここでは中華の神様も西洋の神様も、また、
古い神様も新しい神様も並列して祀られて
いるそうです。
現場の確認はできませんでした。
お茶園の喫茶室とお茶畑です。
左はお茶畑です。背丈はそれほど大きくない
お茶の木が多いです。

右はお茶園のお茶を売っていました。
サンプルなのか乾燥させているのか
よく判りません。
ロープウェイの猫空駅近くにある三玄宮です。
一見ガレージのように見えましたが、
奥の壁にはちゃんとした廟の入り口になって
いました。

ポインターを画面に置くと入り口をご覧いただけます。
途中駅「指南宮駅」のそばにある四阿です。
指南宮陵宵宝殿です。
指南宮は台北市の南、木柵山の中腹にある
120年以上の歴史を持つ台湾道教の聖地の
ひとつです。
俗称は仙公廟、この由来は呂洞賓が一般的に
仙公と呼ばれているからだそうです。
此処もいろいろな仏様神様が並列的に
祀られています。
道教は道教、仏教、儒教の神様を一緒に祀って
いるという驚くべき寛容な場所。
もちろん主に祀っているのは道教の神様・
呂洞賓なのですが、実は呂洞賓は道教以外に
仏教や儒教も修業した全能の神様なので、
このような祀り方も問題ないそうです。
信者の方が大勢来られています。
本堂では地元の方の団体が
読経を続けていました。
門牌です。
陵宵宝殿と書かれています。
正殿の飾りつけです。
中華らしいけばけばしい祭壇です。
ロープウェイの路線図です。
全長は4,033m、最高地点は299.3mです。
森の中をゴンドラが進んでいきます。
一区間は30元、二区間は40元、全区間50元と
なっています。
今回の乗車賃は120元でした。
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