ベトナムの風景
 中部ベトナム アジア カンボジア
ベトナム(越南)の正式名はベトナム社会主義共和国です。
ベト族の支配していた越は1887年にフランスの植民地となり
1945年にホーチミンを主席とするベトナム共和国が設立されました。
その後、1954年のジュネーブ協定により南北ベトナムに分裂。
1962年には米国が軍事介入し、ベトナム戦争が激化しました。
1975年の北側大攻勢により南は全面降伏し、1976年4月に
南北統一選挙がおこなわれ、以降、ベトナムは一つの国となりました。

2011年1月にホーチミンからカンボジア経由ハノイに入りました。
2015年2月に成田〜ダナン直行便で中部ベトナムへ行きました。
大乗仏教の国で色々な遺跡も多いのですが、ベトナム戦争で
相当の部分が破壊されてしまっています。


ベトナムの国旗と国章です。
ハノイ ハノイはベトナムの首都です。もとは唐の南方支配の拠点でした。
李朝以降はベトナムの中心都市として栄えてきました。
1945年ベトナム民主共和国の首都となり、1973年以降は
ベトナム社会主義共和国の首都となっています。
→は画面にポインター
を置くと別画面がご覧頂けます
ハノイと言えばホーチミン廟がその代表と
なるでしょう。
1969年に亡くなったホーチミンの遺体が
安置されています。
廟の前にはバーディん広場があります。

バーディ広場と官庁街(黄色の建物)
です。
ホーチミン廟の近くにホーチミンが住んでいた
家があります。
質素な佇まいの家です。
旧居の周辺は公園になっていて自由に
出入りができます。
これは1958〜69年の間住んでいた家です
こちらは同じ敷地内にある、1954〜58年間
住居と執務室として利用していた住宅です。

その折に利用していた自動車なども
展示されています。

公園の中に有るホーチミンの住居です。
(正面の建物)
ホーチミン廟の傍にある一柱寺(延祐寺)です。
11世紀に建てられた寺の楼閣で蓮の花に
似せて造られたと言われています。
一本の柱の上に造られていることから
一柱寺と称されるのでしょう。
この寺は縁結び、子作りにご利益ありと言われ
若いカップルの参詣が多いそうです。

→一本足です。
延祐寺本堂です。
1049年の創建です。



→堂内は金ぴかです。
一柱寺の近くにはホーチミン博物館が
あります。
文廟です。
孔子を祀る目的で11世紀に創建された廟です。


→ 春節を迎える飾りがしてありました。
本堂です。
中には孔子像とその弟子たちの像が
並んでいました。
廟内にはベトナム最古の大学があり、科挙試験に
通った人の名前を刻んだ石碑が並んでいました。
オートバイが不可欠なハノイの市内です。
旧正月前で人数もオートバイの数も
少なくなっていました。

→ ハノイの街は細長い建物が多い街です。
ハノイ市内に有るホアンキエム湖です。
中之島には玉山祠があります。
これは13世紀の元の侵攻を阻んだ将軍が
祀られています。
島へは左端の赤い橋を渡ってゆきます。
ハノイではシェラトンホテルに宿泊しましたが、
街外れで綺麗な湖の畔に立っていました。

→ 朝にはこの湖で釣り糸を垂らしている
  人も見受けました。
ホテルのロビーには迎春の飾り物が
飾られていました。
ハロン湾 ハロン湾は海の桂林ともいわれ、世界遺産になっています。
ハノイから車で東方向へ3時間強かかります
ハロン湾は石灰石で出来た島が幾つも
点在しています。
長年の間に形成された自然の中の盆景です。
墨絵のような眺めです。
ハロン湾内クルーズには帆船、汽船、ボートなどが
利用されます。

船内で宿泊できる船もあるそうです。
Kissing Birds、愛の岩と言われると
なるほどね。

→角度が違うと普通の岩です。
なんとなく三峡下りを思い出させる
風景でもあります。
石灰岩で出来た島、山となれば当然鍾乳洞が
あるはず。
ありました。
結構大きな鍾乳洞です。
照明の関係でカラフルな眺めになっています。
見ごたえのある鍾乳洞でした。
バッチャン村 ベトナムの焼物で有名なのがバッチャン焼。
村中が陶器製作所になっています。
街中が陶器屋さんで自分で焼いているお店も
あれば、陶器を並べているだけのお店も。


→別の店
工場で花瓶に色付けをしている女性です。
総じて若い女性が多かったです。
ホーチミン
ホーチミン市はベトナムで最大の都市です。
旧南ベトナムの首都であったサイゴンが改名されています。
人口は780万人。サイゴン川に沿って街が形成されています。
ホーチミン市と言えばこれ。
オートバイの波。

→朝の通勤時は歩道も車道も区別なく
  オートバイの波が押し寄せてきます。
市の中心に有る統一会堂です。
旧大統領官邸です。
現在は博物館になっています。
サイゴン大教会とその内部です。
19世紀に建てられ、赤レンガ作りと
なっています。


中央郵便局です。19世紀のフランス統治時代に
建造されたもので、ヨーロッパの駅舎に似せて
作られています。

→内部です。
 奥にはホーチミンの肖像画が掛っていました。
郵便局の窓の上に綺麗な彫刻に囲まれて
人の名前が彫ってありました。
なにを意味するのか尋ねましたが、
回答は得られませんでした。

→全ての窓の上に名前がありました。
市のショッピングストリートであるドン・コイ通りに
ある市民劇場(オペラハウス)です。
一時国会議事堂に使われたとかで、
1998年に元のオペラハウスに復元されたそうです。
コロニアル様式のフランスらしい建物です。

→ 横からの眺めです。
ドン・コイ通りです。
旧正月前の飾り付けで華やかです。
通りにはブランドショップが軒を並べています。
市の中心部にあるペンタイン市場です。
丁度中東のバザールのような感じです。
ここは野外の生鮮食料品売り場です。

→大きな建物の中に色々な店が並んでいます。
  勿論、値段交渉は必須です。
市場の前は公園になっています。
バイクタクシーが客待ちしています。
朝の散歩で歴史博物館まで歩きました。
1927年にフランス人によって建てられた建物です。
サイゴン動物園の敷地内にあり、朝早くて入場は
出来ませんでした。
博物館の反対側(撮影者の背後)が動植物園に
なっていました。
朝早くから歩道に座ってなにをしているのかと
思ったら、皆さん出勤前の珈琲を飲んでいるのです。
ベトナム人は大の珈琲好きだそうで、屋台で売っ
ているアイスコーヒーを椅子に座って飲むんだそうです。
街中の教会はなんとなく南を感じさせる
造りになっていました。
ミト― ここはメコン川クルーズの基点になっている街です
メコン川の滔々たる流れです。
ミト―へはホーチミン市から
車で約1時間半のメコンデルタ
に作られた街です。
メコン川の中州に有る船着き場から手漕ぎの船で
ジャングルクルーズに出掛けます。

→ メコンの支流にはヤシの林が続いています。
中州の人たちは果樹園と養蜂で収入を得ているそうです。
この果物はジャックフルーツで、ドリアンに似た味が
しますが、匂いはありません。

→左は蜂の蜜を持った女の子、
  右は中州で試食させてくれた果物類。
  マンゴー、ドラゴンフルーツ、龍眼、ジャック
  フルーツ、サボチェ??(柿そっくりの味)など
ミト―へ向かう途中で休憩したレストハウスでは
花が満開でした。
真中のポールは旧正月用の飾りだそうです。


→園内も色々な花が咲いていました。
ベトナム料理の一例です。

左上ベトナムの麺フォーです。
きしめん状の麺に肉とネギの簡単な面ですが美味しいです。
右上は黄色く見えるのはザボンの実です。実をほぐして
えびと和えたサラダです。
左下は魚料理。
右下は肉料理。
中国料理とはまた一味違う食事です。
左上はエレファントフィッシュのから揚げで、
ほぐした身を北京ダックのように味噌と包んで食べます。
右上は風船状に膨らませたお餅?でなかは空洞です。

→お嬢さんが切り分けてくれました。

左下はおなじみの生春巻き。
右下はフォーの一種でしょうが、
細いそうめんの様な麺でした。

写真には撮れませんでしたが、街中でフランスパンを
自転車に積んで売っています。フランス領であったためか
ここのフランスパンは大変おいしいです。
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