飛騨高山・白川郷
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岐阜県は飛騨と美濃に区分けされます。「飛山濃水」と言われ様に
飛騨地方は殆どが3千m級の山に囲まれています。美濃地方は木曽三川
(揖斐川、長良川、木曽川)を中心に太平洋に流れ込む河川が多いです。
飛騨地方は元の飛騨国で、富山県(越中国)との関係が深いです。
美濃地方は元の美濃国で、愛知県との関係が深いです。

2014年4月に上高地から奥飛騨温泉郷に宿泊後、高山市から白川郷を
通って富山県の氷見温泉へ抜けました。

いずれも初めて訪れた場所でしたが、好天に恵まれ中部山岳地帯の春を
楽しめました。

2018年2月には冬の高山を訪れました。富山県大牧温泉から五箇山経由
高山に出て白骨温泉に宿泊しました。その後、長野県松本市へと出ました。
この時の画像は「飛騨高山2」でご覧いただけます。



奥飛騨温泉郷
奥飛騨温泉郷は北アルプスの麓にある温泉郷で平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の
5つの温泉があります。いずれも山間の秘湯となっています。いずれの温泉地も露天風呂があり、
混浴も楽しめるようになっています。
平湯温泉あたりから眺める
笠岳です。
頂上が笠を被ったように
見えることから名付けられています。
平湯のパーキングエリアからの
乗鞍連峰です。
奥穂高温泉「穂高荘」です。
門前から西穂高だけが
よく見えます。
穂高荘の姉妹旅館山の上ホテルの
露天風呂です。
混浴になっています。
晴れていて槍ヶ岳(右手の白い山)
も見られました。
前を流れる川は蒲田川です。


後で見たら露天風呂撮影禁止と
記されていました。多分混浴の
所為でしょう。ただし、撮影希望の
場合はフロントへ申し出て下さい
との事で、撮影ダメと言う訳では
なさそうです。
左は穂高荘の露天風呂です。
右はこの温泉秀綱の湯の説明板で
飛騨一国を支配していた三木氏の
秀綱が落城後この地で滞在し、
保養したと伝えられています。

画面にポインターを置くと
露天風呂を上から見た画面が
ご覧いただけます。
旅荘の中庭の様子です。
苔の緑色が瑞々しく、鯉の赤と
良い対照となっています。
飛騨高山
飛騨の国にある高山市と言うことで一般に「飛騨高山」と称されています。この高山市は
日本の市町村の中で面積が日本一広い市となっています。
高山市内には古い町並が遺されていて、飛騨の小京都とも呼ばれています。
飛騨高山地方の民家の屋根は
角度が緩やかで抑え木が置かれて
いるのが特徴だそうです。

平屋が多いですが、このように二階家も
屋根は瓦ではなく、スレートかトタンが
多いようです。
白川村への途中にあった昔ながらの
屋根を持った建物です。
杉板葺に抑え木が横に置かれ、
その上に石が並べられています。

画面にポインターを置くと
別の同じような家がご覧いただけます。
板葺の屋根の家が見られたのは
この二軒だけでした。
飛騨高山の地図です。

見どころは古い町並の残っている
上三之町、上二之町になります。

高山陣屋跡では朝市が開かれています。
下三之町の宮川沿いでも朝市が
開かれるそうです。

上町は江戸時代からの商家などが
遺されていますが、下町は火災により
町がほとんど燃えてしまい、古い建物は
ほとんどないそうです。

今回は時間の関係で上町のみを
回りました。最初は人力車で一回りし、
その後徒歩で高山陣屋から古い町並を
回り、高山町役場跡を見学して終わり
ました。

ゆっくり回るには最低半日(3〜4時間)
必要でしょう。

昼食は市の西の山の上にある
高山美術館のレストランで洋食でした。

高山市の「中橋」です。
市内を流れる宮川に架かっています。
橋の中の橋と言う意味で中橋と
名付けられたそうです。

最近まで修理中でこの日は修理が
終わって間もないとの事で、
橋の赤色が鮮やかでした。

橋のたもとに大きな桜の木があり、
満開でした。

画面にポインターを置くと
川の向こうに見える「筏橋」の
近くから見た中橋の様子を
ご覧いただけます。
宮川を中橋の上から眺めています。
2014年4月24日はまさに桜が満開。

右手は新市街、左手は旧市街に
なります。

画面にポインターを置くと
反対側の宮川をご覧いただけます。
見える橋は筏橋です。
中橋を渡ってすぐの所に
高山陣屋跡があります。

時間の関係で門から内部を
覗いただけで中には入りません
でした。

この門の外で朝市が開かれています。
高山陣屋と中橋の間にある
陣屋前交差点から眺める
右方:城山公園と高山城址です。
上三之町の街並み保存地区です。

下町は火災に遭いましたが、上町は
江戸時代からの建物が数多く残され
保存街区となっています。

いずれのお店も古式蒼然たる佇まいを
遺しています。
上三之町に「飛騨民俗考古館」が
あり、吊天井や忍び窓があるとの事で
覗いて見ましたが、江戸時代の
お医者さんの家で、高山陣屋お抱え医師
だったようです。
吊天井らしきものはありましたが、
それ以外は普通の家屋でした。

画面にポインターを置くと
屋内の様子をご覧いただけます。
吊天井は角度が悪くて写りませんでした。
左は高山祭の山車の蔵です。

山車の様子は或るお店に置いてあった
模型の山車からご想像ください。
上二之町です。三之町に比べ
規模が大きい建物が多く、
造り酒屋さんが多いです。
宮川のそばの通りにあった
「秋葉さん」です。
火事を防ぐ神様として信仰され、
街を見守っています。

画面にポインターを置くと
正面からの秋葉さまをご覧
頂けます。
元高山町役場(現高山市政記念館)です。
明治28年に完成。
昭和61年から高山市政記念館として
一般に開放されています。


画面にポインターを置くと
横からの建物をご覧いただけます。
昼食を摂った高山美術館からの高山市内北よりとアルプス連峰の眺めです。
左の雪を被ったとがった山は黒部五郎山(2840m)、その右笠ヶ岳(2898m)です。木に隠れているのが穂高連峰です。
美術館から見える穂高連峰です。

左から南岳(3033m)、北穂高岳
(3106m)、奥穂高岳((3190m)、
前穂高岳(3090m)、西穂高岳
(2909m)です。
美術館から眺める高山市内南寄りと
穂高連峰です。

この右寄りに乗鞍連峰が連なって
います。
高山美術館の前庭です。
右手奥ガラス越しに見えるのは
テラスです。ここでも食事が摂れる
様になっており、北アルプス連峰が
眺められます。

レストランは右のガラスの廊下の
突き当りにあります。
高山から白川村に向かう途中に
有った合掌造りの家です。
この辺りに残る唯一の合掌造りだ
そうです。
白川郷
白川郷は白川村と高山市清見町、荘川町を指しており、前者は下白川郷、後者を上白川郷と称しています。
白川村荻町は合掌造りの集落として有名で、1995年五箇山とともに世界遺産に登録されています。
夜間のライトアップも綺麗だそうですが、今回は午後の見学のみとなりました。
白川郷荻町地区の地図です。

観光バスは展望台に立ち寄り後、
バスプールに入り、これ以降は徒歩での見学となります。

であい橋を渡ると萩町地区に入ります。橋の下を流れる川は庄川です。

明善寺はこの地区での最大の合掌造りで県の文化財に、和田家は国の重文に指定されています。

今回神田家と和田家の内部を見たため、
町中をゆっくり見て回ることが出来なくなりました。
展望台からの荻町地区一望です。

真ん中を通るのが大型車両通行止めの道路です。

左手一番手前の合掌造りが和田家です。

右手丘の向こうに見えるのが庄川で、その向こうに大型バス駐車場があります。
桜の花と合掌造りが一枚の絵のように眺められます。
奥は三方崩れ山(2058m)です。
展望台から見る剣ヶ峰(2677m:桜の向こうの山)です。

バスプールから集落への入り口に
架かるであい橋です。
これを渡って集落に入ります。

集落内の様子です。
全てが合掌造りではありませんが、
結構な数の合掌造りの家が
並んでいます。

正面奥の高台は展望台です。
明善寺の鐘楼です。
茅葺の鐘楼になっています。
鐘楼の奥に本堂が見えます。

前を行く旅行客は皆さん台湾人です。
明善寺の庫裏は村落で最も大きい
合掌造りになっています。
一見平屋に見えますが6層5階建てになっています。
神田家の合掌造りです。
ここは内部を見ることができます。
5層4階建てになっています。

主たる産業は養蚕でしたが、
床下で火薬の原料である「硝煙」も
作っていたそうです。
長瀬家の合掌造りです。
ここも内部参観可能ですが、
時間の関係でスキップしました。

現在の建物は明治23年(1890)、
5代目当主長瀬民之助によって
建てられたもので、木造5階建、茅葺、1階は居住空間で2階は寝室、
3階以上は養蚕や農作業スペース
となっています。

ここは国の重文に指定されている
和田家の合掌造りです。
左手は和田家の便所です(重文)。
雪解けを考えた石垣の水路が
作られています。

内部も参観できます。

合掌造りの集落全体については
下記ボタンからお入り頂けます。
合掌造りの内部構造などもご覧
頂けます。


郷合掌造りの町
集落の防火を祈念するために
秋葉神社が設けられています。
創設は江戸時代ですが、建物は
大正時代に修繕されています。
であい橋から庄川の上流を
眺めています。

この辺りもまだいくつかの合掌造りの家が並んでいます。
白川から富山へ向かう高速道路から眺められる五箇山地区の合掌の里です。

ここは富山県南砺市菅沼になります。世界遺産の菅沼合掌造り集落は更にこの奥の方になるそうですが、
道路からはこの2軒だけ見られます。

高速道路からですので一瞬しか
見られません。

2018年2月に訪れた富山県
南砺市菅沼合掌造りの集落を
下記ボタンからご覧いただけます。
菅沼合掌造り
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