アントワープ

アントワープは北海に繋がるスヘルデ川の沿岸にあり、
ロッテルダムに次ぐ港湾となっています。都市としても
ベルギー第二の都市で、人口は45万人程です。
アントワープ出身のデザイナー達が世界のモード界で成功を納めたことから
ファッションの街としても有名になっています。
日本ではアニメの「フランダースの犬」で有名になりました。

市の中心、グローテ・マルクトに面する市庁舎です。1561〜1564年に
建設されたベルギー最大のルネッサンス建造物です。
マルクト広場を取り巻くギルドハウスです。正面の銅像はブラボーの像で
巨人の手を切り取り川に投げ込んだというお話を表しているそうです。
アントワープの語源も手を投げるという所から来てるらしいです。
正面にノートルダム大聖堂です。1352年の着工ですが、完成は1521年。
ネーデルランド最大のゴシック建築となりました。塔の高さは123mあります。
フランダースの犬ではこの大聖堂の中で主人公のネロとパトラッシュが
死んでいたことになっています。ネロが見たかったルーベンスの絵も
残っています。大聖堂の内部や絵画は右をクリックしてください。内部
大聖堂の塔屋と正門です。
トヨタがアントワープ市に寄贈したネロとパトラッシュの記念碑です。
ちょっと見難いですが、日本人の観光客用でしょうね。
13世紀の初頭にスヘルデ川の傍に建てられた城です。街を守るための城で
有ったようです。現在は海洋博物館として使用されています。
スヘルデ川の岸辺には遊歩道も作られ、家族連れの憩いの場になっています。




左はネロとパトラッシュの銅像です。
アントワープの近郊農村キーボー
ケンに立っています。
アニメが放映されてのち、日本から
沢山の問い合わせがあり、役場の人
が色々調べてこの話が分かり、
観光用に作ったものだそうです。
実際にネロとパトラッシュが死んだ
のは大聖堂ではなく、この近在の
教会だったそうです。
往復に1時間以上かけて見に来る
のはおそらく日本人以外はいない
でしょう。
ベルギーの古城

ベルギーのアルデンヌ地方には古城が幾つかあります。
ルクセンブルグへの往来時に2か所の古城を訪れました。

アンヌボア城
アンヌヴォア城はベルギーの中程、ディナンの北寄りにあります。
1696年にモンべりエがハロワ家からこの城を入手し、1758年から造園を始めた
そうです。爾来、子々孫々がこの庭園を継承し、現在の状態になっています。
個人の家なので、城内は参観できませんが、庭園を自由に歩くことができます。
庭園はフランス様式(左右対称)、イタリア様式(泉水)、イギリス様式(人工美)の
共存となっています。自然の高低差を利用した水の流れが庭園をみずみずしく
していました。
アンヌヴォア城本館です。現在持ち主が居住しています。
城の前の池に映る影が周辺の木々と溶け合っていました。
朝の光の中で紅柏(?だったかな)の色が何とも言えませんでした。
園内には数多くの噴水が作られています。
フランス様式の遊歩道です。突き当りには人の生涯である、幼、青、壮、老
を表した4体の彫刻があます。
1952年に整備された花壇です。18世紀には花はそれほど重要な材料では
なかったそうです。
モダーブ城

モダーブ城はワロン地方では最も美しい城と言われています。
13世紀の城の基部を利用し1658年にフランス様式に改造されたそうです。
外観は下記をご覧ください。城の内部は右をクリックしてください。 

モダーブ城の正面です。
道路(奥の方向)からお城(手前)へのアプローチロードです。
城の入口から右手の方向です。
城の左手側面です。
お城の庭です。紅柏(?)の色が特徴的でした。
満開のモクレンと城閣です。
デルビュイ世界一小さい街
アルデンヌ地方の森の中の小さい街。ギネスブックでも世界一小さい街として
登録されています。
とにかく10分もあれば街を一回り出来るくらいの大きさです。


この地図が街のすべてです。
ウルト河畔から眺めるウルセル伯爵城です。
1632年に建てられた聖ニコラス教会です。現在外装を修復中でした。
街中は車がやっと一台通れる石畳の道路と石造りの家が並んでいます。
自然に包まれた可愛い建物が童話の世界に誘い込んでくれるようです。
デルビュイの名物料理はウルト川で獲れるマスの料理でした。
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