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葛飾区の風景
葛飾区の面積は34.8㎢、人口は44.7万人で、1932年(昭和7)に東京市葛飾区が
成立し、1943年(昭和18)に東京都葛飾区となっています。
柴又 菖蒲園 青砥
葛飾区は30の街からなる東京都の東端に位置する区です。
区全体が荒川より東側にある唯一の区です。
(江戸川区は一部が川より西側にあります)

区内には「寅さん」でおなじみの柴又や菖蒲で有名な堀切菖蒲園や
水元公園などがあります。

また、下町風情の街も多いです。
葛飾・柴又
葛飾と言えば柴又、柴又と言えば寅さん。柴又は寅さんシリーズで大変有名になった
といっても過言ではないでしょう。そのせいか、柴又には寅さんの面影があちらこちらで感じられます。

京成金町線柴又駅の駅前広場に
建てられた渥美清の「寅さん」像が
皆さんを出迎えてくれます。

京成本線高砂駅から
金町線で一駅です。
帝釈天参道入り口です。
参道には色々なお店が
並んでいます。
映画でもお馴染みの
帝釈天二天門です。

柴又の帝釈天は歴史的には江戸時代に
既に存在していたようですが、
明治半ばに再建され、大正初期に
現在の規模になったようです。
正式名は経栄山題経寺と称する
日蓮宗のお寺です。
昭和に入って、法華堂を取り囲む
法華経絵巻を題材とした彫刻が
完成しています。
鐘楼と右側淨行菩薩です。
今にも笠智衆がぬっと顔を
出しそうな帝釈堂です。

壁面の彫刻は下記を
クリックするとご覧頂けます。

彫刻を見る
本堂です。
右奥に大客殿があります。
大客殿頂経の間です。
床の間の柱は南天の床柱で
直径30cmあり、日本で最大と
言われています。

大客殿には横山大観筆の
「群猿遊戯図」屏風が飾られて
います。

画面にポインターを置くと
おさるの部分を拡大したものが
ご覧いただけます。
庭園は「𨗉渓園」と称されています。
池泉式庭園で1965年(昭和40)に
永井永楽の設計で造られたものです。

帝釈天から徒歩5分で
寅さん記念館に出ます。
映画のセットや場面の動画、
今までのマドンナのスチール
などが展示されています

画面にポインターを置くと
入り口で寅さんが看板を
直している所をご覧頂けます。
「矢切りの渡し」舟です。
左が葛飾の乗り場です。
右の方に松戸の渡し乗り場があります。
矢切りの渡しは石本美由紀氏の作詞で
ちあきなおみ、細川たかしなどが
歌ったことでこれも大変有名になりました。

矢切は千葉県松戸市にあります。
こちらの地名が付けられています。
記念館の傍にある「山本亭」
です。山本亭は大正末期から
昭和初期に建てられた
和洋折衷のお屋敷です。
1991年(平成3)より
一般公開されています。
玄関右手にある洋室です。
山本亭の庭園です。
この庭を見ながらお茶を
頂くことが出来ます。
東京葛飾には二つの花菖蒲で有名な場所があります。「堀切菖蒲園」と「水元公園」です。
堀切は下町のど真ん中に有り、200種6,000株の花菖蒲園です。
都内唯一の水郷公園である「水元公園」では80種1.4万株の花菖蒲が6月に満開となります。
堀切菖蒲園内です。

200種の菖蒲には
夫々名札が付けられています。
菖蒲園は下町の中にあり、
物干し台の見える菖蒲園です。
背景には人間臭さを感じます。
高速道路とのコラボも
都会の中の花園の宿命でしょう。
中村汀子の句碑があります。

「花菖蒲 
   かがやく雨の
         走るなり」

1984年(昭和59)6月20日に
堀切菖蒲園を訪れた汀子が
この句を詠みました。 
6月の花のシーズンには
大勢の花見客が訪れます。
菖蒲園に辿り着くまでの道は
下町の雰囲気満点で、
この時は紫陽花が小路を
彩っていました。
堀切駅近くにある
「しょうぶ七福神」です。

1926年(大正15)にこの地に
あった「毛無池」を埋め立て、
弁財社が建立されました。
1994年(平成6)に堀切の繁栄を
願い、高さ3mの七福神が祀られ
ました。
水元公園は京成電鉄金町駅から
バスで5分ほどの所にある
菖蒲で有名な公園です。
80種14、000株が公園内に
分散して植えられています。

中川と江戸川を結ぶ大場川の
川沿いにあります。

6月には「しょうぶまつり」が
行われます。

公園内にある水元大橋です。

川が県境となっており、対岸は
三郷市の埼玉県立みさと公園
になっています。
こちらの菖蒲園もシーズンには
大勢の見物客が訪れます。
対岸は美里公園です。

水元公園の菖蒲は80種と
種類は堀切より少ないですが、
広さと株数では遥かに大きい
公園です。
菖蒲園内には板橋も渡され、
鑑賞しやすい様になっています。
中学生が写生に訪れています。
水元公園の菖蒲です。
青砥・立石
京成本線青砥駅を中心に広がる青砥地区は隣の駅の高砂や立石を含めて、東京の下町を形成しています。
堀切菖蒲園と柴又の中間に位置しています。立石には葛飾区役所があります。
京成本線「青砥」駅の入口です。

右手の方に多分正門と思われる
入口もあります。

画面にポインターを置くと
別の入口もご覧いただけます。
こちらから入るとショップが
あります。
駅付近の住宅はまさに下町を
髣髴とさせる家並みです。
立石地区になりますが、
元葛飾区役所の後に
葛飾文化会館が建てられています。
別名「かつしかシンフォニーホール」と
称されています。

内部には大きなホールがあります。

画面にポインターを置くと
裏側から見た建物がご覧頂けます。
シンフォニーホールらしく
入口にはモーツアルトの像が
立っています。

立石7丁目にある「證願寺」です。
この付近にはお寺が並んでいます。

證願寺の門には色々な動物の絵が
描かれています。

狛犬は狛獅子と狛サイに
なっています。
左は獅子、右はサイの像です。
お寺の入口にある建物は
一部が水族館、屋上には
天文台が設けられています。

画面にポインターを置くと
宇宙航空機の模型を張り付けた
建物の表側をご覧頂けます。
同じく立石7丁目にある
「源寿院」です。

左手のビルが本館で、
右手のビルはホールに
なっています。

画面にポインターを置くと
ホールをご覧いただけます。

この日は葬儀が行われて
いたようですが、まさに
ビジネスビルの中で儀式が
行われている感じです。
浄土宗「貞厳寺」です。

門にはお寺の名前がありますが、
本堂は全く下町の住宅風です。
貞厳寺の入口にある
マンションですが、二階から
一回までつる植物が大量に
垂れ下がっていました。

まさに下町の風景でしょう。
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