中部フランス
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ここでの中部フランスはロワール地方からリヨンまでとしました。
今回は南から北上しましたのでリヨン〜ブールジュ〜ロワール地方と
廻りました。葡萄酒の産地ブルゴーニュとボルドーはともに中部に位置
しますが、その真中を通ってきましたので、いずれにも立ち寄らずでした。
それでも、ロワール地方ではワインのテイスティングも出来ました。
中部地区は牧場と葡萄、オリーブ等の果樹園、菜種畑に小麦畑が
広がっていました。
牧場には白い牛が沢山飼育されています。酪農用の牛でしょう。
勿論街は古い時代を彷彿とさせる建物が沢山残っていました。

リヨン
古代から栄えた物資の集散地です。絹織物と印刷が産業のメインであった
ようです。現在は金融の中心地で銀行の本店が沢山ある街でもあります。
また、1892年に僅か45秒間の映画が初めて作られたのもここリヨンだそうです。
今回見られませんでしたが紀元前43年に作られたフランスで
最大級のローマ劇場跡もここにあります。
フルヴィエールの丘にある
フルヴィエール寺院です。
白亜の聖堂です。
献金により1872〜1896年
に建設されています。
右手の鐘楼の上には
金色の聖母像が載せられて
います。
寺院はリヨン歴史地区の一部と
して世界遺産に登録されています。
聖堂の傍にある建物
説明聞いたと思いますが
思い出せない。
フルヴィエールの丘からの
リヨン市の眺めです。
手前の川はソーヌ川、
その向こうに緑のラインが
あるのがローヌ川です。
ソーヌ川より手前が旧市街。
右手中央の教会は
旧市街地にある
サン・ジャン大聖堂です。
1180〜1480年にかけて
建設されています。
ソーヌ川を挟んで
手前旧市街と向こう新市街が
続いています。
旧市街は石畳の道路です。
ローヌ川の向こうに立つ
高い建物はホテルです。
リヨンで最も高い建物です。
新市街地になります。
リオン新市街の眺めです。
広い場所は
ベルクール広場です。
横300m、縦200mあります。
乗馬姿の銅像はルイ14世像
です。
フルヴィエール寺院の
サファードの右手の塔です。
修理中です。
サファード正面も修理中との
ことでしたが、幸いにも
既に終わっていました。

画面にポインターを置くと
右手の塔の下にある
彫像がご覧いただけます。
左は鐘楼の上部にある
聖母像です。
右は聖堂の後ろ側の塔の
状況です。
外の修復が終わっていた
代わりに、内部が修理中
でした。
この大聖堂の内部は
外観と異なり
非常に豪華な造りに
なっており、
4枚の壁画は全て
モザイク作りになっていました。
少し見難いですが、
キリストの物語を
モザイクで描いています。
これは聖堂内の床の
モザイクです。
リヨンは食の街とも言われます。
夜の食事はサラダとリヨン風クネル
(魚のすり身の料理)でしたが、
ちょっと侘しい感じです。
団体ツアーの宿命でしょう。
かまぼこを煮込んでソースで
食べるようなものでした。
リヨンからブールジュへ(390km)
走る車窓からの眺めです。
手前は葡萄畑、奥は牧草畑。
酪農と果樹園が主力のようです。
途中のドライブインで
犬を連れた女の子に
であいました。
犬もまさに家族でした。
白い動物は豚でも羊でもなく
牛でした。
牧場です。
この辺りも殆ど牧場に
なっていました。
道路沿いに白い花が咲いて
いましたが、花の種類までは
見分けられません。

ブールジュ Bourges

リヨンからまっすぐ北上するとブルゴーニュ地方を通って
パリへの道が有りますが、今回はぶどう酒の故郷は迂回して
西よりの道を通ってブールジュへ出ました。
ブールジュは人口7万余人の小さな街です。
ここにあるブールジュ大聖堂は世界遺産産に登録されて
います。
ブールジュ駅です。
こじんまりした駅ですが、
ロータリーには噴水があり、
綺麗な駅でした。
駅前通りです。
この通りを道なりに進むと
ブールジュ大聖堂に出ます。
この辺りは新しい街です。
旧市街に入っています。
旧市街の街路樹は
四角に刈られています。
なかなか綺麗なものです。
四角い街路樹の先に
ブールジュ大聖堂の
後ろ姿が見えてきます。
この教会は後ろから
入場しました。
後ろ姿の方が綺麗です。
聖堂上部の屋根と
正面の門は改修中でした。
ブールジュ大聖堂は
世界遺産の登録名で
正式にはサン・テティエンヌ
大聖堂と呼ばれます。
前面です。
正面正門はまだ修復中で
見ることが出来ません。
左右4つの門は
既に修理が終わり公開されて
いました。
数週間前に来た人は
全面修理用幕に覆われて
いたそうです。

上部の装飾は比較的
シンプルになっていますが、
凹凸がはっきりしています。

左北塔は66m、右南塔は
58mの高さです。
この教会の正面入り口は
5か所あります。
中央門は修理中でした。
ここの最後の審判は
巨大なサファードになって
いるそうですが、見られません
でした。
写真は右側の2門です。
(左)左手2番目の門のです。
(右)南門扉の彫り物です。
聖堂内へは南門扉から
出入りします。
あちこちで修理改修が
行われています。
内陣の祭壇です。
中央身廊の西側です。
パイプオルガンが設置
されています。
側廊の柱が中央の
柱より高いため身廊の
天井がより高く見えるように
なっています。
この教会は側廊が
二本あります。これが
特徴だそうです。
その代わり翼の部分が
ありません。
ずん胴の建物になっています。
ここには13世紀時代の
ステンドグラスが残されて
います。
その数と美しさは大変な
ものです。

ステンドグラスの数々は
下のボタンからお入りください。
   ステンドグラス
大聖堂の傍にある庭園の
中にあった建物。
工芸品美術館です。
フランス最高職人の作品を
展示しているそうですが、
中には入りませんでした。
旧市街の並木は
綺麗に角型にカットされて
います。
ブールジュは美しい街でしたが、
そこでの昼食はひどかった。
今回のツアーでは食事は総じて
プアーなものが多かったけど、
ここは殆ど犬の餌なみでした。
一応肉料理らしいんだけど。
左のスープはまあまあかな。
ロワール地方 Loire
フランスの西南部にある地域でフランス最長のロワール川(1,020km)に沿って
発展したロワール地方は風光明美なこともあって1,000以上の城が
作られています。歴代の君主がこの地に城を作ったこともあり、ロワール渓谷は
王家の谷の称号も得ています。
今回はツール市の周辺の城を二つだけ廻りました。
シュノンソー城ではフランス旅行ではここだけ雨に降られてしまいました。

シャンポール城 シャンポール城はロワール地区では最大の城となっています。フランソワ1世のために
建てられた城です。1519〜1547年に建設されています。一説にはレオナルド・ダ・
ビンチの設計とも言われています。ルネッサンス様式が各所に取り入れられています。
シャンボール城の全景です。
尖塔が幾つもあり、
いずれもが華美な装飾が
なされています。

ポインターを画面に置くと
別の角度からのお城を
ご覧頂けます。
シャンボール城の
敷地にある教会です。
ここで結婚式を挙げる
若者が多いそうです。
庭園の中にある石橋は
お城とよくマッチしています。
お城と駐車場を結ぶ
アプローチロードには
古い木造の家が並んでいます。
ロワール地方では木造の家が
結構多いそうですが、
車窓からはあまり見つけられ
ませんでした。
シュノンソー城 シュノンソー城は16世紀にマルク家の要塞跡に建てられたお城です。
代代の城主が女性であっことから「6人の女の城」とも呼ばれています。
城はシェール川の上に建てられています
アプローチ道路からの
お城の全景です。
右手の塔はマルク家の要塞の
残された部分です。
左手の城がシャルル8世の侍従
トマ・ボイエにより建てられた
城です。
城は川の上に張り出す様に
作られています
城を繋ぐ入口はこの小さな橋
だけです。
周囲には大きな庭が
作られています。
これは城の南西にある庭で
最初の城主ディアーヌ
(アンリ2世の愛妾)がつくらせた
のでディアーヌの庭と呼ばれて
います。
こちらは城の東側にある庭で、
カトリーヌの庭と呼ばれています。
アンリ2世の未亡人カトリーヌは
ディアーヌをこの城から追い出し
自ら入城して、城と庭園の
改修を行いました。
お城の中にある
ルイ14世のサロンです。
1650年にシュノンソー城を
訪れたルイ14世がその記念に
自分の肖像画、タペストリー、
家具などを贈りました。
それがこの部屋に置かれて
います。

お城の内部は下記から
お入り頂けます。
   シュノンソー城内部
ツール近辺 ツールはフランスの中部ロワール地方の中心部にありローマ時代から
栄えた街です。ロワール川とシェール川に挟まれた旧都は15世紀には
一時王国の首都になったこともあります。
今回宿泊は工業団地に近い場所で、旧市街を見ることはできませんでした。
シャンボール城とシュノンソー城の
間にある小さな村です。
左手の家が酒屋さんでここで
ワインのテイスティングをさせて
貰いました。
小振りな教会も時代を感じさせる
建物でした。
村役場か町役場でしょうか。
お役所でした。
こじんまりした広場は村人の
心休める場所なのでしょう。
村の民家です。
無断で少し中まで入れてもらい
ましたが、綺麗に住んでいました。
こちらは別の民家の外観です。
二階部分を全て蔽う屋根と煙突が
絵になっていました。
ツールでの夕食は、
左。羊肉のラビオリ入り野菜スープと
右。サーモンと人参のクリームソース
   添え
デザートはティラミスでした。
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